第 6 回 表計算ソフト レポート課題 氏名:菊池綾 学籍番号:c1100644 語学クラス:英語6 コース(系):政策マネジメント H22年秋 問79 関係データベースで管理された"業者"表、"仕入明細"表及び"商品"表がある。新 たな業者から新たな商品を仕入れた場合、表にデータを追加する順序のうち、適 切なものはどれか。ここで、下線は主キーを示し、破線は外部キーを示す。解答 群の→はデータを追加する表の順序を示す。 業者 ----------------------- | 業者コード | 業者名 | | ---------- | | ----------------------- 仕入明細 ---------------------------------------------- | 伝票番号 | 枝番 | 日付 | 商品コード | 数量 | | -------- | ---- | | - - - - - -| | ---------------------------------------------- 商品 ------------------------------------------- | 商品コード | 商品名 | 業者コード | 単価 | | ---------- | | - - - - - -| | ------------------------------------------- ア "業者"表 → "仕入明細"表 → "商品"表 イ "業者"表 → "商品"表 → "仕入明細"表 ウ "仕入明細"表 → "商品"表 → "業者"表 エ "商品"表 → "業者"表 → "仕入明細"表 解答 解説 <言葉> ●関係データベース(リレーショナルデータベース):データ管理方式の一つ。1件 のデータを複数の項目(フィールド)の集合として表現し、データの集合をテーブ ルと呼ばれる表で表す方式。ID番号や名前などのキーとなるデータを利用して、 データの結合や抽出を容易に行うことが出来る。中小規模のデータベースでは最 も一般的な方法。 ●主キー(primary key):データベースの中から、ある一組のデータセット(レコー ド)を一意に識別するための情報。主キーに設定された項目は、複数のレコード 間で重複することは許されず、主キーを持たないレコードが存在してもならない。 主キーは必ずしも一つの項目とは限らず、複数の項目を組み合わせて主キーとし て用いる場合もある。一般的には個々の要素に通し番号などを割り振ってこれを 主キーに設定する場合が多い。 ●外部キー(foreign key):リレーショナルデータベース(RDB)で、テーブルのあ る列に、別のテーブルの特定の列に含まれる項目しか入力できないようにする制 約。また、その際に指定する列。 この問題では、仕入明細表内の商品コードで参照している商品表のレコードが存 在していること、商品コード表内の業者コードで参照している業者表のレコード が存在していることが求められる。 新たな商品を新たな業者から仕入れた場合、業者表への追加、商品表への追加、 仕入明細表への追加をする必要があるので、 1.最初に表の中に外部キーがない業者表への追加 2.次に今データを追加した業者表への参照列がある商品表 3.最後に商品表への参照列のある仕入明細表への追加 という順序で行うことで、参照制約を守る適切なデータ追加ができる。 参考文献 e-Words "関係データベース" http://e-words.jp/w/E996A2E4BF82E38387E383BCE382BFE38399E383BCE382B9.html e-Words "外部キー" http://e-words.jp/w/E5A496E983A8E382ADE383BC.html e-Words "主キー" http://e-words.jp/w/E4B8BBE382ADE383BC.html ITパスポート試験ドットコム H22年秋 問79 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q79.html H22年秋 問84 関係データベースで管理している"商品"表及び"売上"表を結合して商品の売上集 計を行う。5月の売上合計金額が最も大きい商品はどれか。 商品 ------------------------------ | 商品コード | 商品名 | 価格 | ============================== | 0001 | 商品A |2,000 | ------------------------------ | 0002 | 商品B |4,000 | ------------------------------ | 0003 | 商品C |7,000 | ------------------------------ | 0004 | 商品D |10,000| ------------------------------ 売上 -------------------------------------------------- | 売上番号 | 商品コード | 数量 | 売上日 | 配達日 | ================================================== | Z00001 | 0004 | 2 | 4/30 | 5/2 | -------------------------------------------------- | Z00002 | 0001 | 1 | 5/1 | 5/3 | -------------------------------------------------- | Z00003 | 0003 | 2 | 5/15 | 5/17 | -------------------------------------------------- | Z00004 | 0001 | 3 | 5/15 | 5/18 | -------------------------------------------------- | Z00005 | 0002 | 3 | 5/5 | 5/18 | -------------------------------------------------- | Z00006 | 0001 | 2 | 5/10 | 5/20 | -------------------------------------------------- | Z00007 | 0002 | 1 | 5/30 | 6/2 | -------------------------------------------------- | Z00008 | 0001 | 2 | 6/1 | 6/9 | -------------------------------------------------- | Z00009 | 0003 | 1 | 6/8 | 6/10 | -------------------------------------------------- ア 商品A イ 商品B ウ 商品C エ 商品D 解答 イ 解説 "商品"表と"売上"表を結合すると、下の表のようになる(項目のみ)。売上表に商 品表への参照列である商品コードがあるので、売上表をベースにして結合する。 --------------------------------------------------------- | 売上番号 | 商品コード | 数量 | 配達日 | 商品名 | 価格 | --------------------------------------------------------- 売上日が5月の行のみに注目する。 商品ごとに5月の売上金額を比べると、(商品単価 + 5月の売上個数) 商品A 2,000 * 6 = 12,000 商品B 4,000 * 4 = 16,000 商品C 7,000 * 2 = 14,000 商品D 10,000 * 0 = 0 したがって5月の売上合計金額が最も大きいのは商品Bであることがわかる。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム H22年秋 問84 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q84.html H22年秋 問87 "部署"表、"都道府県"表及び"社員"表を結合して、A表を作成した。結合した"社 員"表はどれか。ここで、下線は主キーを示し、破線は外部キーを示す。 部署 ----------------------- | 部署コード | 部署名 | | ---------- | | ----------------------- 都道府県 ------------------------------- | 都道府県コード | 都道府県名 | | -------------- | | ------------------------------- A -------------------------------------------------- | 社員番号 | 社員名 | 部署名 | 都道府県名 | 年齢 | | -------- | | | | | -------------------------------------------------- ア ---------------------------- | 社員番号 | 社員名 | 年齢 | | -------- | | | ---------------------------- イ --------------------------------------------- | 社員番号 | 社員名 | 年齢 | 都道府県コード | | -------- | | | - - - - - - - -| --------------------------------------------- ウ ----------------------------------------- | 社員番号 | 社員名 | 年齢 | 部署コード | | -------- | | | - - - - - -| ----------------------------------------- エ ----------------------------------------- | 社員番号 | 社員名 | 年齢 | 部署コード | | -------- | | | - - - - - -| ----------------------------------------- 解答 エ 解説 関係データベースにおいては、表間に主キー・外部キーのリレーション(関係)が ないと結合演算ができない。 結合後のA表を見ると、部署名及び都道府県名の列がある。したがって結合され た社員表は、部署表を参照する部署コード及び都道府県表を参照する都道府県コー ドを持つ"エ"の表でなければならない。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム H22年秋 問87 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q87.html H22春 問55 セルD2とE2に設定した 2種類の仮の消費税でセルA4とA5の商品の税込み価格を計 算するために、セルD4に入れるべき計算式はどれか。ここで、セルD4に入力する 計算式は、セルD5、E4及びE5に複写して使うものとする。 画像 ア B4*(1.0+D2) イ B$4*(1.0+D$2) ウ $B4*(1.0+D$2) エ $B$4*(1.0+$D2) 解答 ウ 解法 表計算ソフトでは、計算式を入力したセルをコピーして別のセルに貼り付けると、 自動で計算してくれます。 また、行のまえに $ を付けると絶対参照 といい、計算式をそのまま残してくれ ます。これを頭にいれて考えると、答えはウです。 参考文献 ITパスポート試験 ドットコム 平成22年春期問55 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q55.html 第6回 情報処理基礎論a 表計算ソフト 「セルの移動・複写・参照」 著者:西村まどか http://roy/~madoka/2011/ipa/06/ipa_06_02_theme_02_movecopyref.html H22春 問59 Webで使用されるCookieに関する記述として、適切なものはどれか。 ア HTMLによる文章のレイアウトを、細かく指定できるフォーマット規格である。 イ HTTPに暗号化の機能を追加したプロトコルである。 ウ Webサーバと外部プログラムが連携し、動的にWebページを生成する仕組みで ある。 エ アクセスしてきたブラウザに、Webサーバからの情報を一時的に保存する仕組 みである。 解答 エ 解法 ア Webページのレイアウトを定義する規格で、CSSに関する説明なので誤り イ Webのデータ転送に用いられるHTTPが、SSLやTLSで暗号化されている状態を表 したもので、HTTPSに関する説明なので誤り ウ Webサーバが、Webブラウザからの要求に応じて、プログラムを起動するための仕 組みで、CGIに関する説明なので誤り よって答えは エ です。 参考文献 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ H22春 問74 電子透かし技術によってできることとして、最も適切なものはどれか。 ア 解読鍵がなければデータが利用できなくなる。 イ 作成日や著作権情報などを、透けて見える画像として元の画像に重ねて表示できる。 ウ データのコピー回数を制限できる。 エ 元のデータからの変化が一見して分からないように作成日や著作権情報など を埋め込むことができる。 解答 エ 解法 ア 電子透かしと鍵は関係ないため誤り イ 電子透かしとは、情報を目で見えないようにして画像を埋め込む技術である ので、透けて見えてはならないため誤り ウ コピー回数を記録し、不正を発見できるが、コピー自体を制限することはで きないので誤り よってこたえは エ です 参考文献 ITパスポート試験ドットコム 平成22年春期問74 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q74.html H22春 問52 2進数 1.101 を 10進数で表現したものはどれか。 ア 1.2 イ 1.5 ウ 1.505 エ 1.625 解答 エ 解法 2進数を10進数に変換する方法は 1.101 = 2^0 + 2^-1 + 2^-3    = 1 + 1/2 + 1/8    = 1.625 よって答えは エ です 参考文献 ITパスポート試験ドットコム 平成22年春期問52 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q52.html H23年特別 問84 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)では,“PDCA"のアプローチを採 用している。Dの段階で行うものはどれか。 ア ISMSの運用に対する監査を定期的に行う。 イ ISMSの基本方針を定義する。 ウ 従業者に対して, ISMS運用に関する教育と訓練を実施する。 エ リスクを評価して,対策が必要なリスクとその管理策を決める。 解答 ウ 解説 PDCAとはPlan(計画)→Do(実行)→Check(点検)→Act(改善)の4段階を経る ことで業務を継続しながら改善できる手法のこと。PDCAサイクルとも呼ばれる。 PDCAは管理タイプの一種で、ある管理プロセスを反復することによって一連の管 理としている。具体的な内容としては、業務計画の作成、計画に則った実行、実 践の結果を目標と比べる点検、そして発見された改善すべき点を是正する4つの 段階があり、これを繰り返すことで段階的に業務効率を向上させることができる といわれている。 ア Checkで実施される内容 イ Planで実施される内容 ウ Doで実施されるので正しい。 エ Actionで実施される内容 参考文献 IT用語辞典バイナリ・PDCAサイクル http://www.sophia-it.com/content/PDCA ITパスポート過去問題 H23年特別 問84 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_toku/q84.html 問77 平成23年特別 VoIPの説明として,適切なものはどれか。 ア インターネット上にあるアプリケーションやデータを,PCから利用する方式 イ 音声データをパケット化し,リアルタイムに送受信する技術 ウ ネットワークで接続された拠点間の通信において,認証及び暗号化と復号に よってセキュリティを確保する技術 エ ネットワークに接続されたコンピュータのホスト名とIPアドレスを対応付け て管理するシステム 解答 イ 解説 VoIPとは、音声を各種符号化方式で圧縮しパケットに変換した上でIPネットワー クでリアルタイム伝送する技術のこと。 また、IP電話は電話網の一部もしくは全てにVoIP技術を利用する電話サービスの ことをいう。 ア クラウドコンピューティングの説明。 イ 正解。 ウ VPNの説明。専用回線の代わりに、多数の加入者で帯域共用する通信網を利用 し、LANなどを安全に接続する技術。 エ DNSの説明。 参考文献 ITパスポート過去問題 H23年特別 問77 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_toku/q77.html H23年特別 問63 情報セキュリティの基本方針に関する記述のうち,適切なものはどれか。 ア 機密情報の漏えいを防ぐために,経営上の機密事項とする。 イ 情報セキュリティに対する組織の取組みを示すもので,経営層が承認する。 ウ 情報セキュリティの対策基準に基づいて策定する。 エ パスワードの管理方法や文書の保存方法を具体的に規定する。 解答 イ 解説 情報セキュリティは基本として、基本方針(Why),対策基準(What),実施手順 (How)の3階層の文書構成をとるのが一般的とされている。 基本方針…組織の経営者が、「情報セキュリティに本格的に取り組む」という姿 勢を示し、情報セキュリティの目標と、その目標を達成するために企業がとるべ き行動を社内外に宣言するもの。「なぜセキュリティが必要か」という「Why」 について規定し、何をどこまで守るのか(対象範囲)、誰が責任者かを明確にす る。 対策基準…基本方針で作成した目的を受けて、「何を実施しなければならないか」 という「What」について記述。組織的に情報セキュリティ対策を行うためのルー ル集で、人事規程や就業規程などの類の企業の構成員が守るべき「規程類」に相 当する。 実施手順…対策基準で定めた規程を実施する際に、「どのように実施するか」と いう「How」について記述する。 ア 情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISMSの管理策では「情報セ キュリティ基本方針は、全従業員及び外部関係者に公表し、通知すること」とし ている。 イ 正しい。基本方針や対策基準には、経営者レベルが関与し、全社的な組織で あるセキュリティ委員会などで策定、承認・見直しが行われる。 ウ 実施手順についての説明。 エ 実施手順についての説明。 参考文献 ITパスポート過去問題 平成23年特別 問63 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/23_toku/q63.html 独立行政法人情報処理推進機構・情報セキュリティマネジメントとPDCAサイクル http://www.ipa.go.jp/security/manager/protect/pdca/policy.html ------------------------------- 東北公益文科大学 公益学部 公益学科 2年 菊池綾 c110064@f.koeki-u.ac.jp