まずは、前回までの復習をしてみよう。以下のファイルは日本国憲法の第40条までを記したものである。憲法には著作権がないので自由に転載ができる。著作権についてはもう少し後の回で説明する。右クリックをして対象をファイルに保存を選択し、Zドライブに保存しよう。
日本国憲法(第40条まで)のワードファイル(kenpo.doc)
ダウンロードをしたらファイルを開いてみよう。以下のような内容が確認できるであろうか。
まずは前回の内容を覚えているかどうか確認してみよう。以下の4点について実施できるだろうか。
4つ目のぶら下げインデントとは以下のことである。
雑誌などを読んでいると、1ページを左右に分割して2段組で書いている場合がある。Wordでも2段組の文章を簡単に作成することができる。文章全体を2段組にすることも、任意の場所だけ2段組にすることもできる。ここでは、前文以降を2段組にしてみよう。
これ以降を2段組にしたいという先頭行にカーソルを移動する。今回は前文以降を2段組にするので、前文の位置にカーソルを移動する。
メニューバーの「書式」から「段組」を選択する。以下の設定画面が表示される。種類を2段とし、設定対象をこれ以降にしよう。2つとも設定したらOKを押す。
すると以下のように前文以降が2段組になる。先ほどの設定画面で設定対象を文書全体にすると全体が2段組される。
練習:実際に前文以降を2段組にしてみよう。
ワープロソフトは文書中に図や表を挿入することができる。図の挿入は前回行ったので、今回は表を作成してみよう。具体的には以下を表に書き換えてみることにする。
まず表を作りたい場所にカーソルを移動する。ツールバーの表作成ボタンを押し、押しながらマウスを下に動かすと表の縦横のマス目を指定することができる。ここでは12行×3列と指定しよう。
12行×3列を指定してマウスを離すと表が挿入される。正しく挿入されたら1行目に各列のタイトルとして章番号、内容、対象となる条文と入力しよう。
続けて表の残りの部分も埋めていこう。これらは自分でキーボードから入力してもよいが、すでに入力されているので、これを切り取って表の中に貼り付けよう。
すでに入力されている文章を切り取って別の場所に貼り付けたり、コピーをして別の場所に貼り付けることができる。いずれも様々な方法があるのでやりやすい方法を覚えよう。
切り取りをするためには、まず切り取りたい場所をマウスで選択する。コピーをする場合も、コピーしたい場所をマウスで選択する。切り取り、コピーの方法はいずれも3種類。
貼り付けを行う場合は、貼り付けたい場所にカーソルを移動する。貼り付け方法は以下の3種類。
練習:1章から11章までを全て切り取りと貼り付けを利用して表に移動しよう。
表は作成すると、最初は罫線が全て引かれている。このままでは見栄えが悪いので、罫線の引き方を工夫して見栄えをよくしてみよう。
罫線ボタンがない場合:ツールバーの「表示」から「ツールバー」を選択し「罫線」にチェックを入れると出現する。
練習:以下の図と同じような罫線の引き方をしてみよう。いったん全ての罫線を消してから引きなおすとよい。なお図中の灰色の線は罫線が引かれていないことをあらわす。
白黒で印刷する場合、表の背景に色をつけるとかえって見えづらくなるが、最近ではカラー印刷もできるようになっている。念のため背景に色をつける方法も確認しておこう。
まず、表の中で背景に色をつけたいマスを選択する。ここでは1行目が選択されている。選択したらメニューバーの「罫線」から「線種とページ罫線と網掛けの設定」を選ぶ。その後「網掛け」のタブをクリックする。すると以下のような設定画面が表示される。様々な色が選べるので、自分の好きな色を選んでみよう。選んだらOKを押す。
OKを押すと自分が指定した色に変更されている。
練習:残りの部分も別の色で塗りつぶす。縦方向にセルを選択し、左、中央、右の各列を異なる色で塗りつぶしてみよう。もしも文字が読みづらくなった場合は文字色を変更して読みやすくしよう。文字色の変更は前回行っているが覚えているだろうか。
ここまででかなり見栄えのよい表ができてきたが(塗りつぶしの色次第では見栄えが悪化しているかもしれないが)、もう少し改善の余地がある。たとえば一番左の列は第1章、第11章というように3〜4文字しか書かれておらず右側に大きなスペースがある。各列の幅を調整して、中途半端なスペースをなくそう。
表の縦線の部分にマウスを移動すると、マウスのポインタの形が白い矢印から黒の両向き矢印に変わる。この状態でクリックしたまま左右に移動すると幅を変更することができる。同様に上下の高さの変更も可能である。
練習:以下のように3列とも幅を調整してみよう。
幅を変更してみるとわかると思うが、必ずしも表が文書の中央にそろわない。中途半端な位置になってしまうはずである。この場合、表全体をマウスで選択してツールバーの中央揃えボタンを押すと表の左右の位置を調整することができる。表の特定のマス目を選択して中央揃えや右揃えボタンを押すと、表の中の文字の中央揃え、右揃えを行うことができる。
長い文章はページ番号をつけた方がよい。今回のファイルも4ページあるのでページ番号をつけてみよう。
メニューバーの「挿入」から「ページ番号」を選ぶと以下の設定画面が表示される。ページ番号の位置や配置を様々に設定することができる。
本文とページ番号の位置が近すぎると感じる場合は、メニューバーの「ファイル」から「ページ設定」を選び「その他」のタブをクリックして、フッターの用紙の端からの距離を変更すればよい。
練習:ページの下の中央にページ番号をつけてみよう。ページ番号と本文の位置が近すぎるので、番号の位置は用紙の端から12mmに設定しよう。
完成したWordファイルをMewを用いて、添付ファイルで送る。送り方は第7回の授業を参照のこと。