基礎プログラミング I 第 4 回 (プログラミングの方法) 「10 進数を考えてみよう」 講義ノート目次

桁の箱が 10 で繰り上がるものが、10 進数 (Decimal) である。人間が使っている進数である。 以降 0d を始めにつけて表すことがある。通常は何も定義されていなければ、 すべて 10 進数である。例えば 0d 89701456 という数は、次のように箱に入っている。

10 進数の箱 10**7 10**6 10**5 10**4 10**3 10**2 10**1 10**0
0 から 9 8 9 7 0 1 4 5 6

Ruby 言語では、"乗" は、** で表す。

桁の箱が 2 で繰り上がるものが、2 進数 (Binary) である。 計算機が使う進数である。0b を前につけて区別する。 0b 10101010 = 0d 170 は 2 進数の箱に次のように入っている。

2 進数の箱 2**7 2**6 2**5 2**4 2**3 2**2 2**1 2**0
10 進数表示 128 64 32 16 8 4 2 1
0 または 1 1 0 1 0 1 0 1 0

桁の箱が 16 で繰り上がるものが、16 進数である。 人間が機械の情報と照らしあわせるときに使う進数である。 10 進数 10 以降の数が定義されていなかったため、 0d10 = 0x0a, 0d11 = 0x0b, 0d12 = 0x0c, 0d13 = 0x0d, 0d14 = 0x0e, 0d15 = 0x0f, と名前をつけている。0x を前につけて表す。 0x 2136fa46 は次のように箱に入っている。

16 進数の箱 16**7 16**6 16**5 16**4 16**3 16**2 16**1 16**0
10 進数表示 268435456 6291456 393216 24576 1536 256 16 1
0 から f 2 1 3 0 f 4 a 6