基礎プログラミング II 第 2 回 (なになにといえばこれこれ) 「何が入っているのか」 講義ノート目次

プログラムを実行しても、 エラーが出ずに行を越え、ときには終了してしまうことがある。または、 何度も実行させるべき while 文を通過していないと思われることがある。 あるいは while 文から抜けられないこともある。 その他にも if 文で通過すべきなのに通過しないまま終了することがある。 何行目で間違った実行文を書いているのか知るためには、 表示させる実行文で、中の変数を表示させると便利である。 print文, printf 文でもよいが puts 文, p 文なども使うことができる。 prints.rb

#!/usr/koeki/bin/ruby
print("表示 \n")       

puts("表示") 改行文字を含んで表示する

test_string = "表示"                 
printf("%s\n", test_string) format して表示する

p test_string        変数に入っている中身をそのまま表示

test_array = ["表","示"] 

puts test_array   改行文字を含んで要素を一つずつ表示する
p test_array      配列に入っている中身をそのまま表示

test_hash = {"表" => "示", "ひょう" => "じ"}

puts test_hash test_hash の key と値を並べて表示
p test_hash    test_hash の中身をそのまま表示

実行してみると、

%./prints.rb[˜/Ruby]
表示 
表示
表示 
"表示"
表
示
["表", "示"]
表示ひょうじ
{"表"=>"示", "ひょう"=>"じ"}

p 文, puts 文は、試作品を作っている最中に使うことが多い。 キーボードを叩く文字数が少ないのでよく使われる。 ただし 他人には分りにくい。 提出する作品では print 文, printf 文を使う。