第9回 LANと回線 レポート課題 氏名: 齋藤知美 学籍番号: C1100874 語学クラス: 英語5 コース(系): 地域共創 レポート課題を送ります。 H23秋問53 データベース管理システムを利用する目的はどれか。 ア OSがなくてもデータを利用可能にする。 イ ディスク障害に備えたバックアップを不要にする。 ウ ネットワークで送受信するデータを暗号化する。 エ 複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。 解答 エ 解説 データベース管理システム(DBMS DataBase Management System)は、その名の通 りデータベースの管理を目的としたソフトウェアのこと。 ア DBMSはOS上で動作するソフトウェアなのでOSがないとDBMSは動作しない。 イ 記憶媒体の障害からの回復はバックアップファイルとログファイルがあって はじめて機能するので、バックアップは必要。 ウ 通信回線上のデータ暗号化にはSSLなどを用いる。 H23秋問58 ネットワークインタフェースカードの役割として,適切なものはどれか。 ア PCやアナログ電話など、そのままではISDNに接続できない通信機器を ISDNに接続するための信号変換を行う。 イ PCやプリンタなどをLANに接続し、通信を行う。 ウ 屋内の電力線を使ってLANを構築するときに、電力と通信用信号の重ね 合わせや分離を行う。 エ ホスト名をIPアドレスに変換する。 解答 イ 解説 ネットワークインタフェースカード(NIC Network Interface Card)は、コンピュー タやプリンタなどにネットワーク機能を追加するための拡張カードの一種。 ア TA(ターミナルアダプタ)の説明。 ウ 電力配線を使って通信を行う電力線搬送通信(PLC)を行う際に用いる通信装置 PLCモデムの説明。 エ DNS(Domain Name System)の説明。 H23秋問59 迷惑メールを受信したときに避けるべき行動はどれか。 ア 電子メールの経路情報などから送信元プロバイダが判明したときに、迷惑メー ルが送られてくることを、そのプロバイダに通報する。 イ 発信者に対して苦情を申し立てるために、迷惑メールに返信する。 ウ 迷惑メールは開かずに削除する。 エ メールソフトの迷惑メールフィルタを設定し、以後同一発信者からの 電子メールを迷惑メールフォルダに振り分ける。 解答 イ 解説 ア 送信元プロバイダも迷惑メール送信者が会員に存在することを好まないので 正しい。 イ 避けるべき行動。返信をすることで様々な情報が搾取され、さらに迷惑 メールが増えたり、より大きな被害を引き起こす可能性がある。 ウ 迷惑メールの対処法で最も大事なのは迷惑メールを開封しないこと。 エ 特定の発信者からの迷惑メールの被害を減らすことができる。 H23秋問60 受信した電子メールにPKI(公開鍵基盤)を利用したディジタル署名が付与されて いる場合に判断できることだけを全て挙げたものはどれか。 1. 電子メールの添付ファイルはウイルスに感染していない。 2. 電子メールの内容は通信途中において,他の誰にも盗み見られていない。 3. 電子メールの発信者は,なりすましされていない。 4. 電子メールは通信途中で改ざんされていない。 ア a,b イ a,c ウ b,d エ c,d 解答 エ 解説 ディジタル署名は公開鍵暗号方式を使って、通信内容が改ざんされていないこと を保証する技術のこと。 1. × ディジタル署名は、ウィルスの感染を防ぐ技術ではない。 2. × ディジタル署名技術単体では、本文の暗号化までは対応していないためパ ケット盗聴などにより情報が盗まれる可能性は残っている。 3. ◯ PKIを利用したディジタル署名の場合、認証局のディジタル証明書によって 送信者の公開鍵の正当性が保証される。 4. ◯ 受信者は復号したディジタル署名と本文のメッセージダイジェストを比較 することで改ざんの有無の検証が可能。 よって答えはエ。 H23秋問61 ウイルス対策ソフトに関する記述a~cのうち、適切なものだけを全て挙げたもの はどれか。 1. USBメモリから感染するタイプのウイルスを検知できるものがある。 2. 定期的にウイルス対策ソフトとウイルス定義ファイルの更新を行っていても, ウイルスを検知できないことがある。 3. ボットウイルスを検知できるものがある。 アa,b イa,b,c ウb エb,c 解答 イ 解説 1. ◯ 昨今USBワームが流行したこともあり、最近のウィルス対策ソフトにはこ れらのウィルスを検出する機能が実装されている。 2. ◯ ウィルス定義ファイルは、既に発見されたウィルスのパターンコードを記 録したファイルのことなので、未知のウィルスに対しては使えない。 3. ◯ 検知できるものはある。 よって答えはイ。 H23秋問62 Webアクセシビリティの説明として,適切なものはどれか。 ア Webサイトを活用したマーケティング手法である。 イ Webページのデザインを統一して管理することを目的とした仕組みである。 ウ 年齢や身体的条件にかかわらず、誰もがWebを利用して、情報を受発信できる 度合いである。 エ 利用者がWebページに入力した情報に基づいて、Webサーバがプログラムを起 動して動的に表示内容を生成する仕組みである。 解答 ウ 解説 Webアクセシビリティは、"年齢や身体的制約・利用環境などにかかわらず、Web サイトにアクセスできサイト内を利用できるかどうか、またはその度合い"のこ と。 ア インターネットマーケティングやWebマーケティングの説明。 イ CSS(Cascading Style Sheets スタイルシート)の説明。 エ CGI(Common Gateway Interface)の説明。 H23秋問63 複数の利用者が同一データベースに同時にアクセスする処理のうち、データの整 合性を保つための対策が不要な処理はどれか。 ア オークションの入札処理 イ オンラインショッピングの申込み処理 ウ 図書情報の検索処理 エ 列車座席の予約処理 解答 ウ 解説 データの整合性とは、データ同士に矛盾がなく正確で、データベースの関係構造 が保たれている度合いを表す。複数のユーザが同時に同じデータを更新する可能 性のあるシステムでは、排他制御によって更新消失やデータの不整合が発生しな いように制御を行う。 検索処理はデータベースの更新は行わずデータの参照のみを行うので、データ の整合性について問題は発生しない。よって答えはウ。 H23秋問66 OSS (Open Source Software) の利用に関する記述のうち、適切なものはどれか。 ア OSSの利用者は、開発者にソフトウェアの対価を支払う義務を負う。 イ OSSの利用者は、そのOSSを販売したり、無料配布したりすることはできない。 ウ OSSを遺伝子研究分野で利用することはできない。 エ 公開されているOSSを改良した派生ソフトウェアをOSSとして公開できる。 解答 エ 解説 OSS(Open Source Software)とは、Linuxに代表されるソースコードを無償公開し て、誰もが改良や再頒布を行えるようにした形態、またはそれにより開発された ソフトウェアのこと。 ア 基本的にはソースコードが公開され、誰もが無料で使用することができるが、 オープンソースであればすべてが無料ということではないので適用されているラ イセンスに注意する。 イ "再頒布の自由"に反する。ソフトウェアを販売あるいは無料で頒布するこ とは制限されない。 ウ"利用する分野を差別をしないこと"に反する。 よって答えはエ。 H23秋問68 室内で複数のコンピュータを接続するLANを構築したい。必要なものはどれか。 ア インターネット イ スプリッタ ウ ハブ エ モデム 解答 ウ 解説 ハブ(Hb)は、複数のポート(接続口)を装備し、コンピュータの接続台数を増やす ことができる装置のこと。 ア インターネットは、離れた場所にあるネットワーク同士を接続する技術なの で室内のネットワーク構築には使用しない。 イ ADSLで使用される機器で、データ用の高周波の信号と音声用の低周波の信号 を分離したり、合成したりする装置のこと。コンピュータ同士の接続には使 用しない。 エ アナログ回線を用いて、アナログ信号をディジタル信号に,ディジタル信 号をアナログ信号に変換する装置。コンピュータ同士の接続には使用しない。 H23秋問70 社外からインターネット経由でPCを職場のネットワークに接続するときなどに利 用するVPN(Virtual Private Network) に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。 ア インターネットとの接続回線を複数用意し、可用性を向上させる。 イ 送信タイミングを制御することによって、最大の遅延時間を保証する。 ウ 通信データを圧縮することによって、最小の通信帯域を保証する。 エ 認証と通信データの暗号化によって、セキュリティの高い通信を行う。 解答 エ 解説 VPN(Virtual Private Network)は、多数の加入者が共用する公衆回線で接続され た拠点間の通信において、認証及び暗号化と復号によって仮想的な専用回線を構 築し、セキュリティを確保する技術のこと。公衆回線を利用するので専用回線を 敷設するのに比べコストを低く抑えることが可能。 よって答えはエ。 参考文献 ITパスポート 平成22年度秋期試験の問題・解答解説 http://www.itpassportsiken.com/ipkakomon23_aki.html --- Tomomi Saito 齋藤知美 c110087@f.koeki-u.ac.jp ---