Hash にしまえるのは変数だけではなく、 配列もしまうことができる。 ルビ緒は、各卸売先の 1 年間の黒ごまの出荷量を調べることにした。 四半期のデータは次のようになった。 sesame.dat
このデータを使ってプログラム hash_sesame.rb で出荷量を調べる。 Hash 名を sesame とし、データを変数 quarter で取得して、 それが求める分解になっているかどうか調べ、 そうであるならば、 Hash に分解したデータを配列としてしまうプログラムである。
実行してみると、 何も実行されていないかのような プログラムになる。
p 文を実行し、 この配列に入っている文字の種類は何か、調べよ。 とくに四則演算が可能であるか調べ、 そうでない場合はどこを変更すべきか述べよ。
整数値が使われているので、文字列を整数値に変換する to_i method を使用して、p 文を実行した結果、例えば
%./hash_sesame.rb sesame.dat
{"みがざスーパー"=>[20, 4, 4, 5],
"さけでん商店"=>[6, 2, 3, 4],
"まづやま酒店"=>[2, 1, 3, 1],
"づるおが米商店"=>[10, 3, 4]}
と表示されれば、四則演算が可能になる。データを計算し、 総量を求めるには、この Hash の中の配列を計算 すればよい。