第11回 データベースの正規化 レポート課題 氏名: 齋藤知美 学籍番号: C1100874 語学クラス: 英語5 コース(系): 地域共創 レポート課題を送ります。 H23秋問54 サーバの仮想化に関する記述として,適切なものはどれか。 ア 現実感を伴った仮想的な世界をコンピュータで作り出す技術 イ 手元のコンピュータからネットワークで接続された他のコンピュータのGUIを 操作する技術 ウ 一つのコンピュータ上で、仮想的に複数のコンピュータを実現させる技術 エ 補助記憶装置の一部を利用して、主記憶装置の容量よりも大きなメモリ領域 を仮想的に利用できる技術 解答 ウ 解説 サーバの仮想化は、1台のサーバ上で複数のサーバOSを稼働させる技術のこと。 ア バーチャルリアリティの説明。 イ PCリモート(遠隔)操作技術を利用したバーチャルネットワークコンピュー ティングの説明。 エ 仮想記憶方式の説明。 H23秋問57 社員数が50人で、部署が10ある会社が、関係データベースで社員や部署の情報を 管理している。"社員"表と"部署"表の関係を示したE-R図はどれか。ここで、1 人の社員が複数部署に所属することはない。下線のうち実線は主キーを、破線は 外部キーを表す。E-R図の表記は次のとおりとする。 ア 社員ー部署 イ 社員→部署 ウ 社員←部署 エ 社員<=> 部署 解答 ウ 解説 社員数と部署数の関係、および1人の社員が複数部署に所属することはないとい う条件から、1つの部署に複数の社員が所属することがわかります。つまり社員 と部署の関係は「多対1」になり、E-R図の表記で表すと ウ の図になる。 H23秋問65 関係データベースのA表、B表がある。A表、B表に対して(A∪B)、(A∩B)を行った 結果は、それぞれP表、Q表及びR表のどれになるか。ここで、∪は和集合演算、 ∩は共通集合演算を表す。 (A∪B) (A∩B) ア P R イ Q R ウ R P エ R Q 解答 ウ 解説 和演算(∪)は、対象となる2つ以上の表からあらゆる行を抽出して新たな表を作 成する演算(ただし全く同じ内容の行は取り除かれる)のこと。 共通集合演算(∩)は、対象となる2つ以上の表に共通する行を抽出して新しい表 を作成する演算である。 A表とB表に対して和演算を行うと、双方の表に存在する全ての行 (P001,P003,P007,P012,P019,P020)が抽出され、新しい表となる。よってA∪Bの 結果はR表になる。 A表とB表に対して共通集合演算を行うと、両方の表に存在する行(P003,P007)が 抽出され、新しい表となる。よってA∩Bの結果はP表になる。 H23秋問74 階層型ディレクトリ構造のファイルシステムに関する用語と説明a~dの組合せと して、適切なものはどれか。 a. 階層の最上位にあるディレクトリを意味する。 b. 階層の最上位のディレクトリを基点として、目的のファイルやディレクトリ まで、全ての経路をディレクトリ構造に従って示す。 c. 現在作業を行っているディレクトリを意味する。 d. 現在作業を行っているディレクトリを基点として、目的のファイルやディ レクトリまで、全ての経路をディレクトリ構造に従って示す。 カレントディレクトリ 絶対パス ルートディレクトリ ア a b c イ a d c ウ c b a エ c d a 解答 ウ 解説 ディレクトリとは、コンピュータに格納されているファイルを整理・管理するた め、複数のファイルをひとまとめのグループにし、ディレクトリ同士の関係を階 層構造(木構造)で取り扱う概念のこと。 a. ルートディレクトリの説明。 b. 絶対パスの説明。 c. カレントディレクトリ(ワーキングディレクトリ)の説明。 d. 相対パスの説明。 カレントディレクトリがc、絶対パスがb、ルートディレクトリがaなので、正し い組合せはウとなる。 H23秋問77 プロトコルに関する記述のうち、適切なものはどれか。 ア HTMLは、Webデータを送受信するためのプロトコルである。 イ HTTPは、ネットワーク監視のためのプロトコルである。 ウ POPは、離れた場所にあるコンピュータを遠隔操作するためのプロトコルである。 エ SMTPは、電子メールを送信するためのプロトコルである。 解答 エ 解説 SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、インターネット環境において、クラ イアントからサーバにメールを送信したり、サーバ間でメールを転送するのに用 いられるプロトコル。 ア HTTP(HyperText Transfer Protocol)の説明。 HTML(HyperText Markup Language)は、プロトコルではなく、Web上のドキュ メントを記述するためにタグを使って文書構造を表現するマークアップ言語である。 イ SNMP(Simple Network Management Protocol)の説明。 ウ telnetの説明。 POP(Post Office Protocol)は、ユーザがメールサーバから自身のメールを取 り出す処理において使用するプロトコル H23秋問78 データ量の大小関係のうち、正しいものはどれか。 ア 1kバイト<1Mバイト<1Gバイト<1Tバイト イ 1kバイト<1Mバイト<1Tバイト<1Gバイト ウ 1kバイト<1Tバイト<1Mバイト<1Gバイト エ 1Tバイト<1kバイト<1Mバイト<1Gバイト 解答 ア 解説 kB(キロバイト) 10^3 MB(メガバイト) 10^6 GB(ギガバイト) 10^9 TB(テラバイト) 10^12 PB(ペタバイト) 10^15 EB(エクサバイト)10^18 よって、アの 1kバイト<1Mバイト<1Gバイト<1Tバイト が正しい。 H23秋問79 データの読み書きが高速な順に左側から並べたものはどれか。 ア 主記憶、補助記憶、レジスタ イ 主記憶、レジスタ、補助記憶 ウ レジスタ、主記憶、補助記憶 エ レジスタ、補助記憶、主記憶 解答 ウ 解説 コンピュータで使われる記憶装置を高速に動作するものから順番に並べると、 「レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶。ディスクキャッシュ、ハードディスク、 磁気テープ」となる。動作が高速な記憶装置ほど搭載される容量が少なく、また価 格も高価であるという関係が成り立つ。 レジスタ CPUが内部にもつ少量で非常に高速な記憶装置 キャッシュメモリ CPUと主記憶の読み書き速度の差を埋めるために設置される高速な記憶装置 ディスクキャッシュ 主記憶と補助記憶装置の読み書き速度の差を埋めるために設置される記憶装置 よってウの レジスタ,主記憶,補助記憶 が正しい。 H23秋問80 情報セキュリティにおける"可用性"の説明として、適切なものはどれか。 ア システムの動作と出力結果が意図したものであること イ 情報が正確であり、改ざんされたり破壊されたりしていないこと ウ 認められた利用者が、必要なときに情報にアクセスできること エ 認められていないプロセスに対して、情報を非公開にすること 解答 ウ 解説 情報セキュリティを確保するには機密性、完全性および可用性の3つの概念を維 持することが重要とされている。 機密性(Confidentiality) 許可された正規のユーザだけが情報にアクセスできる特性を示す。 完全性(Integrity) 情報が完全で、改ざん・破壊されていない特性を示す。 可用性(Availability) システムが正常に稼働し続けることの度合い。ユーザが必要な時にシステム が利用可能である特性を示す。 ア ソフトウェア品質特性における機能性の説明。 イ 完全性の説明。 ウ 機密性の説明。 H23特問 87 USBは、キーボード、マウスなど様々な周辺機器を接続できるインタフェースで ある。USB2.0の機能にないものはどれか。 ア バスパワー イ パラレル転送 ウ プラグアンドプレイ エ ホットプラグ 解答 イ 解説 シリアル転送とは、データを1ビットずつ転送する方式、パラレル転送はデータ を複数ビットまとめて転送する方式。USBは、シリアル転送のインターフェース なので、正解は"イ"になる。 H23特問72 関係データベースに関する記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。  関係データベースにおいて、レコード(行)を一意に識別するための情報をa と言い、表と表を特定のbで関連付けることもできる。 a b ア エンティティ フィールド イ エンティティ レコード ウ 主キー フィールド エ 主キー レコード 解答 ウ 解説 エンティティ データベース設計において、実体(コンピュータ、社員など数えられる対象)を表す。 主キー テーブル(表)の中で、ある一つの行を一意に特定できる値を保持する属性のこと。 フィールド 関係データベース定義される二次元の表の中で「列」に相当する。 複数の表は、属性(フィールド)である「主キー」と「外部キー」によって関 連つけられる。 レコード 関係データベース定義される二次元の表の中で「行」に相当する。 よって、a = 主キー、 b = フィールド が正解。 参考文献 ITパスポート 平成23年度秋期試験の問題・解答解説 http://www.itpassportsiken.com/ipkakomon23_aki.html ITパスポート 平成23年度特別試験の問題・解答解説 http://www.itpassportsiken.com/ipkakomon23_toku.html IT用語辞典 http://e-words.jp/ --- Tomomi Saito 齋藤知美 c110087@f.koeki-u.ac.jp ---