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(5) 05/08の授業内容:電子メール[3]-署名・携帯メールへの自動転送

パスワードの変更(mew)

今回はメールのパスワードを変更する。全て同じパスワードにすると、1つが破られると全て把握されてしまうので望ましくない。他とは異なる10文字以上のパスワードに変更しよう。

下記のページをよく読んだ上で変更を実施する(前回と同じページ)。

パスワード管理について

パスワードに関する注意

パスワード変更方法(mew)

  • mew(電子メール)のパスワード:royにログイン後、apoppasswd[Enter]。変更後のパスワードを2回入力する。2回の入力内容が一致すれば変更完了。

メールへの署名のつけ方

通常の郵便では誰が送信をしたのかを明記する。電子メールも本文の末尾に送信者の氏名や所属、連絡先を記した署名をつけるのが一般的である。親しい友人同士のメールであれば不要だが、就職活動等で署名をつけていない場合は常識を疑われるので注意しよう。

署名をつけるために毎回名前や連絡先などを書くのでは面倒である。mewでは事前に署名を記述した.signatureという名称のファイルを作成しておき、メールの末尾にこのファイルに記載された署名を追加するという方式を取る。

.signatureファイルの作成方法

  • emacsで作成するので、まずTeraTermでRoyに接続する
  • emacs -nw[Enter]でemacsを起動
  • Ctrl-x Ctrl-fと入力(ファイルの新規作成コマンド)。
  • ミニバッファにFind file: ~/と表示される。ここに作成をしたいファイル名.signatureを入力し[Enter]。これにより.signatureという名称のファイルが新規作成される。

下部のミニバッファにFind Fileと表示される。

ファイル名を入力しEnter

  • 署名内容を記述する
  • 作成した内容を保存するためにはCtrl-x Ctrl-sを押す。
  • なお、Ctrl-x Ctrl-fは新規作成·ファイルオープンの2つの機能を持つ。既に作成した.signatureがあり、もう一度ファイルを開いて編集をしたい場合もCtrl-x Ctrl-fで.signatureを指定すればよい。

署名に記述すべき項目はいくつかあるが、送信する相手を踏まえて内容を精査する。

署名に記載する情報

  • 本文と署名の境界線:本文との区別をするために境界線をつけるが、派手になり過ぎないようにする。
  • 氏名:必須。
  • 所属:通常は記載するが、所属はメールの送り先により変化する(大学生という所属を使用することもあれば、部活の部長、外部のボランティア団体など多岐にわたる)ので、適宜使い分ける。
  • 住所:通常は職場の住所を記載する。自宅の住所を知らせないことが良い場合が多いので、学生の場合大学の住所とするか、記載しない。
  • 電話番号:職場の電話番号を記載。番号を記載したということは電話をかけてきて良いということになる。自宅の番号や携帯電話の番号をむやみに教えない方が良いので書かないのが無難。
  • FAX番号:同上
  • メールアドレス:必須

これらを踏まえて作成した署名の例をいくつか以下に示す。自由に考えて無難な署名を作成してみよう。

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神田直弥
東北公益文科大学 学生
naoya@e.koeki-u.ac.jp
-----------------------------------
神田直弥
東北公益文科大学 学生
998-8580 山形県酒田市飯森山3-5-1
naoya@e.koeki-u.ac.jp
-----------------------------------
===================================
神田直弥
naoya@e.koeki-u.ac.jp
===================================

署名のメールへの追加方法

  • 署名の追加:メール作成画面において、Ctrl-c Ctrl-iと入力すると署名が追加される。

署名の作成例

携帯メールへの自動転送

大学で使用する電子メールアドレスはアカウント(@の手前)に学籍番号が付与されている。このアドレスに届いた電子メールを、携帯電話のメールや自宅で使用するプロバイダのメールに転送することができる。携帯電話のメールに転送しておけば、授業に関する様々な連絡をリアルタイムで受け取ることができ、メールの確認忘れによって生じる不利益を回避することができる。

各自のホームディレクトリには.qmailという電子メールの設定ファイルがある。このファイルの内容を書き換えることでメールの転送が可能になる。

ホームディレクトリ:ユーザごとに割り当てられたディレクトリ。royやirsvにログインした直後にアクセスできるディレクトリで、このディレクトリの中にpublic_htmlやWindowsディレクトリがある。ホームディレクトリ内には自由にデータを保存することができる。よくわからなくても、実作業を行う上ではあまり問題とならないので読み飛ばしても良い。

.qmailファイルの開き方

emacsで.qmailを開く。emacsでCtrl-x Ctrl-fと入力すると、下部のミニバッファにFile:~/と表示される。ここでFile:~/.qmailと入力し、[Enter](もしくは[Return])を押す。この際ファイル名の先頭のドットを忘れないこと。ファイルを開くと、最初は以下のように書かれているはずである。

./maildir/

これは自分宛のメールが届いたらmewのメールボックスに配送せよという意味である。メールを転送したい場合は、ここに転送先のメールアドレスを追加すればよい。./maildir/を削除すると、メールボックスにメールを配送しなくなるため、mewで受信することができなくなる。授業を進行する上で支障をきたす可能性があるので、./maildir/は削除しないこと。

メール転送設定

例えば、abc_def-gh@keitai.ne.jpという携帯電話のメールに転送したい場合は以下のようにアドレスを記述する。先頭に&をつける。

./maildir/
&abc_def-gh@keitai.ne.jp

さらに、pc-mail@isp.ne.jpというアドレスにも転送したい場合は、改行して記述する。先頭に&をつける。

./maildir/
&abc_def-gh@keitai.ne.jp
&pc-mail@isp.ne.jp

同様に記述することで、さらに多くのメールアドレスに転送をすることもできる。最後にCtrl-x Ctrl-sで保存をすれば、次回からは受信したメールが自動的に転送される。

大学からの連絡用アドレスの作成

各自のホームディレクトリには.qmailという電子メールの設定ファイルがあるが、これと似たような名称で.qmail-hogeという設定ファイルを作成することができる(hoge部は任意の名称でよい)。

すると、学籍番号がc1080011の学生は、通常のc108001@h.koeki-u.ac.jpのアドレスに加え、c108001-hoge@h.koeki-u.ac.jpというメールアドレスを使用できるようになる。

.qmail-hogeファイルをemacsで開き、内部に転送先のメールアドレスを記述しておけば、転送専用のメールとして使用できる。例えばサークルのメンバーのメールアドレスを全て記載しておくと、メーリングリストとして活用することもできる。

.qmail-renrakuファイルの作成

大学からの連絡用アドレスとして、c108xxx-renraku@h.koeki-u.ac.jpを作成し、自分が普段使用するメールアドレスへの転送を行う。

emacsでCtrl-x Ctrl-fと入力し、下部のミニバッファにFile:~/.qmail-renrakuと入力し、[Enter]。

例えば、abc_def-gh@keitai.ne.jpという携帯電話のメールに転送したい場合は以下のようにアドレスを記述する。先頭に&をつける。

&abc_def-gh@keitai.ne.jp

さらに、pc-mail@isp.ne.jpというアドレスにも転送したい場合は、改行して記述する。先頭に&をつける。

&abc_def-gh@keitai.ne.jp
&pc-mail@isp.ne.jp

最後にCtrl-x Ctrl-sで保存をすれば、次回からは受信したメールが自動的に転送される。

出席課題

署名をつけたメールを送る。

  • To:課題提出用メールアドレス
  • Subject:literacy05
  • 本文:授業の感想を書く。
  • 提出期限:授業終了時まで