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(11) 06/30の授業内容:楽しいプログラムを作ろう

自由製作課題について

前期の授業も終盤に入り、4月当初では想像できないような難しいプログラムを書くことができるようになった。最後に、これまで学んだことを踏まえて自由に題材を選んでプログラムを作成してみよう。一人では負担が大きいので5名程度のグループを作り、アイデアを出し合いながら分担して作業を進めよう。

作成するもの

  1. プログラム(大きなもの1つ・もしくは中程度のもの2つ)
  2. Webページ(プログラムの説明書やプログラム本体を掲載)
  3. (プレゼンテーションファイル)

今後の予定

  • 6月30日
    • 楽しいプログラムを作るためのテクニック
    • 自由課題グループ分け
    • グループ名の決定
    • 役割分担の決定
    • 作成するプログラム案を考える
  • 7月7日
    • trr
    • 作成するプログラムの決定
    • 仕様書の作成
    • Webページの構成の決定
    • プログラムおよびWebページの作成を開始
  • 7月14日
    • プログラムの完成
    • Webページの完成
    • 発表方法の検討
    • 発表練習
  • 補講期間
    • 自由課題発表会

役割分担について

役割分担を決め、何をいつまでにやるのか相談しよう。役割としては例えば以下があげられる。準備期間の役割、当日の役割いずれも分担し、何もすることがない人が出てこないようにしよう。

準備期間の役割(例)

  • プログラム作成
  • Webページ作成
  • Webページ素材(図など)作成
  • プレゼンテーションファイル作成
  • 発表シナリオ作成

当日の役割(例)

  • 発表役
  • タイムキーパー
  • コンピュータ操作役

作成するプログラムの例

例えば以下のようなプログラムが考えられる。面白いものや実用的なものを作ってみよう。

  • 4択クイズ
  • ロールプレイングゲーム
  • 対戦型ゲーム
  • 一番安い送料を調べるプログラム
  • 占い

メンバーで協力しながらプログラムを作成し、最後にプレゼンテーションを行うため、以下の点に留意が必要である。

  • 操作方法をわかりやすくする:ユーザ≠プログラム作成者であるため、初めて実行した人でも操作方法がわかりやすいことが望ましい。例えば、実行直後にprint"好きな数字を入力してください\n"とすると、何をするプログラムであるのか、何のために数字を入力しなければならないのかがわからない。
  • プログラムの構造をわかりやすくする:どこでどのような処理をしているのかについてコメントを残しておくと良い。複数人で協力して作成する場合、他人が書いたプログラムを理解するためには時間がかかることがある。

参考として、昨年度の自由課題で作成されたプログラムを確認してみよう(2007年度)。

作成するWebページの構成

作成したWebページ、画像は~/public_html/内のどこかにまとめて保存しておくこと。1年生の後期に作成しているが、自信がない場合は情報リテラシーのページを確認しておこう。

Webページの構成

作成したプログラムを実施してもらうためには、わかりやすい説明や楽しそうなページ作りが求められる。以下の項目を含めよう(それぞれ別ページにしても良いし、1ページにまとめて書いても良い)。

  • メンバー紹介:メンバーの名前や役割分担。各自のページ(1年生のときに作成したもの)へのハイパーリンク
  • 説明:プログラムの概要や保存方法、実行方法、遊び方、ライセンスの表記など
  • プログラム:プログラム自体も~/public_html/におき、ダウンロードできるようにする

プレゼンテーションファイルの作成

発表会ではプログラムのデモを含めたプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは口頭のみでなく、資料を提示して行うのが一般的である。資料は、Webページのみを用いても良いし、プレゼンテーションファイルを別途作成してもよい。しかし、一般的にはプレゼンテーションファイルを用いるので、今回も練習のためなるべく使用してみよう。

StarSuite

オフィスソフトとは、企業で使用するソフトウェアをひとまとめにしたものである。Microsoft Officeが有名であり、ワードプロセッサ(Word)、表計算(Excel)、プレゼンテーション(Impress)、データベース(Acess)といったソフトが含まれる。これに対し、101/102教室にインストールされているのはStarSuiteというオフィスソフトである。

Microsoft Officeは有償であり、バージョンアップに伴って操作方法が大幅に変化するという素敵なソフトである。一方、StarSuiteはMicrosoft Officeと同等の機能を有しているが無償であり、Microsoft Officeと互換性がある。

機能

Microsoft Office

StarSuite

ワードプロセッサ

Word

Writer

表計算

Excel

Calc

プレゼンテーション

Powerpoint

Impress

データベース

Acess

Base

StarSuiteの使い方

デスクトップで左クリックし、メニューからStarSuiteを選ぶ、もしくはktermから

irsv{c10xxxx}% soffice &[Return]

で起動することができる。デフォルトではWriterが起動するので、プレゼンテーションファイルを作成したい場合には「新規作成」からプレゼンテーションを選ぶ。日本語入力のオンオフはIME Statusウインドウで行う。

日本語入力のオンオフはIME Statusから行う

スライドショーはメニューの「スライドショー」→「スライドショーの実施」を選ぶ。カーソルキーの↓と↑でスライドの移動やアニメーションの実行ができる。

保存時は拡張子に注意する。Impressで作成したソフトを保存するとデフォルトでは.odpという拡張子になる(Writerは.odt、Calcは.ods)。このままではMicrosoft Officeと互換性がないので、保存形式を選択し、.pptや.doc、.xls形式で保存する。するとStarSuiteでもMicrosoft Officeでも開くことが出来る。

出席課題

決定したグループのメンバー、グループ名、役割分担、プログラムの案など決まったところまで報告する。

授業終了時までに提出。出席点は2点。提出要領は下記の通り。

  • 提出先:課題提出用メールアドレス
  • メールのSubject:ruby11
  • 本文の構成:1行目で学籍番号、氏名を記載する。2行目以降でメンバーの学籍番号と氏名を記載する。

グループ課題で作成するWebページから、各メンバーの個人ページへのハイパーリンクを設置するため、1年生の時に作成したページの情報を更新し、見られても恥ずかしくない情報にしておこう。

Tips:emacsでの日本語入力のオンオフはCtrl-oです

Tips:Mewによるメールの送り方はMewコマンドを参照