大学で使用する電子メールアドレスはアカウント(@の手前)に学籍番号が付与されている。このアドレスに届いた電子メールを、携帯電話のメールや自宅で使用するプロバイダのメールに転送することができる。携帯電話のメールに転送しておけば、授業に関する様々な連絡をリアルタイムで受け取ることができ、メールの確認忘れによって生じる不利益を回避することができる。
各自のホームディレクトリには.qmailという電子メールの設定ファイルがある。このファイルの内容を書き換えることでメールの転送が可能になる。
ホームディレクトリ:ユーザごとに割り当てられたディレクトリ。royやirsvにログインした直後にアクセスできるディレクトリで、このディレクトリの中にpublic_htmlやWindowsディレクトリがある。ホームディレクトリ内には自由にデータを保存することができる。よくわからなくても、実作業を行う上ではあまり問題とならないので読み飛ばしても良い。
emacsで.qmailを開く。emacsでCtrl-x Ctrl-fと入力すると、下部のミニバッファにFile:~/と表示される。ここでFile:~/.qmailと入力し、[Enter](もしくは[Return])を押す。この際ファイル名の先頭のドットを忘れないこと。ファイルを開くと、最初は以下のように書かれているはずである。
./maildir/
これは自分宛のメールが届いたらmewのメールボックスに配送せよという意味である。メールを転送したい場合は、ここに転送先のメールアドレスを追加すればよい。./maildir/を削除すると、メールボックスにメールを配送しなくなるため、mewで受信することができなくなる。授業を進行する上で支障をきたす可能性があるので、./maildir/は削除しないこと。
例えば、abc_def-gh@keitai.ne.jpという携帯電話のメールに転送したい場合は以下のようにアドレスを記述する。先頭に&をつける。
./maildir/ &abc_def-gh@keitai.ne.jp
さらに、pc-mail@isp.ne.jpというアドレスにも転送したい場合は、改行して記述する。先頭に&をつける。
./maildir/ &abc_def-gh@keitai.ne.jp &pc-mail@isp.ne.jp
同様に記述することで、さらに多くのメールアドレスに転送をすることもできる。最後にCtrl-x Ctrl-sで保存をすれば、次回からは受信したメールが自動的に転送される。