roy > naoya > 実用情報 > (12) 表計算ソフト[8] データ処理の効率化

(12) 07/10の授業内容: 表計算ソフト[8] データ処理の効率化

[1]本日の内容

前回は、各質問に対する学年別のデータ処理結果をグラフ化し、学年による回答の差異を吟味できるようにした。グラフから読み取れることについては、レポート作成時に考察で述べて欲しい。今回は、別の視点からデータ処理を行うことにする。

今回のテーマは、自信群と不安群の特徴を探ることである。3の質問項目はコンピュータに対する不安意識を探ったものであり、不安は次の3つの因子で説明できることがわかっている。

  • オペレーション不安:コンピュータ操作に対する不安(値が大きいほど不安が高い)
  • テクノロジー不安:新しいテクノロジに対する忌避的な態度(値が大きいほど避ける気持ちが強い)
  • 肯定的評価:コンピュータに対する肯定的な意識(値が高いほど否定的)

今回は、これらの得点が高い人(不安群)と低い人(自信群)の他の質問に対する回答を比較し、セキュリティに対する知識やコンピュータに対する習熟度、利用状況から不安や自信を説明することが出来ないかを検討する。

あわせて、実用情報履修者の回答を比較することで、履修者が不安群と自信群のどちらに近いのかを調べていこう。

[2]事前作業

raw_data.xls(前回まで使用しているファイル)を使用する。その上で次の作業を行う。

  1. 自信群と不安群の分析を行うため、「作業用」ワークシートの複製を作成し、「自信不安」というような名称をつける
  2. 「作業用」も「学年別」というような名称に変えておく
  3. 「自信不安」のワークシートでは、すでに学年別の集計が行われているので、グラフは削除(DELキーで削除可能)し、ワークシート下部の表の内容も消去する
  4. 因子1、因子2、因子3の各人の得点の合計を求め、合計得点に応じて並び替え(昇順)を行う
  5. 合計得点の低い50名を「自信群」、合計得点の高い50名を「不安群」とし、残りのデータは削除する

[3]自信群と不安群の回答の傾向

データの準備が出来たら、学年別のデータ処理を同じ処理を行ってみよう。最低でも上の4項目は完成させ、余力があれば下の2項目も実施してみよう。

まず、最低限実施すべき4項目について示す。

  1. 2の「基礎知識」〜「表計算」の6項目の群別平均習熟得点と平均習熟率
  2. 3の各因子の群別平均得点
  3. 4-1の各セキュリティリスクの群別認知率
  4. 4-2の各セキュリティリスクへの対策の理解度の群別平均点

次に、時間があれば実施して欲しい項目を示す。

  • 上の4項目について、群別のみでなく実用情報履修者の得点を算出する(前回のワークシートからコピーすればよい)
  • 2の個別の質問項目に対する群別平均習熟率
  • 1-9の主に使用する機能における、各機能の学年別使用率
  • その他1の各項目

[4]出席課題

raw_data.xls(作業ファイル)を添付ファイルで提出する。

提出要領

  • To:課題提出用メールアドレス
  • Subject:実用情報(12)