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(1) 04/09の授業内容:ログイン・ログアウト・入力練習

ログインとログアウト

204/205教室のコンピュータを利用する際はログインログアウトという作業が必要になる(2年生以降で使用する101/102教室の場合も同様)。今後授業や授業以外の時間に作成するデータは目の前にあるコンピュータではなく、royという事務局内のサーバに保存される。これにより、どのコンピュータを使用しても自分の保存したデータにアクセスできるようになる。同一のコンピュータを複数の人が利用するため、誰が利用しているのかをサーバに通知する必要がある。この作業をログイン、利用後の終了手続きをログアウトという。

ログイン
ユーザアカウントとパスワードを入力し、自分自身のデータにアクセスできるような状態にすること。コンピュータの使用開始手続き。
ログアウト
自分自身のデータにアクセス可能な状態を解消すること。コンピュータの終了手続き。

ログアウトを行わない場合やログアウトをせずに席を離れた場合、他人にデータを見られたり、書き換えられたり、削除されたりする可能性がある。

ログインパスワードの作成(変更)

204/205教室のコンピュータにログインするためのパスワードを作成する。本日作成したパスワードは、Windows、roy、2年生で使うpanの共通パスワードになる。パスワードはセキュリティ上の観点から、定期的にパスワード変更を行った方がよい。パスワードの作成・変更いずれも以下に示す手順で行う。

  • 手順1:本体の電源ボタンを押すと、ディスプレイに起動メニューが表示される。
    • W: Windows
    • U: Unix(pan):2年生以降に使用
    • N: NetBSD(roy):データが保存されるサーバ。電子メールを送る際やキーボードの入力練習を行う際にも利用する
    • D: ShutDown
  • 手順2:n(もしくはN)を入力し、[Enter]で、royに接続する。
  • 手順3:ユーザー名とパスワードを入力し、royにログインする。
    • ユーザー名:学籍番号の最後1桁を除去したもの
    • パスワード:既に作成している場合はそのパスワード、初めて作成する場合は初期パスワード(授業中に指示)
  • 手順4:背景が緑色のウィンドウ(Kterm)で、パスワード変更コマンドpswd[Enter]を入力。その後、
    • 現在のパスワードを入力
    • 新しいパスワードを入力(2回)
    で、パスワードが作成(変更)される。英数記号を組み合わせた10文字以上のパスワードでないと受け付けない
  • 手順5:背景が灰色のウィンドウ(console)で、royからログアウトするためのコマンドexit[Enter]を入力して、royのログイン画面に戻る。
  • 手順6:Ctrl+Alt+BackSpace(3つのキーを同時押し)で、起動メニューに戻る。

起動手順(電源投入〜ログイン)

  • 手順1:本体の電源ボタンを入れる。
  • 手順2:ディスプレイの電源を入れる。
  • 手順3:起動メニューが表示されたら、Windowsを起動するのでw(もしくはW)を入力し、[Enter]を押す。
  • 手順4:自分のユーザー名とパスワードを入力しOKを押す。
    • ユーザー名:学籍番号の最後1桁を除去したもの
    • パスワード:たった今作成したもの
    ユーザー名とパスワードを入力してOK

ログアウト

  • 手順1:画面左下のスタートボタンを押し、ログオフの部分を押す
    終了するときにはまずスタートメニューからログオフを選択
  • 手順2:「ログオフしますか」と表示されるので「ログオフ」を押す
    ログオフしてよいかたずねられるので「ログオフ」を押す
  • 手順3:起動メニューに戻るので、d(もしくはD)を押し、[Enter]
  • 手順4:「System shutdown time has arrived」のメッセージが表示された後で電源が自動的に切れる。
  • 手順5:ディスプレイの電源を切る。

授業の流れ

以下のテーマについて前期、後期の1年間で学ぶ。

  • タッチタイプの練習
  • 電子メール
  • インターネットによる情報検索
  • 著作権
  • 情報モラル
  • ワードプロセッサの利用(Microsoft Word, StarSuite Writer)
  • 表計算ソフトの利用(Microsoft Excel, StarSuite Calc)
  • Webページの作成
  • プレゼンテーションソフトの利用(Microsoft Powerpoint, StarSuite Impress)

授業用のページ

授業はWebページ(今見ているページ)を使いながら行う。WebページのURLはhttp://roy.e.koeki-u.ac.jp/である。

皆さんの前にあるコンピュータには、インターネットエクスプローラ(図左)とファイヤーフォックス(図右)の2種類のブラウザ(Webページ表示ソフト)がある。どちらでも好きな方を利用してよいが、教員は後者を利用して授業を行う。

IEとFFのアイコン

ディスプレイ上にはこれらの絵(アイコン)が表示されているので、利用するブラウザのアイコンにマウスを使ってカーソル(矢印)をあわせダブルクリックする(マウスの左側のボタンを2回連続して押す)と起動する(使える状態になる)。

ソフトウェアが起動したら、アドレスバー(図の赤○部分)に次のように入力し[Enter]を入力する。

http://roy.e.koeki-u.ac.jp/

アドレスバーに見たいページのURLを入力する

すると「東北公益文科大学学生専用サーバ」のページが表示される。ここで「神田」の部分をクリックし、さらに「情報リテラシーI」のページをクリックすると授業用のページを見ることができる。

trrを用いたタッチタイプの練習

キーボード入力の練習用アプリケーションであるtrrを用いて、タッチタイピングの練習をしてみよう。タッチタイピングとはキーボードを見ずに入力することを指す。かつてはブラインドタッチと呼ばれていたが、ブラインドタッチは目の見えない人に対する差別発言になるとの考えから、現在ではタッチタイピングと呼ばれるようになっている。

trrは皆さんが現在利用しているWindows内にあるアプリケーションではなく、UNIXサーバーroy内にあるアプリケーションである。royという他のコンピュータの中にあるので、そのコンピュータに接続してからでないと利用することができない。trrを使用するための手順は以下の通り。

手順1:royに接続する。接続するために利用するアプリケーションはTeraTermである。デスクトップのTeraTermのアイコンをダブルクリックして起動する。

TeraTermのアイコン

手順2:以下のような画面が表示される。ホストに接続先のコンピュータ名であるroy.e.koeki-u.ac.jpが表示されていることを確認する。表示されていない場合や間違っている場合は正しく入力し、いずれにしても[OK]をクリック。

roy.e.koeki-u.ac.jpと入力されているか確認。未入力ならば入力する

手順3:ユーザ名とパスフレーズ(=パスワードのこと)を入力する。いずれもWindowsにログインする時と同じものでよい。

IDとパスワードを入力する。いずれも授業中に説明する

手順4:ユーザ名とパスワードを正しく入力すれば以下のような画面が表示される。roy{naoya}のnaoyaの部分は自分の学籍番号になっている。これがUNIXのデスクトップである。Windowsの場合はデスクトップに様々なアイコンがあり、これをマウスでダブルクリックすればフォルダを開いたり、アプリケーションを起動したりすることができる。しかしUNIXの場合はダブルクリックのかわりに、登録されている特定の文字列を入力してアプリケーションを起動する。登録されている特定の文字列のことをコマンドという。

Royのログイン画面

手順5:trrを起動する。trrはemacsというアプリケーション上で動作する特殊なアプリケーションである。このためemacsを起動し、その後でtrrを起動するという手順を踏む。つまり、emacsを起動するコマンドを入力してemacsを起動した後で、trrを起動するコマンドを入力してtrrを起動する。具体的には以下の手順で入力する。

  • emacsの起動:emacs -nw[Enter]
  • trrの起動:[Esc]x trr[Enter]

正しく入力すれば、以下に示すtrrの初期画面が表示される。

trr初期画面

テキストの選択で1〜5まで選ぶことができる。入力になれていない人はとりあえず1から始めよう。自信がある人は5に挑戦してみよう。いずれかの数字を入力すると、以下のような画面が表示される。最初の1回目は(2)から(5)は何も表示されていないが、1回最後まで入力するといろいろな情報が表示されるようになる。

trr入力

  1. 入力部。上の行に表示されているのと同じように入力する。間違えた場合は正しく入力するまで次に進めない。行末の^Mは[Enter]をあらわす。
  2. 入力結果が表示される。字数/分が1分間に入力されたキーの数をあらわす。評価は1分間あたりの入力キー数−1分あたりの誤入力数×10となる。trrの試験ではこの得点を評価対象とする。
  3. 現在の目標の得点((2)の「評価」のこと)、これまでの最高得点、実施回数が表示される。目標をクリアすると次のステップに進み、新しい目標が設定される。
  4. 過去の実施履歴が表示される。
  5. 評価得点の推移が表示される。

最後まで入力すると以下のような画面に切り替わる。1を押すとtrrが終了する。2でテキストの種類を変更せずにもう一度実行、3でクラス内の順位が確認できる。11を押すとテキストの種類を変更できる。それ以外はあまり使わない。

trr入力終了後画面

1を押すとTrrが終了するが、起動するときに(1)TeraTermによるroyへの接続→(2)emacsの起動→(3)Trrの起動という手順を踏んでいるので、emacsを終了し、royへの接続を解除する必要がある。

  • emacsの終了:Ctrl+x Ctrl+c(Ctrl+xはCtrlキーを押しながらxを押すという意味)
  • royの接続解除:exit[Enter](キーボードからe,x,i,tと入力し[Enter]。接続を解除するとウィンドウが消える)

キーボード入力練習ソフトtrrの起動と終了

起動方法

  1. TeraTermを起動し、ユーザ名とパスフレーズを入力
  2. emacs -nw[Enter]でemacsを起動
  3. [Esc]x trr[Enter]でtrrを起動

終了方法

  1. 1[Enter](または97[Enter]でtrrを終了
  2. Ctrl+x Ctrl+cでemacsを終了
  3. exit[Enter]でroyとの接続を切断

ホームポジションについて

左手の小指、薬指、中指、人差し指をそれぞれ「a」「s」「d」「f」のキーにおく。右手は人差し指、中指、薬指、小指をそれぞれ「j」「k」「l」「;」のキーにおく。この位置をホームポジションと呼ぶ。両手とも人差し指のキーに「でっぱり」があるので、これを目安とする。

キーボードの各キーは、押す指が割り当てられている。ホームポジションを基点としてそれぞれの指を上下に動かすと、割り当てられたキーを無理なく押すことができる。キーの割り当てを絶対に守らなければならないということは無いが、最も自然な指の動きで入力が可能になるため、タッチタイピングを行うためには覚えておくのが無難である。

キーの割り当て