第 12 回 関係データベースと SQL レポート課題 氏名:結城健太 学籍番号:c1101968 語学クラス:英語4 コース(系):政策マネジメント 平成23年秋期 問65 関係データベースのA表B表がある。A表、B表に対して(A∪B)、(A∩B)を行った結 果は、それぞれP表、Q表及びR表のどれになるか。ここで∪は和集合演算、∩は 共通集合演算を表す。 図、選択肢:http://roy/~c110196/inaf.html 解答:ウ 解説 和演算は、対象となる2つ以上の表からあらゆる行を抽出して新たな表を作成す る演算(ただし全く同じ内容の行は取り除かれる),共通集合演算は、対象となる 2つ以上の表に共通する行を抽出して新しい表を作成する演算のこと。 A表とB表に対して和演算を行うと、双方の表に存在する全ての行であるP001、 P003、P007、P012、P019、P020が抽出され、新しい表ができる。したがってA∪B の結果はR表。 A表とB表に対して共通集合演算を行うと、両方の表に存在する行のP003、P007が 抽出され、新しい表となる。したがってA∩Bの結果はP表となる。 参考文献 ITパスポート 平成23年秋期 午前問65 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q65.html 情報処理基礎論 a 第 12 回 (関係データベースと SQL ) 「集合演算」 http://roy/~madoka/2011/ipa/12/ipa_12_07_theme_03_setoperation.html 平成23年秋期 問66 OSSの利用に関する記述のうち,適切なものはどれか。 ア:OSSの利用者は,開発者にソフトウェアの対価を支払う義務を負う。 イ:OSSの利用者は,そのOSSを販売したり,無料配布したりすることはできない。 ウ:OSSを遺伝子研究分野で利用することはできない。 エ:公開されているOSSを改良した派生ソフトウェアをOSSとして公開できる。 解答:エ 解説 OSSとは、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなど を通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるように することをいい、ソースコードがあれば、そのソフトウェアの類似品を作成した り、そのソフトウェアで利用されている技術を転用することが容易に可能。 定義では、 ・自由な再頒布ができること ・ソースコードを入手できること ・派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること ・差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない ・個人やグループを差別しないこと ・利用する分野を差別をしないこと ・再配布において追加ライセンスを必要としないこと ・特定製品に依存しないこと ・同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと ・技術的な中立を保っていること の10項目が掲げられている。 よって、この定義をもとに考えると、 アは基本的にはソースコードが公開され、誰もが無料で使用することができる為 不正解。 イは「再頒布の自由」に反するので不正解。ソフトウェアを販売あるいは無料で 頒布することは制限されない。 ウは「利用する分野を差別をしないこと」に反するので違う。 エはソフトウェアの変更と派生ソフトウェアの作成、並びに派生ソフトウェアを 元のソフトウェアと同じライセンスの下で頒布することが許可されるのでこれが 正解。 参考文献 e-words/OSSとは http://e-words.jp/w/OSS.html ITパスポート 平成23年秋期 午前問66 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q66.html 平成23年秋期 問64 1〜4の番号をもつ四つの状態がある。四つの状態は図のようにつながれており、 時計回りや反時計回りに状態を選移することができる。 図:http://roy/~c110196/inaf.html 現在、状態1にいて、次の手順を2回実施した後はどの状態にいるか。 〔手順〕 今いる状態の番号を11倍し、それを3で割った余りによって次の処理を行う。 ・余りが0の場合:時計回りに一つ次の状態に遷移する。 ・余りが1の場合:反時計回りに一つ次の状態に選移する0 ・余りが2の場合:時計回りに二つ次の状態に選移する。 ア:1 イ:2 ウ:3 エ:4 解答:エ 解説 状態1から手順を2回繰り返す。まず最初は1×11=11、11÷3=3あまり2で余り が2だから、時計回りに二つ次の状態に移る(状態1から状態3へ)。 次に3×11=33,、33÷3=0あまり0で余りが0なので時計回りに一つ次の状態に移 る。現在が状態3なので、一つ次の状態は4になる。 よってエ。 参考文献 ITパスポート 平成23年秋期 午前問64 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q64.html 平成23年秋期 問71 SSLに関する記述のうち,適切なものはどれか。 ア:Webサイトを運営している事業者がプライバシーマークを取得していることを 保証する。 イ:サーバのなりすましを防ぐために,公的認証機関が通信を中継する。 ウ:通信の暗号化を行うことによって,通信経路上での通信内容の漏えいを防ぐ。 エ:通信の途中でデータが改ざんされたとき,元のデータに復元する。 解答:ウ 解説 SSLとは、WebブラウザーとWebサーバー間で安全にデータをやりとりするための プロコトルのことをいい、通信の暗号化と認証を実現できる。 よって、当てはまるものはウなのでウが正解。 参考文献 ITパスポート 平成23年秋期 午前問71 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q71.html 日経パソコン用語辞典/SSL 平成23年秋期 問72 10進数の2、5、10、21を、五つの升目の白黒で次のように表す。 2  □□□■□   5  □□■□■  10  □■□■□   21  ■□■□■ それぞれの升目が白のときは0、黒のときは升目の位置によってある決まった異 なる正の値を意味する。この五つの升目の値を合計して10進数を表すものとする と、■■口口口が表す数値はどれか。 ア:12 イ:20 ウ:24 エ:30 解説:ウ 解説 白黒のマス目を2進数に見立てて表現していくと、右のマス目からそれぞれ 1,2,4,8,16であることが予想できる。 ■■口口口が2進数であるとすると11000なので、 25+24=16+8=24 と求めることができるが、他の解法としては問題に例示されている升目の関係か ら論理的に求める方法もある。 10□■□■□ − 2□□□■□ = 8□■□□□ 21■□■□■ − 5□□■□■ = 16■□□□□ ■■□□□ = 8□■□□□ + 16■□□□□ = 24 よって、答えは24のウ。 参考文献 ITパスポート 平成23年秋期 午前問72 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q72.html 神田クラス/基礎プログラミングI 第9回 [4] 2進数と10進数の変換 http://roy/~naoya/ruby/9.html 平成23年度秋期 中問C 問97〜100 売上向上プロジェクトに関する次の記述を読んで,問97〜100に答えよ。 S社は服飾販売会社で、数十の店舗をチェーン展開している。近年、競合他社と 比べると売上額の伸びが鈍化しているので、売上向上プロジェクトを立ち上げた。 販売企画課の入社2年目のAさん、先輩社員のBさんとともに、このメンバーに選ばれた。  売上向上プロジェクトでは、各店舗に任せている販売促進活動(以下、販促活 動という)の効果を高める必要があると考え、各店舗の現状を調査し、課題や要 望を抽出することにした。調査にはアンケート調査とインタビュー調査があるが、 今回の調査ではインタビュー調査を行うことにした。Aさんは,Bさんからインタ ビュー調査の注意点の説明を受けて、各店舗の店長にインタビュー調査を行い、 複数の店舗に共通している課題と要望をまとめた。 [インタビュー調査の注意点] (1) : 販促活動の実態や問題点を、短い時間で効率よく調査をするために、あら かじめ主要な質問項目を準備しておくこと (2) : 質問の順序として、一般的な質問から具体的な質問に展開したり、対象と する活動の時間的な流れに沿って質問を展開したりするなど、論理的な流れで行うこと (3) : 調査を実施する側と調査を受ける側で、認識のずれが生じないようにすること [店舗の課題と要望] (1) : アルバイト社員や新入社員は商品知識が乏しい。このことから、それらの 社員を雇用している店舗では、商品知識や流行のファッション情報の習得を目的 とした教育を実施したいという要望がある。 (2) : 顧客の満足度を向上させることで売上を増やし、店舗ごとに定められてい る売上目標を達成したいと考えている。 (3) : 顧客から受けた商品情報に関する質問に店員が適切に回答したり、顧客の 好みに沿った商品を推薦したりする必要があると考えている。 A さんはBさんの指導の下で、店舗の課題と要望に対する施策を考え、実現性を 考慮した上で、売上向上プロジェクトの計画書(以下、プロジェクト計画書とい う)を作成することにした。また、複数の施策が考えられるときには、それぞれ の予測効果を数値化して比較し、施策実行の可否の判断を行うことにした。 問97 売上向上プロジェクトが、今回の手法として、アンケート調査ではなくインタ ビュー調査を選択した理由として、適切なものはどれか。 ア 各店長に対する質問項目を、統一することができるから。 イ 各店舗の実態に合わせて、柔軟に質問を変えることができるから。 ウ 短時間で、費用を掛けずに一斉に調査できるから。 エ 調査を行う人の主観に左右されない質問ができるから。 解答 イ 解説 アンケート調査では、統一した質問で統一した解答が得られる。そのため、調 査する人の主観に左右されない。また、アンケートには紙などの費用がかかる。 インタビュー調査では、予め質問内容は決めておくが、その場の状況に合わ せて質問を変えたり、増やしたりと柔軟に対応出来る。そのため、質問内容や 解答の統一が出来ない場合が場合がある。また、対象者個別に時間を取るため時 間がかかる。 したがって、答えはイ。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム 平成23年度秋期問97 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q97.html 問98 [インタビュー調査の注意点]に従ったインタビュー調査の進め方として、適切な ものはどれか。 ア 商品の仕入れや返品、陳列、販促、売上集計など、店舗で実施する全ての業 務について質問する。 イ 店長がインタビュー調査の目的から外れた回答を続けても、店長の主体性を 重んじてインタビュー調査を継続する。 ウ 店長から得た回答のメモを取り、インタビュー調査終了後、メモの内容に誤 解がないかを店長に確認する。 エ 店舗ごとに、売上の良い商品に関する項目に絞って質問する。 解答 ウ 解説 ア 全ての業務について質問を行うことは注意点の 短い時間で効率よく調査 と いう部分に当てはまらないので 誤り イ 目的からはずれた回答が続くと効率が悪くなり、また注意点に 認識のずれ がないように とあるのが、目的から外れた回答は認識のずれをおこすことにも 繋がるので 誤り エ 販売活動の実態や問題点を調べることが目的なので売り上げの良い商品に搾っ て質問した場合、問題点がでないので 誤り したがって、答えはウ。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム 平成23年度問98 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q98.html 問99 Aさんは、[店舗の課題と要望]に関する施策をプロジェクト計画書にまとめると き、それぞれの要望に因果関係があると考え、プロジェクト計画書ではそれらの 因果関係を順序付けたシナリオとして記述することにした。プロジェクト計画書 に(1)〜(3)を記述するとき、記述順として、適切なものはどれか。  なお、 (a) → (b) という記述は、 (a)を解決することによって(b)の解決が 促進されるという因果関係を表している。 ア (1) → (2) → (3) イ (1) → (3) → (2) ウ (2) → (3) → (1) エ (3) → (1) → (2) 解答 イ 解説 アルバイトの商品知識を高めることで、顧客からの質問に適切にかいとうが出来、 顧客の満足度が高まる ということから答えは イ 参考文献 ITパスポート試験ドットコム 平成23年度問99 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q99.html 問100 Aさんは、会員顧客を対象にした販促活動を行うことを検討している。そこで、 表1に示す四つの販売促進策を考え、それぞれの費用と効果の金額を見込んだ。 効果に関しては、期待できる効果が大の場合、中の場合、小の場合に分け、それ ぞれの場合が発生する確率を0.2、0.5、0.3と推測した。この推測に従って実施 すると予想利益が最大になる販売促進策はどれか。ここで、予想利益は効果の金 額の期待値から費用を差し引いたものとする。 表1 販売促進策の費用と効果の金額 単位 百万円 ------------------------------------------------ |販売促進策 |費用|効果の金額 | | | |-------------| | | |大 | 中 | 小 | |-----------------------------|----|-------------| |商品発表会兼商談会への招待 | 7 | 15| 12| 6 | |-----------------------------|----|-------------| |ダイレクトメール | 6 | 15| 10| 5 | |-----------------------------|----|-------------| |電子メール | 3 | 10| 8| 5 | |-----------------------------|----|-------------| |電話 | 5 | 12| 10| 5 | ------------------------------------------------ ア 商品発表会権商談会への招待 イ ダイレクトメール ウ 電子メール エ 電話 解答 ウ 解説 各々を計算すると ア   (15*0.2)+(12*0.5)+(6*0.3)-7 =3+6+1.8-7 =3.8 イ (15*0.2)+(10*0.5)+(5*0.3)-6 =3+5+1.5-6 =3.5 ウ (10*0.2)+(8*0.5)+(5*0.3)-3 =2+4+1.5-3 =4.5 エ (12*0.2)+(10*0.5)+(5*0.3)-5 =2.4+5+1.5-5 =3.9 したがって、解答ウ 参考文献 ITパスポート試験ドットコム 平成23年度問100 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q100.html 問題 H23秋問86 シンクライアント端末の説明として、適切なものはどれか。 ア アプリケーションソフトウェアの実行やファイルなどの資源の管理は全てサー バ側で行う、ユーザインタフェース専用の端末 イ 高性能かつ持ち運びが便利で戸外でも長時間の利用が可能なように、半導体ディ スクや複数の低消費電力型CPUを搭載した、薄くてコンパクトなPC端末 ウ データベース検索機能に特化したアプリケーションを搭載し、特定業務専用 に利用される端末 エ 紛失や盗難時のセキュリティ対策として、ハードディスクに格納される全て の情報が自動的に暗号化されるようになっている端末 解答 ア Thin とは薄い、少ないと言う意味。そこから、シンクライアントとはクライア ントに最低限の機能しかもたせず、アプリケーションソフトやファイ ルなどはサーバ側が管理するシステムのこと。 イ これはみどりの窓口などで使われるものなので誤り ウ アプリケーションなどはサーバ側が持つものなので誤り エ ファイルなどはサーバ側が管理するので、シンクライアント側はハードディ スクなどの補助記憶装置は持たないため誤り。 参考文献 IT用語辞典 シンクライアント http://e-words.jp/w/E382B7E383B3E382AFE383A9E382A4E382A2E383B3E38388.html ITパスポートドットコム 平成23年秋期 問86 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_aki/q86.html -------- Kenta YUKI/結城 健太 c110196@f.koeki-u.ac.jp