基礎プログラミング I 第 4 回 (プログラミングの方法) 「2 進数と 16 進数を使う理由」 講義ノート目次

人間は 10 進数で数えるが、計算機ではメモリ内部では 2 進数で数を数える。 そこで人間は計算機の結果を 16 進数で数えたあと、10 進数に変換したり、 逆に人間が計算機に 16 進数で指示したりする。

メモリとは、箱を多数用意したもので、二種類の状態がある。 計算機では状態を 0 と 1 で区別する。 これを箱にカードを入れることで表現してみよう。 箱が 5 つあった場合、31 まで数えることができる(0 を含む)。

8 個の箱を一つの組とし、255 まで数えることができる(0 を含む)。

ハードウェアやメモリの問題などは 16 進数でエラーメッセージが出現することがある。

2 進数では 31 をたった 2 枚のカード 5 セットすなわち 10 枚で済むが、 10 進数は 10 枚のカード 3 セットすなわち 30 枚も必要になる。 メモリに必要なカードの枚数が少ないので、2 進数が使われる。