統計の考え方 第 6 回 (確率 / 条件つき確率と独立性) 「確率とは」 講義ノート目次

ある事象 A について、どれが起こることも同様に確からしいとする。 起こりうるすべての場合がn 通り、事象 A が起こる場合が a 通りあるとすると、

A の起こる確率 = a / n

である。

確率を求めるには

  1. 起こりうるすべての場合の数を求める
  2. ある事象 A が起こる場合の数を求める
  3. すべての場合の数と A が起こる場合の数で割り算し、分数を求める。 (< 1)。

1 個のサイコロを振るとき、偶数の目が出る確率を求めよ。

起こりうる全ての数は 6 通り。 偶数の目が出る場合は 3 通り。 したがって偶数の目が出る確率は

3/6 = 1/2

50 円、100 円、500 円の 3 枚のコインを 1 回投げるとき、 1 枚は表、2 枚は裏となる確率を求めよ。

起こりうる全ての場合を樹形図にすると、8 通りとわかる。

このうち表 1 枚、裏 2 枚となっているのは 3 通り。

よって求める確率は 3/8