スキーマは XML 文書がしたがう形式を指定する。これにより、 プログラムであつかうことを容易にする。
例を見る。
<!element 講義ノート (講義名+, 著者)>
<!element 講義名 (#pcdata)>
<!element 著者 (氏名, 所属)>
<!element 氏名 (#pcdata)>
<!element 所属 (#pcdata)>
<!attlist 講義ノート 種類 cdata #required>
+ は 1 回以上を示す。 1 行目はtag 名講義ノートの記述中に、講義名と著者が tag 名として使用され ることを記述している。 2 行目では tag 名講義名が文字列であることを記述している。 最後の行は講義ノートの属性である種類について記述している。
XML 文書が XML 規格にしたがって記述されているとき、well-formed (整形式文 書) と呼ばれ、さらにスキーマにしたがって記述されているとき、valid 妥当な 文書と呼ばれる。
XSL は文書のスタイルを記述するもので、CSS のように文書の飾りや整形した表 示ばかりでなく、動作を指定できたり状況に応じて表示を変化させたりすること ができるよう設計されることが望ましい。この規格は XSLT と呼ばれる。
XML は Tree 構造であるが、その扱いには Xpath を用いる。 問い合わせには SQL に類似した XQuery を使い、データの種類を検索させるこ とが可能である。