roy > naoya > 基礎プログラミングII[月2] > (12)自由課題実施期間[2] > 補足
本日取り上げるTgifはドロー系のソフトである。前回のGIMPはペイント系ソフトと呼ばれる。GIMPは筆を使って塗る要領で、画像を加工するのに対して、ドロー系ソフトのTgifは線や四角、円などの図形を組み合わせて図形描画を行う。パワーポイントで図形を描画するのと同じ要領である。
ktermで
pan{c10xxxx}% tgif &[Return]
終了はtgif画面でCtrl-qまたは、メニューバーのFileからQuit
もっと詳しい使い方は、Googleで「tgif 使い方」で検索して調べてみよう。
左側の作図ツールでT(Text)を選び、ドローエリア内の文字を配置したい場所をクリックする(後で移動できるので適当な位置でよい)。その後Ctrl-SPCを押すと、knput2(日本語入力窓)が起動する。アルファベットを先に入力してしまうと英語フォントに切り替わってしまい、Ctrl-SPCを押してもkinput2が起動しない。うまくいかない場合は、Fontメニューで日本語フォントであるRyuminかGothicを選択してからCtrl-SPCを押す。なお、Fontメニューはドローエリア内でマウスの中ボタンをクリックすると出現する。
日本語入力のOFFは、SHIFT+SPC
Ctrl+SPCを押したときに
There is no Selection Owner of _JAPANESE_CONVERSION_
というエラーが出るときは、kinput2が落ちている。ktermから
pan{C10xxxx}% kinput2 &[Return]
とすると、kinput2が使えるようになる。
作成した画像をWebページに掲載する場合、保存形式に注意する必要がある。単にFileから保存を選ぶとobj形式で保存される(拡張子が.objとなる)。この形式はtgifでしか開くことができず、Webでも表示されない。Webページに掲載する場合は、PNG形式やJPG形式で保存をする必要がある。FileメニューよりPrint/Export Formatを選び、PNGやJPEGを選択する。この後で、印刷(Ctrl-pもしくはFileメニューからPrint)を選ぶとPNG形式やJPEG形式で画像が保存される。保存をするために印刷というメニューを選ぶのがおかしな気がするが、印刷の出力先がプリンタではなくファイルということである。
上記操作を行ったら、ktermでlsし、保存をしたファイルが正しく生成されているか確認しよう。
GIMPはAdobe Photoshopと同じペイント系のソフトである。GIMPを使用すると簡単にロゴを作成することができる。
GIMPを起動する前に、様々な英語フォント(書体)を追加する。これは必須ではないが、標準フォントのみではバリエーションに欠けてしまう。フォントの追加は addfont コマンドを使う(101/102教 室の場合)。
pan{C10xxxx}% addfont[Return]
ktermからgimpと入力して起動する。
pan{C10xxxx}% gimp &[Return]
& を付けないと、GIMPを終了するまでそのktermで作業ができなくなる。
起動後に表示される「GIMP今日の技」(以下参照)はいろいろなテクニックを紹介しているのみで、特にロゴを作るうえでは不要なので「閉じる」で閉じる。。
起動したGIMPの「道具箱」ウィンドウ(ウィンドウタイトルがThe GIMPとなっているもの)より
ファイル(F) → 終了で終了となる。
GIMPを使用していると時折固まることがある。この場合GIMPを起動したktermからkillコマンドを利用して強制終了する。
pan{C10xxxx}% kill -9 %gimp
これでもうまくいかない場合は、GIMPのどれかのウィンドウの左上のボタンを押し「Destroy」を選択する。この際、保存していないファイルがあり、なおかつ保存ができるようであれば事前に全てしておくこと。固まったままのGIMPを放置するとシステムの負荷が高くなり、他の利用者にも迷惑をかけるので必ず対処する。わからない場合は教員やTAを呼ぶこと。
GIMPの道具箱ウィンドウで「拡張(X) → Script-Fu → ロゴ」と選ぶ とロゴを作成するウィンドウが現れる。ロゴには「立体縁取り」や「エイリアン発光」など様々な種類があるが、ここではとりあえず「霜」(下の図では切れていて見えていないが)を選んだものとして説明を続ける。
霜を選ぶと以下のウィンドウが出現する。他を選んでも同じようなウィンドウが出現する。ここで文字とフォントサイズとフォントを変更する。文字は自分で作りたいロゴに使用する言葉とする。フォントサイズは一度作成してから適宜変更してみると良い。フォントの変更は複雑なので以下で詳細に説明する。
フォントを変更するためには上のウィンドウでフォントの右のボタンを押す。すると以下のようなフォント選択ウィンドウが出現するので左側のフォントのリストから自由にフォントを選ぶ。日本語の場合は101/102教室で利用できるのはricoh, kochi, aqua, yozの4種類となる。フォントを選ぶと右側のフォントスタイルでさらに斜体や太字を選ぶことができる場合がある。必要に応じてこれもいずれかを選択する。設定したら「了解」を押す。
元のウィンドウに戻るので、さらに「了解」を押すとロゴが生成される。
作成したロゴを右クリックするとメニューが出現する。そこから「ファイル」→「保存」を選ぶ。保存をするときの形式はPNGを選ぶ。ファイル名をつけ、保存する場所を適宜選択して「了解」を押す。すると、エクスポートするかなど幾つかの質問が行われるが、全てYesに相当するボタンをクリックすると保存が完了する。
その他、 「GIMPの使い方」というキーワードでgoogle検索するとたくさん参考となるページが出てくるのでこれを読めばほとんどの説明は得られるだろう。
全体の大きさを変えることができる。画像の上で右クリック、「画像」→「拡大縮小」を選ぶ。幅と高さがXとYで表示されているので、適宜比率を変化させればよい。