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(14) 補講期間の授業内容:ワープロソフト[4] スタイル設定を用いたレポート作成

[1]本日の内容

本日は、これまで行ってきたデータ処理結果をまとめ、学年や自信群・不安群の回答の違いを考察し、レポートとしてまとめる作業を行う。今週と来週で作業を行い、来週の授業の終了時点でできたところまでを提出する。

なお、前回実施した分散分析は必須とではない、実施した人はレポートに盛り込むこと。ただし、分散分析の後の多重比較まで実施しないとどの組み合わせで差がみられたのかわからないので、盛り込むためには多重比較まで終わっている必要がある。

レポートの構成

以下の構成で作成するが、多少の変更は自由とする。結果では、グラフから読み取れることのみを述べ、その結果が意味することを考察で述べる。実用情報履修者のグラフの挿入位置は自由に決めてよい。

見出しや図表番号、相互参照等のスタイル設定を必ず行うこと。

  • 1.目的
  • 2.方法
  • 3.結果
    • 3-1.無効データの除去
    • 3-2.学年別の分析
      • 3-2-1.コンピュータ習熟率
      • 3-2-2.コンピュータ不安
      • 3-2-3.セキュリティ認知度
      • 3-2-4.セキュリティ理解度
      • 3-2-5.日ごろ利用しているソフトウェア
    • 3-3.自信群・不安群の分析
      • 3-3-1.自信群・不安群の分類基準
      • 3-3-2.コンピュータ習熟率
      • 3-3-3.コンピュータ不安
      • 3-3-4.セキュリティ認知度
      • 3-3-5.セキュリティ理解度
      • 3-3-6.日ごろ利用しているソフトウェア
  • 4.考察
    • 4-1.学年の影響
    • 4-2.自信群・不安群の違い
    • 4-3.実用情報履修者の特徴
  • 5.結論
  • 6.授業の感想

[2]レポートを書く上でのヒント

目的について

以下が目的である。うまく文章でまとめればよい。

  • 学年によって習熟度や理解度、不安は変化するのか
  • コンピュータ利用に自信がある人と不安がある人では習熟度や理解度に差があるのか
  • 実用情報履修者(ほとんどが3年生)は、同じ3年生と比べて違いがあるのか、また自信群や不安群と比べて似ている点、異なっている点はないか

方法について

昨年度神田ゼミで実施した質問紙調査268名分のデータに、今年度の実用情報履修者のデータを追加したこと、調査内容が利用状況、習熟度、利用不安、セキュリティ知識の4種類であることを簡潔に述べればよい。

本来のレポートでは、質問紙をどのように作ったかというようなことまで述べる必要があるが、今回は自分で作成したわけではないので割愛してよい。

結果の書き方について

単にグラフを掲載して、「図○は学年別習熟率のグラフである。」で終わるのではなく、そのグラフを見ればわかることを述べる。たとえば、「図○は学年別習熟率のグラフである。△△と□□は学年が上がるにつれて習熟率が増加する傾向が読み取れる。」というように述べる。

増加する理由について考えたことを述べるのが考察になる。

分散分析結果の書き方について

該当するグラフの説明を行った後で述べる。次のように書けばよい。

図○は学年別コンピュータ不安のグラフである。△△と□□は学年が上がるにつれて不安が増加する傾向が読み取れる。そこで各項目について学年を要因とした分散分析を実施したところ、因子1(F(2/18)=10.44, p<.01)、因子2(F(2/18)=6.44, p<.05)のみ5%水準で有意な差が見られた。それぞれについてLSD法による多重比較を行った結果、因子1では1年生が2年生に比べて有意に高く不安を感じており(1%水準)、因子2では、1年生=2年生<3年生=4年生の関係が見られた(いずれも5%水準)。

F(2/5)=10.44の部分は、F(要因の自由度/誤差の自由度)=F値の構成になっており、p<.05は5%水準で有意、p<.01は1%水準で有意を表す。有意でない場合はp>.05とする。

[3]出席課題

進捗状況を報告。ファイルの添付は不要。

提出要領

  • To:課題提出用メールアドレス
  • Subject:実用情報(14)