問題03-36 答え : イ 解説 著作権法とは、著作物とそれを創作した著作者の権利を保護する法律のこと。 著作物とは、思想または感情を創作的に表現したものであり、小説や音楽、 絵画、彫刻などの美術品、建築のほかに、コンピュータプログラムや ソフトウェアも含まれる。 その内容に沿ってそれぞれの選択肢を見てみると ア 「独創的な発明」を保護の対象とするのは特許法。 イ ソフトウェアとして作成されたプログラムは上記の説明のように著作権法に よって権利が保護されている。 ウ 創作されたデザインは意匠に当たるので、意匠法という法律で保護される。 エ 新製品のトレードマークは商標に該当するので、商標法で保護される。 よって答えはイとなる。 参考文献 ITパスポート試験/ITpro : http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100106/342903/ 問題03-37 答え : ウ 解説 労働基準法とは、労働法の中心である法律であり、賃金や労働時間、残業などの 労働条件に関する最低限の基準が制定されているもの。 労働基準法では1週40時間、1日8時間を法定労働時間として規定しており、 この時間を超える労働はさせないようにしている。 また、毎週最低でも1日、4週間を通して4日以上の休日を与えなければいけない。 このことから労働基準法では時間外労働、休日労働は原則として禁止している。 ただし例外として第36条で「労使の間で、時間外労働および休日労働について 書面による協定を締結し、この協定書を行政官庁に届け出た場合に限り、時間外 労働などで働かせることを認めている」となっている。 したがって答えはウとなる。 参考文献 ITパスポート試験/ITpro : http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100106/342904/ 問題03-38 答え : エ 解説 ア 意匠法は物品の形状や模様、色彩などの意匠を保護する目的の法律。 イ 商標法は、商品を区別するための標識を保護する目的の法律。 ウ 著作権法は、著作権の範囲と内容について定めた法律。 エ 特許法は、独創的な発明をした人物に対して特別の権利を与える法律。 このことから、コンピュータモデルを使った新しいビジネスモデルは独創的 な発想(発明)に当てはまるので答えはエとなる。 参考文献 平成22年 春期 ITパスポート 問7 : http://www.k4.dion.ne.jp/~type_f/22S_L1/22S_L1_07.html コトバンク「特許法について」 : http://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E8%A8%B1%E6%B3%95 問題03-39 答え : エ 解説 電子メールでは送信先を指定するときに、1つのあて先に送る「to」以外に、 「cc」と「bcc」がある。 cc:「カーボンコピー」の意味。toで送信した相手以外にメールのコピーを 送信したい相手を指定する。 bcc:「ブラインドカーボンコピー」の意味。ccではtoの相手にもccのあて先 がわかるようになっているが、これにするとbccのあて先はtoには 分らなくなる。 電子メールは情報送信には有効な手段だが、複数の相手に送信する場合には 状況に合わせtoとccとbccを使いわける必要性が出てくる。 このことから選択肢を見てみると、 ア toだとあて先が全員に分ってしまうので、顧客同士の個人情報が 流出してしまうことになる。 イ 電子メールに大容量の添付をすると、受信側の環境によっては大きな負荷が かかってしまう。これを回避するためには添付するものを圧縮、 もしくは分割をしてみるのが1つの方法である。 ウ アと同様。ccで複数のあて先に送るとcc同士でもあて先の情報が分って しまうので、顧客同士の個人情報が流出してしまう。 エ 送信先に他のあて先情報を知られたくない場合はbccを活用する。 よって答えはエとなる。 参考文献 ITパスポート試験.com : http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q1.html 問題03-40 答え : イ 解説 労働者派遣では、派遣された人員に対して派遣先の企業は業務や就業時間などに 関しての指揮命令権がある。 このことから、B社からA社に派遣されている派遣社員への指揮や命令、 および就業管理は派遣先であるA社の業務管理者が行う。 これはB社の派遣社員就業システムを使う場合でも変わらない。 よって答えはイである。 参考文献 平成22年 秋期 ITパスポート 問10 : http://www.k4.dion.ne.jp/~type_f/22A_L1/22A_L1_10.html 必ず受かる情報処理技術者試験 平成22年秋期 ITパスポート : http://kanauka.com/kakomon/ip/h22a/010.html