第 12 回 関係データベースと SQL レポート課題 氏名: 高橋沙織 学籍番号: C1101402 語学クラス: 英語(1) コース(系): 地域共創コース ------------------------------------------------------------------------- H22秋問84 関係データベースで管理している "商品"表及び "売上"表を結合して商品の売上 集計を行う。5月の売上合計金額が最も大きい商品はどれか。 (図: http://roy/~c110140/images/h22a_q84.png) ア 商品A イ 商品B ウ 商品C エ 商品D 解答 イ 解法 関係データベースにおける結合(join)とは、複数の表から属性が共通する キーを関連付けて取り出し、一つの表として扱うことである。 "商品"表と "売上"表 では「商品コード」列が共通しているため、 これを主キーとして結合する。 ("商品"表と"売上"表を結合した図: http://roy/~c110140/images/h22a_q84-2.png) "売上"表を見ると、「売上日」が 5月である行は Z00002 〜 Z00007 である。 それらの「数量」を「商品コード」に対応する "商品"表の「価格」にかけると、 ・0001(商品A): 2,000 × (1+3+2) = 12,000 ・0002(商品B): 4,000 × (3+1) = 16,000 ・0003(商品C): 7,000 × 2 = 14,000 ・0004(商品D): 10,000 × 0(なし) = 0 となり、答えは イ(商品B)である。 参考文献 第 12 回 情報処理基礎論 a (関係データベースと SQL ) 「関係演算」 lec http://roy/~madoka/2011/ipa/12/ipa_12_08_theme_04_relationoperation.html RDBの基本操作とSQL<データベース<情報技術の基礎<Web教材<木暮 http://www.kogures.com/hitoshi/webtext/db-rdb-sql/index.html 関係データベース ITパスポート過去問題 平成22年秋期 問84|ITパスポート試験.com http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q84.html ------------------------------------------------------------------------- H23特問62 "空港"表と"ダイヤ"表がある。F空港から出発し, K空港に到着する時刻が最も 早い予約可能な便名はどれか。 (図: http://roy/~c110140/images/h23s_q62.png) ア IPA101 イ IPA201 ウ IPA301 エ IPA501 解答 ウ 解法 "ダイヤ"表の「出発空港コード」と「到着空港コード」の各列に、 "空港"表の「空港コード」列の値が対応している。 "ダイヤ"表の中で、「出発空港コード」の値が F空港(A0003)、 「到着空港コード」の値が K空港(A0002) である行は 3つある。 その内、「予約状況 = 可能」である行が 2つある。 (図: http://roy/~c110140/images/h23s_q62-2.png) 条件に合う IPA301 と IPA501 を見比べると、 「到着時刻」が早いのは IPA301 (ウ) である。 参考文献 データベース結合の概念 ITパスポート 平成23年特別 午前問62|ITパスポート試験.com http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_toku/q62.html ------------------------------------------------------------------------- H22春問82 2台のPCから一つのファイルを並行して更新した。ファイル中の同一データ (データ1) に対する処理が (1)〜(4) の順に行われたとき, データ1 はどの 値になるか。ここで, データ 1 の初期値は 5 であった。 (図: http://roy/~c110140/images/h22s_q82.png) ア 4 イ 5 ウ 14 エ 15 解答 ア 解法 手順通りに処理を行った場合を考える。ただし データ1 の値は 書き込みが行われるまで変更されないということを覚えておく必要がある。 (1) データ1 に 10 を足す。 → データ1: 5, PC-A: 5 + 10 = 15 (2) データ1 から 1 を引く。 → データ1: 5, PC-B: 5 - 1 = 4 (3) (1) を データ1 に書き込む。 → データ1: 15 (4) (2) を データ1 に書き込む。 → データ1: 4 ------------------------------------------------------------------------- H22春問69 二つの集合 A と B について, 常に成立する関係を記述したものはどれか。ここで, (X∩Y) は, X と Y の共通部分(積集合), (X∪Y) は, X 又は Y の少なくとも一方に 属する部分(和集合)を表す。 ア (A∩B) は, A でない集合の部分集合である。 イ (A∩B) は, A の部分集合である。 ウ (A∪B) は,(A∩B)の部分集合である。 エ (A∪B) は, A の部分集合である。 解答 イ 解法 ・部分集合: ある集合の全体が別の集合の中に含まれていること。 (例: 「ア は カタカナ の部分集合である」) ・積集合(A∩B)は「Aかつ(and)B」、和集合(A∪B)は「Aまたは(or)B」とも言う。 (A∩B)は AとB 両方の一部分を含み、(A∪B)は AとB 両方の全体を含む。 大小関係は (X∩Y) ≦ (X または Y 単体) ≦ (X∪Y) である。 ア:「AとBの一部分が、Aでない集合に含まれる」→ (A∩B)は、必ずAにも含まれる。 イ:「AとBの一部分が、Aに含まれる」→ 正しい。 ウ:「AとBが、AとBの一部分に含まれる」→ 逆。("A∩B は A∪B の部分集合" は正しい) エ:「AとBが、Aに含まれる」→ 逆。("A は A∪B の部分集合" は正しい) 参考文献 部分集合 | 数理大好き http://www.geocities.jp/k27c8_math/math/set_theory/subset.htm ITパスポート 過去問 解説 http://fanblogs.jp/puyotyan/archive/191/0 ------------------------------------------------------------------------- H22秋問87 "部署"表, "都道府県"表及び"社員"表を結合して, A表 を作った。結合した "社員"表はどれか。ここで, 下線は主キーを表し, 破線は外部キーを表す。 (図と選択肢: http://roy/~c110140/images/h22a_q87.png) 解答 エ 解法 関係データベースの結合は、複数の表の共通する列を主キー (行を一意に識別する個別のキー)として関連付けることで行われる。 結合結果の A表 には、"部署"表の「部署名」列と "都道府県"表の「都道府県名」列の値がある。 A表 の作成には、"部署"表の主キーである「部署コード」と "都道府県"表の主キーである「都道府県コード」を共通の 外部キー(別の表を参照するためのキー)として指定する必要がある。 よって、答えは エ である。 参考文献 関係データベース 表の結合 ITパスポート 平成22年秋期 午前問87|ITパスポート試験.com http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q87.html ------------------------------------------------------------------------- H23秋問73 ワイルドカードの "%" が 0個以上の連続した任意の文字列を表し, "_" が任意の 1文字を表すとき, 文字列全体が "%イ%ン_" に一致するものはどれか。 ア アクセスポイント イ イベントドリブン ウ クライアントサーバ エ リバースエンジニアリング 解答 ア 解法 "%イ%ン_" とは、「イ の前後に0個以上(あってもなくてもよい)の 文字列があり、かつ ン の後に1つ文字がある」という意味である。 ・「イ の前後に0個以上の文字列」は、ア と イ と ウ に一致する。 ・「ン の後に1文字」は、ア と エ に一致する。 よって、両方の条件を満たす答えは ア である。 ------------------------------------------------------------------------- H22秋問73 電子商取引において, 取引当事者から独立している第三者機関である認証局が 発行するものはどれか。 ア 取引当事者の公開鍵に対するディジタル証明書 イ 取引当事者のディジタル署名 ウ 取引当事者のパスワード エ 取引当事者の秘密鍵に対するディジタル証明書 解答 ア 解法 認証局(CA、Certificate Authority)は、暗号通信に必要な 公開鍵の正当性を保証するためのディジタル証明書を発行する機関である。 セキュリティ向上の目的で行われる暗号を用いた通信において、 送信者がデータの作成者と同一であること、データに改ざんがないことを 証明するためにディジタル署名(≠ディジタル証明書)が作成される。 ディジタル署名は送信者の秘密鍵で暗号化、公開鍵で復号を行う。 復号用の公開鍵がデータ作成者本人のものであるかは ディジタル署名だけでは確認できない。そのため、認証局から発行された ディジタル証明書を送信することで公開鍵の信頼性を証明する。 参考文献 第 10 回 情報処理基礎論 a (セキュリティ ) 「ディジタル署名」 lec http://roy/~madoka/2011/ipa/10/ipa_10_17_theme_17_digital.html デジタル証明書とは【digital certificate】(電子証明書):IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E38387E382B8E382BFE383ABE8A8BCE6988EE69BB8.html ------------------------------------------------------------------------- H22秋問80 オンラインショッピングサイトに接続したとき, ブラウザに SSL鍵マークが 表示された。さらに, サーバ証明書が, 目的のオンラインショッピングサイトの 運営者のものであることを確認した。このとき, 次の a 〜 c のうち, 判断できるもの (◯) と判断できないもの (×) の適切な組合せはどれか。 a アクセスしているショッピングサイト運営者の財務状況は安定している。 b アクセスしているショッピングサイトは偽のサイトではない。 c 利用者が入力した個人情報, 注文情報を途中経路で盗み見られることはない。 ____________________ | a | b | c | ----+------+------+------| | ア | ◯ | ◯ | ◯ | | イ | × | ◯ | ◯ | | ウ | × | ◯ | × | | エ | × | × | ◯ | ------------------------- 解答 イ 解法 SSL(Secure Sockets Layer)は、個人情報など機密性が必要となるデータを インターネット上で送受信するためのプロトコルである。 公開鍵暗号方式やデジタル証明書などを用いてデータを暗号化し通信を行う。 ・a: Webサイト運営者の財務状況は知ることができない。 ・b: デジタル証明書は、Webサイトが偽物でないことを保証できる。 ・c: 公開鍵暗号方式を利用して、通信内容の盗聴を防ぐことができる。 よって、正しい組合せは a:×、b:◯、c:◯ であり、答えは イ である。 参考文献 SSLとは【Secure Socket Layer】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 http://e-words.jp/w/SSL.html SSL ITパスポート 平成22年秋期 午前問80|ITパスポート試験.com http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q80.html ------------------------------------------------------------------------- H23特問71 あるシステムにおいて, MTBF と MTTR がどちらも 1.5倍になったとき, 稼動率はどうなるか。 ア 2/3倍になる。 イ 1.5倍になる。 ウ 2倍になる。 エ 変わらない。 解答 エ 解法 ・MTBF: Mean Time Between Failures、平均故障間隔。 故障から回復して再び故障するまでの平均時間。(稼動時間÷稼動回数) ・MTTR: Mean Time To Repair、平均修理時間。 修理にかかっている平均時間。(修理時間÷故障回数) ・稼動率: 正常に稼動している時間の割合。(MTBF÷(MTBF + MTTR)) 計算式を見ると、MTBFとMTTRが等しい場合は稼動率が変わらないことが分かる。 参考文献 稼働率の計算 | 頑張るぞ!情報処理 & FP http://www.pat.hi-ho.ne.jp/ochiyasu/jouhou/2syu/jou-2-kadouritu.htm MTBF,MTTR,稼働率 - ネットワークの数学:ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060920/248547/ ------------------------------------------------------------------------- H23特問63 情報セキュリティの基本方針に関する記述のうち, 適切なものはどれか。 ア 機密情報の漏洩を防ぐために, 経営上の機密事項とする。 イ 情報セキュリティに対する組織の取組みを示すもので, 経営層が承認する。 ウ 情報セキュリティの対策基準に基づいて策定する。 エ パスワードの管理方法や文書の保存方法を具体的に規定する。 解答 イ 解法 情報セキュリティを管理するために守るべき考え方や対策方法をまとめた文書を 情報セキュリティポリシーといい、基本方針・対策基準・実施手順 で構成される。 基本方針とは、組織の経営者が情報セキュリティに対する目的や達成すべき 目標などを宣言し、社内外に情報セキュリティへの取組み姿勢を示すものである。 よって、答えは イ である。 ア: 基本方針は組織内外の関係者全てに公表しなければならない。 ウ: 対策基準から策定するのは実施手順である(対策基準は基本方針から策定する)。 エ: 具体的な対策方法を規定するのは実施手順である。 参考文献 情報処理推進機構:情報セキュリティ:情報セキュリティマネジメントとPDCAサイクル http://www.ipa.go.jp/security/manager/protect/pdca/policy.html 情報セキュリティ基本方針 ITパスポート 平成23年特別 午前問63|ITパスポート試験.com http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_toku/q63.html -------------------------------------------------------------------------