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#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

hoi = ["上","下","右","左"]

srand
comp=rand(4)

STDERR.print"あっちむいてほい!(0: 上,1: 下,2: 右,3: 左) :"
user = gets.chomp!.to_i

printf("あなたは %s でした \n", hoi[comp])
printf("わたしは %s でした。\n", hoi[user])

• rand(4)：4未満の整数（0、1、2、3）からランダムな値を返す
• srand：乱数発生の種を作る。これがないとrandで毎回同じ値が出てきてしまう

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#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

print"爆弾の解体だ！最後に二本のコードが残された。\n"
print"どちらを切る？\n"
print"0：赤、1：青\n"
bomb = gets.chomp!.to_i
sleep(2)
print"よし！切るぞ！\n"
sleep(1)
print"チョキッ\n"
sleep(1)
srand
target = rand(2)

if bomb == target
  print"解体成功!!\n"
else
  print"ドカーン!!\n"
end

• sleep(1)：次の行に進むまでに1秒間停止する。sleep(2)なら2秒間停止する。

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#! /usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

list = ["赤","黄","青"]

print"あなたの反応時間を計測します。準備は良いですか(y or n)"
junbi = gets.chomp!

if junbi == "y"
  sleep(1)
  print"赤と表示されたら1、黄なら2、青なら3を押してください。\n"
else
  print"そうですかさようなら\n"
  exit(1)
end

sleep(1)

srand
color = rand(3)
print"\n"
printf("%s\n",list[color])

start = Time.now

choice = gets.chomp.to_i

reaction_time = Time.now - start
printf("表示されたのは%s、あなたの回答は%s\n",
list[color],list[choice-1])

if color == choice-1
  print"正解です\n"
else
  print"はずれです\n"
end

printf("反応時間は%3.2f秒でした\n",reaction_time)

• Time.now：現在時刻を返す。2地点で現在時刻を取得し、差をとると経過時間を調べることができる。このプログラムでは刺激提示直後と反応直後の時刻の差を取って反応時間としている。
• exit(1)：プログラムを強制終了する。

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#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

print "1～3の好きな数字を入力してください。\n"
print "コンピュータが選んだ数字と同じならあなたの勝ち。\n"
number = gets.chomp!.to_i

srand
comp = rand(3) + 1

if number == comp
  system 'banner YOU WIN'
else
  system 'banner YOU LOSE'
end

sime{c11xxxx}% chmod +x banner.rb[Return]
sime{c11xxxx}% ./banner.rb[Return]
1～3の好きな数字を入力してください。
コンピュータが選んだ数字と同じならあなたの勝ち。
1[Return]

#     # ####### #     #
 #   #  #     # #     #
  # #   #     # #     #
   #    #     # #     #
   #    #     # #     #
   #    #     # #     #
   #    #######  #####


#     #   ###   #     #
#  #  #    #    ##    #
#  #  #    #    # #   #
#  #  #    #    #  #  #
#  #  #    #    #   # #
#  #  #    #    #    ##
 ## ##    ###   #     #

• banner：ktermで大きな文字を表示させるコマンド。'banner MESSAGE'でMESSAGEを大きな文字で表示する。
• system：ktermのコマンドを実施させるためのコマンド。

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ktermで画像ファイルを表示させるコマンドであるdisplayコマンドをsystemコマンドと組み合わせて使用することで、プログラム実行中に画像を表示させることができる。

あらかじめ画像を作成しておき（以下のプログラムではimage001.png）、プログラムと同じディレクトリに保存しておく。実行すると、ktermとは別に新規のウィンドウがポップアップで出現し、画像が表示される。表示されたまま消えないので、消したい場合にはpkillコマンドを使用する。

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

print"1～3の好きな数字を選んでください"
number = gets.chomp!.to_i

if number == 1
  system 'display image001.png&'
  print"おめでとう\n"
else
  print"残念\n"
end

sleep(3)
system 'pkill display -U `whoami`'

• display：ktermでImageMagickというソフトウェアを起動するためのコマンド。'display 画像ファイル名&'で指定した画像ファイルを開いて表示する。ファイル名の後ろに&を必ずつけること。
• pkill：ktermのコマンドを実施させるためのコマンド。

pkill コマンドの-U はオプションで、-U ユーザ とすると、特定のユーザの指定したコマンドを止める。whoami は、今その Kterm を動かしているユーザ ID を知るためのコマンド。

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ESCの後ろに決まった文字列を出力すると、画面制御や文字色の変更を行うことが出来る。これをエスケープシーケンスという。ESCはプログラム中では\eで表現できるので\eと組み合わせることになる。

文字色の変更

ESC [XmのXの部分に以下の数字を指定することで、対応する色やスタイルが適用される。

文字色や背景色を同時に指定する場合は数字をセミコロンで区切ってつなげて指定する。

例：文字色を黄色(33)にする

printf("Hello \e[33mRuby\n")

例：背景色を水色(46)にしてアンダーライン(4)を引く

printf("Hello \e[4;46mRuby\n")

これらの設定をすると次の行以降も全部同じ色になるのでESC [ m を出力して文字の属性を元に戻す。

printf("\e[m\n")

画面操作

画面消去やカーソルを移動するエスケープシーケンスについて示す。

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末尾の要素の指定

配列はインデックスを指定して要素を取り出す。インデックスは0を基点とするが、マイナスの値を用いると、末尾から順に取り出すことができる。[-1]とすれば末尾の要素、[-2]ならば最後から2番目の要素となる。

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

hoge = [100, 200, 300, 400, 500, 600]

p hoge[0]  #=>100
p hoge[1]  #=>200
p hoge[-1] #=>600
p hoge[-2] #=>500
p hoge[-3] #=>400

複製を作る

配列は単に複製を作ると、2つの配列変数ができるが、内部に保持されている要素自体は複製されない。要素まで含めたコピーを行う際は、Marshalモジュールを利用すると簡単である。

dump.rb

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

a = [100,200,300]

b = a  配列aの複製として配列bを作成
c = Marshal.load(Marshal.dump(a))
       配列aの複製として配列cを作成
a[3]=400  配列aに要素を追加する

p a
p b
p c

sime{c11xxxx}% chmod +x dump.rb[Return]
sime{c11xxxx}% ./dump.rb[Return]
[100, 200, 300, 400]  配列aには400が追加されている
[100, 200, 300, 400]  配列bにも400が追加されている
[100, 200, 300]  配列cには400が追加されていない

• Marshal.load(Marshal.dump(配列))：配列を要素まで含めてコピーする。

共通要素の取り出し

&演算子を用い、配列a&配列bとすると、2つの配列に共通する要素をまとめた配列を返す。以下のプログラムでは、もともと好きなものが記載された配列favoriteと、実行後に好きなものが代入される配列answerの共通要素を取り出してmatchという配列を作成している。そして、match.lengthでmatchに含まれる要素の個数を調べている。これにより一致した要素の個数がわかる。

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

favorite = ["緑","猫","コーヒー","ご飯"]

answer = Array.new

print"相性占い\n"
print"好きな色は？"
answer[0] = gets.chomp!
print"好きな動物は？"
answer[1] = gets.chomp!
print"好きな飲み物は？"
answer[2] = gets.chomp!
print"好きな食べ物は？"
answer[3] = gets.chomp!

match = favorite & answer
printf("4問中%d個一致しました\n",match.length)

• 配列a & 配列b：2つの配列の共通する要素をまとめて配列として返す。

2つの配列の差をとる

-演算子は2つの配列を比較し、左辺の配列から右辺の配列に含まれる要素を削除した配列を返す。以下のプログラムでは、もともと好きなものが記載された配列favoriteと、実行後に好きなものが代入される配列answerを比較し、favorite内の要素のうちanswerに含まれないものが配列mismatchに代入される。そして、mismatch.lengthでmismatchに含まれる要素の個数を調べている。これにより一致しなかった要素の個数がわかる。

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

favorite = ["緑","猫","コーヒー","ご飯"]

answer = Array.new

print"相性占い\n"
print"好きな色は？"
answer[0] = gets.chomp!
print"好きな動物は？"
answer[1] = gets.chomp!
print"好きな飲み物は？"
answer[2] = gets.chomp!
print"好きな食べ物は？"
answer[3] = gets.chomp!

mismatch = favorite - answer
printf("4問中%d個一致しませんでした\n",mismatch.length)

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*演算子を使うと文字列を反復することができる。p "-" * 10 とすると、"----------"と表示される。これを利用してプログレスバーを作成したのが以下の2つのプログラムである。

progress.rbは、for-endを用い、iに1から50を順番に代入しながら繰り返し処理を行っている。sleepの待ち時間を0.1秒にして、0.1秒ごとに「-」が1つずつ増加するようにしている。一方、countdown.rbはdonwtoメソッドを用い、50から0まで1ずつ減らしながら順番にiに代入し繰り返し処理を行っている。こちらは「-」が0.1秒ごとに1つずつ減少する。

progress.rb

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

for i in 1..50
  bar = "-" * i
  STDERR.printf("\r|%-50s| ",bar)
  sleep(0.1)
end
print"\n"

countdown.rb

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-

50.downto(0) do |i|
  bar = "-" * i
  STDERR.printf("\r|%-50s| ",bar)
  sleep(0.1)
end
print"\n"

• *演算子：文字列を反復する。bar = "-" * iで、-をi回反復した文字列をbarに代入する。
• STDERR：printメソッドやprintfメソッドは、改行文字にたどりつくか、ある一定のデータサイズになるまで出力を行わずに溜めておく（バッファリング）。STDERRをつけることで出力操作と同時に遅延なく実際の出力を行わせることができる。STDERRを取り除いて実行してみると、STDERRの働きが良くわかる。
• \r：出力位置をその行の行頭に戻す。
• 開始値.downto(終了値) do |変数| ～ end：繰り返し構文。開始値から終了値まで1ずつ減らしながら順番に「変数」に代入し、繰り返し処理を行う。

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文字列は、Stringクラスに属した値である。文字列に関する様々な処理はStringクラスに備わっている以下のメソッドで行なうことができる。

Stringクラスの代表的メソッド

• + other - 文字列の結合

  元の文字列と別の文字列 other を繋げた文字列を新たに作りそれを返す。元の文字列は破壊されない。

  x="abc"
  x + "hoge"
   => "abchoge"
  x
   => "abc" (変わらない)

• << other - 文字列の破壊的追加

  元の文字列に別の文字列 other を追加する。 元の文字列自体が破壊的に変更される。

  
  x="abc"
  x << "hoge"  (x.concat("hoge") も同じ)
   => "abchoge"
  x
   => "abchoge" (変わる)

  元の文字列を保存する必要がある場合は + を、そうでない場合は << を利用する。

• [nth] - nth番目の文字

  元の文字列の nth 番目(0から数える)の文字(の文字コード) を返す。

  
  x="ABCabc"
  x[0]
   => 65 (Aの文字コード)
  x[-2]
   => 98 (bの文字コード)

  添字に負の整数を指定すると、文字列の最後から数える。つまり、-1が最後の文字で-2が最後から2文字目となる。

• [start..last] - 部分文字列の取り出し(1)

  元の文字列の start 番目(0から)の文字からlast 番目の文字までの部分文字列を返す。start番目の文字と、last番目の文字列を両端に含む。

  x="abcdefg"
  x[2..5]
   => "cdef"
  

  添字に負の整数を指定すると文字列の最後から数える。

  x="abcdefg"
  x[3..-1]
   => "defg"
  x[-3..-1]
   => "efg"
  

• [start, length] - 部分文字列の取り出し(2)

  元の文字列の start 番目(0から)の文字からlength 文字分の部分文字列を返す。

  x="abcdefg"
  x[3, 2]
   => "de"
  x[4, 1000]
   => "efg"