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(12) 発表資料作成
[1]発表資料作成
本日は、ワープロ課題を完成させる時間とする。もう一度作業内容について確認した上で、終わっていない作業を完成させよう。
実施すること
自分で自由にテーマを設定し、そのテーマについて調べた上で、自分なりの意見や解決策を検討する。これらをLibreOffice Writerを用いて適切にまとめて提出し、内容について発表会で発表する。
課題の進め方
以下の流れで実施する。LibreOffice Writerを使用してまとめる。
- テーマを決定する
- そのテーマについて、WWWやCiNiiを用いて検索し、テーマに関連する統計データと、関連する論文を見つける。それぞれ最低1つは見つけること
- 見つけた資料をまとめる。この際、盗作と疑われないよう適切に引用する
- 見出しや図表などは自動的に連番がつけられるよう、スタイル設定機能を使用する
- 自分の意見を述べ、レポートをまとめる
- まとめた結果を発表する
第13回・14回の授業を発表会とし、まとめた結果を発表する。レポートの提出は13回目の授業の前日までとする。
作成例
以下のファイルは、ワープロ課題の作成例である。各自が定めたテーマとは異なるが、レポートの構成や論理展開、Writerのスタイル設定を参考にしてほしい。
[2]良い発表を行う上での注意点
作成した資料を用いて発表を行う際の注意点は以下の通り。
- 聴衆の分析を行う
- 聴衆がどのような属性を持っているのかに応じて話す内容は変化させるべきである。聴衆の人数、興味、前提知識などは把握(予測)しておくことが望ましい。興味がないなら興味を引くための導入がないと聞いてもらえないし、前提知識がないならば用語の定義をしっかりする必要がある。
- テーマを明確にする
- 例えば「インターネットについて」ではテーマが広すぎて、ネットワークの 仕組みや歴史から犯罪まであらゆる問題を網羅的に話すことはできない。結 果的に、いずれの項目も概要を述べるにとどまり聴衆は不十分な発表で あると感じてしまう。短時間で効果的な発表を行うためにはテーマを明 確に、かつ絞ることが望ましい。
- 聴衆を引き込む
- 発表テーマを取り上げる理由を最初に述べる。「交通事故が多いので事故の発生メカニズムを調べて自分なりに対策を考えたいと思った」が理由であれば、事故は誰にでも関連することであるため、話を熱心に聞こうと思うかもしれない。しかし、「私は紅茶が好きなので紅茶のことをもっと知りたいと思って調べた」では、個人的な好みの話なので聞く必要がないと感じる可能性がある。この場合は「紅茶の良さを多くの人に知ってもらうために、紅茶の効用を調べたいと思った」などとするとよいだろう。
- なぜ、話を聞く必要があるのかということが明確になるよう、話を聞くことの意義を最初の段階で明確にしよう。
- 聞き手のレベルに合わせる
- 今回は、テーマがばらばらなため発表するテーマについて聞き手はほとんど予備知識を持っていない。用語の説明等、その分野について十分な理解があれば不要と思われる説明もしておいた方が良い。
- 難しい言葉を使わない
- いろいろと資料を調べることで、難しい用語を理解し、使いこなせるようになっているが、聞き手はそれらの用語を知っているとは限らない。理解できない発表には関心を持ってもらえないし、難しい言葉を多用すると難解な印象を与えてしまう。できる限り平易な言葉を利用しよう。
- 早口で話さない
- 話したいことが多い場合、早口になりがちであるが、余り速すぎると聞き手は内容を理解することはできない。適度なスピードで滑舌よく、語尾を明瞭に話すよう心がけよう。
- ボディランゲージを使用する
- プレゼンテーションは話の内容のみでない。メモを見るために下を向きながら発表をしていると聞き手に熱意が伝わらない。髪をいじったり、不要にうろつくなどの行動は避け、前を向いて背筋を伸ばして自信を持って話そう。
[3]出席課題
進捗状況を報告する。
- To:課題提出用メールアドレス
- Subject:literacy12
- 本文:課題が完成した場合は感想を、完成していない場合は進捗状況を述べる
- 提出期限:授業終了時まで
レポート提出方法
- マナバフォリオに提出する
- URL:http://lin.koeki-u.ac.jp
- ID、パスワードはいずれも学籍番号(初期設定の場合;C大文字、最後の1桁まで)
- 課題の最終提出期限:6/5(月)17:00
- アップロードするファイルを間違える場合がある。提出後、念のため提出したファイルをダウンロードし、ファイルに誤りが無いことを確認しておく。提出間違いの場合は再提出する。
次週からは、各自でまとめた結果を発表してもらう。単に資料を読むだけでなく、聞き手にわかりやすい発表をするためにはどうしたらよいか考えておくこと。