2016年度 社会情報処理II 期末試験問題

sip-ii-exam@e.koeki-u.ac.jp 宛に送信せよ。 本文は

という構成とすること。解答に際してはどのような計算手段を用いてもよいが, 計算過程が分かるようなものを添えること(必要ならファイル添付も可)。

薬の効果

ある慢性疾患に効くとされる A 薬の薬効を年齢ごとに調査し、 以下の表のような結果を得た。

効果あり効果なし
30代40646
40代9032122
50代10420124
23458292

次の問に答えよ。

  1. 各世代別の群それぞれについて、「効果あり」、「効果なし」 の割合を百分率で求めよ。数値は四捨五入により小数第2位まで求めよ。
  2. 世代間における効果の有無に有意な差はあるといえるか。 有意水準5%で、正しい手順で検定せよ。

飲料の効果

架空の新型特保飲料 B が、ある成分 ω の血中濃度を下げるかを調査した。 希望者 10 人を集めて、普通の水を飲んだあとと、飲料 B を飲んだあとそれぞれの血中 ω 濃度を調べた。

被検者12345678910
313325400365435322336382384286
B336355313337276393314286373348
  1. 「B を飲まないときと B を飲んだとき」で比べるのではなく、 「水を飲んだときと B を飲んだとき」で比べているのはなぜか。

  2. 飲料 B に血中 ω 濃度降下作用はあると判断してよいか。 正しい手順で検定せよ。有意水準は 5% とする。

散布図

1000人分の身長体重を収めたCSVファイル hw1000.csv を読み取り、横軸(x軸)を身長(cm)、縦軸(y軸)を体重(kg)として xy平面にプロットしたグラフを作成せよ。解答にはファイル読込から plot呼出しまでのRの操作過程を示し、グラフは 学籍番号-hw.jpg というファイル名のJPEG画像にして添付提出すること。

以上