(1)04/15の授業内容

  1. キーボードの構成
  2. キーボードはファンクションキー,カーソルキー,テンキー,特殊キー,文字キーの5種類に分かれています.特殊キーにはShiftキーや,Ctrlキー,Altキーなどがあり,他のキーと組み合わせて使用することでさまざまな機能を発揮します

    キートップの刻印

    キートップにはいくつかの文字や記号が刻印されています.かな変換の日本語入力をおこなう場合と英数字入力(半角入力)やローマ字入力変換による日本語入力を行う場合で,キーを押した際にディスプレイに表示される文字·記号は異なります.

    キートップの刻印

    日本語入力を行う場合,かな変換とローマ字変換では入力文字数が異なります

    例えば,「おはようございます」を入力してみよう

    かな変換の場合,(合計11文字)

    ローマ字変換の場合,ohayougozaimasu(合計14文字)

    かな変換は入力文字数が少なく,入力を専門としている人は主にこの方式を利用しています.しかし,英数字を入力する必要もあるため,覚えなければならないキー配列が2倍になってしまいます.このためローマ字変換が用いられることが多くなっています.この授業でもローマ字変換を用います

    キーボードの配列として,現在主流となっているのはQWERTY配列(下図左)です.他にもDVORAK配列(下図右)といった配列もあります.この授業ではQWERTY配列のキーボードを使用します

    キートップの刻印 キートップの刻印

    QWERTY配列でも記号の配置や特殊キーの数が異なっているキーボードがあります.主要なものとして下記の4種類があります.この授業では109キーボードを使用します

    キーの数 Windowsキーとアプリケーションキー
    なし あり
    欧米仕様のキーボード 101 104
    日本仕様のキーボード 106 109

  3. 文字を入力してみよう
  4. 文字入力を行うにあたり,まずメモ帳を起動しよう

    まず,ディスプレイの左下にある「スタートメニュー」にマウスのカーソルを移動し,クリックします

    するとメニューが表示されるので,「プログラム」にカーソルを移動します

    右側に「プログラム」のフォルダの中にある数々のプログラムが表示されます

    ここから「アクセサリ」を選びます(=「アクセサリ」にカーソルを合わせます)

    さらに右側に「アクセサリ」のフォルダの中にあるプログラムが表示されるので,メモ帳のところにカーソルを合わせてクリックします

    キートップの刻印

    すると次のようなウィンドウが出現するはずです

    キートップの刻印

    メモ帳はテキストエディタとよばれ,簡単な文書の作成や編集に使用します.ただし,文字色や文字の大きさ,フォントの変更等を行うことはできません.また,図表を挿入することもできません

    まずは自由に入力をしてみてください.キーボードからの入力を行ううえでのルールは下記のとおりです

    英数字を入力する場合

    アルファベットは,該当するキーを押すことで小文字(例えばa,b,c)での入力ができます.大文字で入力をする場合にはShiftを押しながら該当するキーを押します(これをShift+aというように表現します)

    数字や記号が刻印されているキーは,そのままキーを押すと左下の数字や記号が表示され,Shift+該当キーとすると左上の記号が表示されます

    日本語入力を行う場合

    まず,キーボードの左上の"半角/全角"キーを押します.これにより英数字入力(半角入力)と日本語入力(全角入力)が切り替わります

    現在がどちらのモードになっているかはIMEツールバーを見ることで確認が可能です

    IMEツールバー<--英数字入力モード

    IMEツールバー<--日本語入力モード

    それでは,実際に日本語を入力してみよう!

    文字入力例(変換前)

    入力を行うと,文字の下に点線が引かれたような状態になっています.この時点では入力は確定していません.漢字等への変換を行う必要があります.もしも変換の必要がない場合はEnterを押すと,入力が確定します

    つぎに変換を行います.変換を行うときには,キーボードの下の真ん中にある何も刻印がされていない横長のキー(スペースキーといいます)を押します.すると次のように表示されました.これでよい場合はEnterを押して確定します

    文字入力例(変換後)

    変換を行ったけれど,漢字が間違っていた場合は修正が必要です.繰り返してスペースバーを押すと,下線が太線になっている箇所でさらに変換を続けます.正しい漢字が表示されるまでスペースキーを押します(該当する変換候補の横に書いてある数字を押しても構いません)

    「今日は」から「医者に」という文節に移動するためにはカーソルキー(矢印キー)の→を押します.全ての文節で正しい漢字変換が行われたら,Enterを押して,入力を確定します

    文字入力例(変換後)

    文節の区切りは自動的に行われますが,もしも区切りが間違っている場合にはどうしたらよいでしょうか?

    ×今日は医者に行く  ○今日歯医者に行く

    この場合は,Shiftキーを押しながらカーソルキーの←もしくは→を押すことで,文節の区切りを変更することができます

    文節区切りの修正

    きょうというように反転している部分が新しい文節になります

  5. Trrを用いたタッチタイプの練習
  6. キーボード入力の練習プログラムであるTrrを用いて,タッチタイピングができるようがんばろう

課題

trrを実施する.この際キーボードを見ないで打ってみよう.自信のある人は難易度の高い課題を選んでもよい

時間内に何回も繰り返すこと.これまでの結果を記録しておくことができるので,繰り返し練習を行うことで,上達の度合いを確認することができます

ホームポジションについて

キーボードの各キーには,押す指が割り当てられています.厳密に守る必要はありませんが,もっとも自然な指の動きで入力が可能になるため,速く入力をすることが可能です

左手の小指,薬指,中指,人差し指をそれぞれ「a」「s」「d」「f」のキーにおきます.右手は人差し指,中指,薬指,小指をそれぞれ「j」「k」「l」「;」のキーにおきます.両手とも人差し指のキーに「でっぱり」があることがわかりますね.これをホームポジションといいます

ホームポジションからそれぞれの指を上下に動かすと全てのキーを無理なく押すことができます.各キーに対する指の割り当ては以下のようになっています

キーの割り当て