統計の考え方
第 8 回
(確率変数)
「最頻値と中央値」
講義ノート目次
最頻値 (mode)
資料の中で最も多くあらわれる値。度数分布表から求める場合には、度数が 最も大きい階数の階級値となる。
中央値 (median)
資料を大きさの順に並べて、資料の個数が奇数のときはちょうど中央の値。 偶数のときは、中央にある 2 つで平均を取った値。
下の表は、10 点満点のテストの結果をまとめたものである。 最頻値と中央値を求めよ。
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1
0
3
6
2
1
1
5
7
2
2
最頻値は度数が最大である 7 人の 8 点。 中央値は、合計人数が 30 人で偶数なので、15 番目と 16 番目の値を求める。 15, 16 番目とも度数が 7 に含まれるので、7 点。