ネットワークを介した情報の通信では、 発信された情報が受け取る前に改ざんされる可能性がある。 これに対応する技術のことをメッセージ認証と呼ぶ。
Hello, Everybody!ハッシュ値を見てみよう。
% md5sum sender.txt 74e5d14a35205fa05361019915cf4f76 sender.txt改ざんされていない場合、受信者は同じ内容のメールを受け取るから、 受け取った状態を再現しよう。受信したメールを receiver.txt とする。
% cp sender.txt receiver.txtこのハッシュ値を見てみよう。
% md5sum receiver.txt 74e5d14a35205fa05361019915cf4f76 receiver.txtそれでは、改ざんされた場合を考える。emacs で receiver.txt に 空白文字をいれ、Ctrl-x w で changed.txt として作り替える。
Hello, Everybody!
このハッシュ値を見てみよう。
% md5sum changed.txt 0bad653f898e0fe3f399af7a9a100e50 changed.txtまったく異なる値になったことが分かる。
MD5(Message Digest 5) | RSA 暗号に対応したアルゴリズム、128 bit の文字列を生成する |
SHA1 (Secure Hash Algorithm 1) | 160 bit の文字列を生成する |