Rubyと違い、必ず最初にコンパイルして、機械語に直さなければな らないことに気をつける。つまり、プログラムを入力して、実際に動かすまでの 流れは
のようになる。実際の手順を練習してみよう。
どんなプログラミング言語を習い始めるときにも、まずは Hello, World という
メッセージを出すのがお約束である。ここでも作ってみよう。
自分で決めたディレクトリの中にhello.c
というファイルを作ろう。
例:
C言語プログラム作成用のディレクトリを作成する。ktermで、
% mkdir C-lang
する。ディレクトリの作成は最初の授業のときに一回だけやれば良い。
~/C-lang
ディレクトリに移動する。
% cd C-lang
Emacsで、C-x C-f (find-file)
して、
~/C-lang/hello.c
ファイルの中味を次のようにする。 書き終えたら保存(C-x C-s)。
#include <stdio.h> into main() { printf("Hello, world!\n"); }
ktermで、gcc
コマンドでコンパイルする。
% gcc -o hello hello.c
おそらくエラーが出る
hello.c:2: parse error before `main'
error という単語が一つでも含まれたら、
コンパイル失敗である。hello.c:2
と
出ているのは hello.c
の2行目にエラーがある
ということを意味している。
プログラムを直そう。正解は into
ではなくint
が正しい。
#include <stdio.h> int main() { printf("Hello, world!\n"); }
もういちど ktermで、コンパイルする。
% gcc -o hello hello.c
こんどは怒られない。成功。
実行させてみる。ktermで、
% ./hello
とうつとプログラムが動いて、結果が出る。
Hello, world!
おめでとう