ディレクトリとファイルの識別

ディレクトリの構造についてまとめる。

ディレクトリ:登録簿

ファイル管理:階層化されたディレクトリにより行われる

ディレクトリ構造:ツリー(木)構造

ルート(根):木構造の一番上

サブディレクトリ:ルートの下から分かれて作られるディレクトリ

カレントディレクトリ:現在参照しているディレクトリ

絶対パスと相対パス
絶対パスルートディレクトリからの位置で記述
相対パスカレントディレクトリからの位置で記述
.. : ひとつ上の階層
.  : この階層
/  : ルート

../file は一つ上の階層にあるファイル file

GUI

ヒューマンインタフェースのまとめ

ヒューマンインタフェース
マンマシンインタフェース、人と計算機の間のルール (画面インタフェース)
入出力インタフェース
コンピュータと周辺機器とのルール
エラーチェック
入力データについてのチェック

プルダウンメニュー: ポインタをおいた場所にメニューが表示される

ポップアップメニュー: 画面中央付近にウィンドウを表示して選択させる

エラーチェック

画面遷移図

画面遷移図: 画 面の往来を図表示するもの。3 種類が知られている。 Function キー 1, 2, 3, 4 を押すときにどのような動作をするか決定する場合、 を考えてみよう。画面 A, B, C, D をキーによって振り分ける。

表であらわすもの

遷移 \ 状態ABCD
F1-AAA
F2B-B-
F3CC--
F4D---

- : 遷移なし。

円であらわすもの

線であらわすもの

設計の主な用語

WYSIWIG
What You See Is What You Get, 画面上に見えているものをそのままプリンタに出力できること
テンプレート
雛型を設定したサンプルフォーム。 テンプレートのカスタマイズにより、開発効率を高める。
コード設計
コード化は識別や分類、チェックを容易にする。 情報をコード化し設計を考えること。
チェックディジット
入力ミスを防ぐために、 コードから計算で求まる数値のこと。コード 123 のとき、1+2+3=6 なので、 コードの名前を 1236 とする、など。
デフォルト値
システムの中に持つ標準値
ブリンク機能
表示を点滅させる機能
音声応答システム
人間の音声で入出力する装置。 音声認識装置、音声合成装置
ユニバーサルデザイン
障害、能力、老若男女、文化、 言語の違いを問わず利用できる製品や施設、情報の設計のこと
Web デザインユーザビリティ
ユーザに好感が持たれる Web デザイン

マルチメディア制作

マルチメディアと技術、制作、サービスについてのまとめ。 multi- 多数の media 媒体。出版物、CD-ROM, DVD, Web ページなど。

CPU の技術改良処理速度の高速化・発熱(消費電力)の抑止構造
大容量の記憶媒体CD-ROM、DVD、HDD などの開発
データの圧縮JPEG、MPEG など
マルチメディア OSマルチプロセス仕様で X 画面が使える OS
マルチメディアデータベース オブジェクト指向 DBMS など
データフォーマット 画像・動画・音声などの規格
データ作成・データ加工 画像・動画・音声などの取込技術・加工技術
オーサリング 画像・動画・音声などを使用できるソフトの作成
モニタの改良 モニタサイズの大型化、多色表示・高精度表示など
ポインティングデバイス マウス・タッチパネル・ペンなどの使い易い操作でのデータ入力
マルチメディアタイトル マルチメディアを使って作られた作品
ノンリニア映像編集 どこからでも自由に編集できるサービス
ビデオオンデマンド ビデオサーバと双方向通信のシステムによるサービス

ハードウェア

マルチメディアに使われるハードウェア
CD-ROM・DVD ドライブ CD-ROM・DVD を読み書きする装置
ビデオキャプチャボード ビデオ動画を PC に取り込む装置
サウンドボード 音の録音・再生に用いる装置(FM 音源ボード・PCM 音源ボード)
グラフィックアクセルレータボード 画像を高速に画面表示する装置
マルチメディアに使われる入力装置
文字キーボード
イメージイメージスキャナ・ディジタルカメラ
位置情報タブレット・ディジタイザ・マウス・ペン・タッチパネル
音声マイクロフォン
動画ビデオカメラ
マルチメディアに使われる出力装置
文字・イメージ・動画 高精度ディスプレイ・カラープリンタ・液晶ディスプレイ
音声スピーカ

ソフトウェア

グラフィックス制作 ペイントソフト ペイントする(絵を描く)ことで画像を作成するソフト xpaint
ドローソフト線と図形の組合せで画像を作成するソフト tgif
フォトレタッチソフト写真修正ソフト gimp
アニメーション制作 2D アニメーション制作ソフト 2D アニメーションを作成するためのソフト
3D アニメーション制作ソフト 3D アニメーションを作成するためのソフト
サウンドデータ制作 サンプリングデータ制作ソフト 音声データを記録するソフト
MIDI データ制作ソフト 音声データを制作するソフト
マルチメディアコンテンツ制作オーサリングソフト 画像・音声・動画を組み合わせて制作するソフト

バーチャルリアリティ

3D グラフィックス 立体感・遠近感・材質感などを表現
モーフィング 2 つの異なる画像を徐々につないでいく表現方法
サンプリング ある時間の間に発生した音を記録すること、 1 秒あたりに記録する回数が多ければ音源に近い音を再現可能
AR Argument Reality, 拡張現実、強化現実。 現実環境に計算機を用いて情報を付加提示する技術。 広義にはこのような環境のことを指す。 道案内情報や医療技術として手術支援など。
特徴抽出 画像の特徴を示すパラメータを決定し、 その形状にしたがって特徴パターンを求める作業

利用例

マルチメディア文書音声や画像が含まれている文書
プレゼンテーション 画像や音声などの効果が含まれるプレゼンテーション
電子メール静止画、動画、音声の含まれる電子メール
バーチャルリアリティ 静止画、動画、音声の含まれる仮想現実世界を表現
シミュレーション

ラスタグラフィックス・ベクタグラフィックス

ラスタグラフィックス ビットマップ (bmp) 形式 ドットで表現されたデータ 拡大によりシャギーが出現
ベクタグラフィックス 最近使われるほとんどの形式 線と点で情報を持ち、色は囲まれた線の中で指定される 拡大してもシャギーは発生しない

CG 制作の流れ

CG: Computer Graphics

  1. レンダリング
    1. モデリング
    2. マッピング
    3. ライティング lighting
    4. 撮影
  2. 編集

データ形式

データ形式: データを保存するときの形式

拡張子: ファイルの種類を示す。

文書データ テキスト形式文字コードだけのデータ
HTMLホームページの記述言語で SGML から派生
SGML 電子文書を標準化するための言語, テキスト形式に加えて書体情報や文書情報をマークで指定する国際規格のある言語
RTFRich Text Format, 文書標準データ形式
PostscriptDTP 分野の標準データ形式
PDFPortable Document Format, インターネット用の標準形式 defact standard
表形式 CSV1 レコードに含まれるデータをカンマで並べる形式
静止画データ BMPWindows で利用されるファイルサイズの大きな形式
GIF256 色の画像とする可逆圧縮形式
JPEGISO や ITU-TS などにより国際標準規格化された非可逆圧縮形式
PNG1677 万色をサポートする可逆圧縮形式
DXFCAD ソフト (Auto CAD) の標準ファイル形式
EPSEncaosukated Post Script File, DTP の標準データ
TIFFTagged Image File Format, BMP 画像の形式をグラフィックソフトで扱えるようにした機種依存性のない圧縮形式
ExifExchangeable Imagefile Format, JPEG と TIFF を元に したディジタルカメラ用の形式
動画データ MPEG1 Moving Picture Experts Group, CD-ROM に使われる
MPEG2 ディジタル放送や DVD
MPEG4 携帯電話やテレビ電話
AVI Audio Visual Interleaved File, Microsoft 標準の動画データ形式
QuickTime Macintosh 標準の動画データ形式
音声データ
WAVEWindows の音声ファイル形式
PCM いろいろなデータの表現が可能であるが、データ量が大きい
ADPCMアナログの音声データを圧縮符号化
MIDI楽器の音のみ、データ量が小さい
MP3音声ファイル
WMAMicrosoft 標準の音声ファイル

データの圧縮・保存・転送

アーカイバ: 複数のファイルをまとめて、圧縮格納したり、展開するソフト

データの圧縮・解凍:ファイルサイズが大きいデータに対して行う

圧縮形式特徴形式
ZIP 形式世界標準の圧縮形式.zip
LHA 形式日本国内標準の圧縮形式.lzh

Web の文書表現

Web では文書表現に HTML 形式を用いる。

HTML: ハイパリンクのついたテキスト形式の文書ファイル。 クリックすると参照できる。

HTML の基本

HTML の代表的なタグ
<html></html> HTML 文書であることを宣言
<title></title> タイトルの括り
<br> 改行
<table></table> 表の括り
<font></font> 効果を変更するフォントの括り
<img> 画像を取り込む括り
src="ファイル名" ファイルの位置を指定
<a></a> ハイパリンクを設定する
<a href="ジャンプ先">クリックの目印</a> クリックの目印をクリックすることによってジャンプ先に飛ぶ
ハイパメディア
ハイパメディアをマルチメディアまで拡張したもの
DHTML
動的な HTML。ボタンクリックで処理を呼び出し、表示内容を変化。 動的に変化するホームページや、入力データ検査などに使われる。

CGI

Common Gateway Interface, クライアント PC から WWW サーバ内のプログラムを実行し、 結果を得るしくみ。

CGI に使うプログラム

Web ページの制作設計運用

  1. 設計
      企画
    1. 目的の明確化
    2. 予算化
    3. 内容のページフロー構成
    4. 環境の決定
      1. 自社サーバ / レンタルサーバ
      2. 使用ブラウザ
      3. 解像度
  2. 制作
    1. トップページと各ページの制作
      1. トップページと各ページのレイアウトとデザイン
      2. コンテンツの素材を収集 / 制作
      3. 素材を組み合わせ、ページ制作
    2. 各ページのリスト
      1. 各ページをブラウザで見てテスト
    3. アップロード
    4. リンク / 操作性 / 解像度のテスト
    5. 解像度 / 機種 / ブラウザのテスト
  3. 運用 更新
    1. PR 活動
    2. コンテンツ更新 保守
    3. アクセス管理
    4. セキュリティ管理

情報発信とプレゼンテーション

情報発信には効果的なプレゼンテーションが必要である。

効果的なプレゼンテーションに必要な準備

序論(導入) --> 本論 --> 結論(整理)

文書作成ソフトの機能

文章を成形するのに必要な項目のまとめ

書式設定位置揃え 左揃え、右揃え、中央揃え (センタリング)
マージン用紙の上下、左右の余白
ヘッダ文書全体を通して、各ページ上部の余白
フッタ文書全体を通して、各ページ下部の余白
編集 禁則処理 句読点や右括弧の行頭禁則文字の自動訂正
左括弧の行末禁則文字の自動訂正
タブ 設定された位置にカーソルを移動させる
インデント 文書の最初の 1 文字を空白にする
文字 文字の形状 (font)フォントの種類 明朝
ゴシック
フォントの表現ドットフォント
ベクトルフォント
フォント幅等幅フォント
プロポーショナルフォント
文字の大きさ[pt] という単位で表す
文字飾りボールド (太文字)
イタリック (斜体)
下線
印刷差し込み印刷文書の一部だけ変更しながら印刷。宛名印刷など。
袋閉じ印刷中央で綴じられるようにする印刷。給与明細など。
フォントの表現
ドットフォント: ビットマップフォントともいう。点の集合体で文字を表す。
ベクトルフォント: アウトラインフォントともいう。輪郭だけをデータとし、出力時に塗り潰して出力。
フォント幅
等幅フォント: プログラムエディタの編集画面に使われる、文字の幅の等しいフォント
プロポーショナルフォント: 印刷などに使われる、字の形状に合せて幅を自由に設定してあるフォント

ドットフォントは文字を大きくするとシャギー (ぎざぎざ) が出る。

代表的なフォント
明朝体 細身の字体で、義務教育の教科書や新聞の記事、文庫本に使用されている字体
ゴシック 太くがっしりした字体で、ポスターや新聞の見出しなど、 強調するときに使われる字体
フォントの形状
等幅フォント文字幅が一定のフォント
プロポーショナルフォントProportional (比例)、 文字のバランスによって幅が異なるフォント

日本語入力システム

FEP (frontend processor) または IME (input method editor) として知られ、 全てのアプリケーションが対応する。

正しい字と伝わりやすい文章

正しい日本語で伝えなければならない。誤字と用語の誤用は不信感を与える。

間違えやすい仮名遣い:「づ」と「ず」・「ぢ」と「じ」など

間違えやすい漢字
同音意義語「開業」と「改行」・「洗濯」と「選択」など
形の似ている文字「専門」を「専問」と間違えるなど
常用漢字とそれ以外「学」・「學」や「国」・「國」など
人名や会社名に関しては正式名略字は使わない
間違えやすい送り仮名 内閣訓令による「送り仮名の付け方」による
敬語の種類
尊敬語 相手の地位が高い場合に敬意を表して使う いらっしゃる・召しあがる
謙譲語 自分の地位が低い場合にへりくだって使う 拝見する・伺う・小生
丁寧語 言葉遣いを丁寧にし、聞き手に敬意を表す です・ます・でした・ました

伝わりやすい文書

分りやすい文書の要件

文章の構成

大きく分けて 2 種類ある。

論理的順序法のまとめは以下の通り。

論理的順序法
軽重順序法 重要なものからそうでないものへ、具体的なものから抽象的なものへ展開する
因果的順序法 原因から結果・結果から原因を推理する
演繹的順序法 大前提(一般原理)、小前提(特例)、 結論(大前提と小前提から導き出される)から構成されるいわゆる「三段論法」
問題解決順序法 問題提起、原因分析、解決法提示と展開する
帰納的順序法 個々の例から一般的な法則を導き出す

時間的空間的序法を使うこともある。

時間的空間的序法
時間的順序法 時間の流れを追って文章を組み立てる
空間的順序法 場所により、下から上、近いところから遠いところへと展開する