第13回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名: 佐久間三蔵 学籍番号: c109075 語学クラス: 英語4 コース(系): 福祉 ※テストで間違えた問題がなかったので、まだ解いていない問題を解きました。 ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 問86 問題 ディジタル署名に関する記述のうち,適切なものはどれか。 選択肢 ア 署名付き文書の公開鍵を秘匿できる。 イ データの改ざんが検知できる。 ウ データの盗聴が防止できる。 エ 文書に署名する自分の秘密鍵を圧縮して通信できる。 解答 イ 解説 ○用語説明 ディジタル署名には、本人認証とメッセージ認証の2つがある。 ・本人認証 そのメッセージが発信者本人によって作成されたものであるかどうかを、受信者 が確認すること。 ・メッセージ認証 発信者が署名を行った後でメッセージが変更されていないかどうかを、受信者が 確認すること。 ○選択肢アについて 署名付き文書の署名データを検証するときは、その文書を作成した本人の公開鍵 を使うので、秘匿することはできない。よって、アは不正解。 ○選択肢ウについて 署名付き文書の文書データは、暗号化されていないので盗聴を防止することは できない。よって、ウは不正解。 ○選択肢エについて ディジタル署名では、文書データのメッセージを要約し、それを文書作成者本人 の秘密鍵で暗号化し署名を作成する。つまり、文書作成時は作成者本人の秘密鍵 を使うが、署名付き文書の中に秘密鍵や秘密鍵を圧縮したものが含まれることは ない。よって、エは不正解。 ○選択肢イついて ディジタル署名では、メッセージ認証を実現しているため、データの改ざんを検 知できる。 以上の説明により、正解はイとなる。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期 問86 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090903/336500/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 中問C 問97〜100 中問共通の問題 通信販売を行っているF社には,毎週ほぼ一定の注文が届く。届いた注文は,1 週間分をまとめておいて,その翌週から発送を始める。前週分のすべての注文の 商品発送は,翌週中に終了させなければならない。  届いた注文の受付から商品発送までの一連の業務(以下,通販業務という)は, Aさんが担当している。休暇など,何らかの理由でAさんが通販業務の作業をでき ない日は,Bさんが代行する。  Aさん,Bさんが通販業務を1人で担当するときに要する1週間の平均作業時間は 表のとおりである。ここで,F社の就業日は月曜から金曜までの5日間,1 日の勤 務時間は8時間である。 表 通販業務を1人で担当するときに要する1週間の平均作業時間 -------------------------------------- | 社員 | 平均作業時間(時間/週) | |---------|--------------------------| | A | 36 | |---------|--------------------------| | B | 45 | -------------------------------------- 表から,Aさんが1人で通販業務を行う場合,1週間の通販業務に要する作業時間 は36時間である。このことから,1週間の通販業務の業務量に対して,Aさんが1時 間でできる業務量は,その1/36である。  AさんとBさんが一緒に通販業務を行うこともある。この場合,1週間の通販業務 の業務量に対して,AさんとBさんが1時間でできる業務量は,その1/36)+(1/45) である。 ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 中問97 問題 Aさんが1人で通販業務を行う場合,1週間の通販業務の業務量に対して,1日でで きる業務量はどれだけか。 選択肢 ア 1/8 イ 5/36 ウ 1/6 エ 2/9 解答 エ 解説 表からAさんが1人で通販業務を行う場合、1週間の通販業務の業務量に対して1時 間でできる業務量は、1/36であることが分かる。 したがって、Aさんが1日にできる業務時間は8時間であるから、1日でできる量は (1/36)*8=2/9となる。 ゆえに、正解はエである。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期 問97 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090908/336820/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 中問98 問題 Aさん,Bさんがそれぞれ1人で通販業務を行う場合の作業時間と1週間の通販業務 の進捗率の関係を図のようなグラフで表す。Aさんが1人で通販業務を行う場合の 作業時間と進捗率の関係を線分a,Bさんが1人で通販業務を行う場合の作業時間と 進捗率の関係を線分bで表す。 AさんとBさんの2人が一緒に通販業務を行うとき,作業時間と1週間の通販業務の 進捗率の関係を表す線分はどれか。 (この問題のグラフが入っているファイルを、一番下に添付します。) 選択肢 ア (1) イ (2) ウ (3) エ (4) 解答 ア 解説 ○線分aについて Aさんが1人で行う作業時間と進捗率の関係を表している。進捗率が0%の時の作業 時間が0時間であることを示す原点(0、0)から始まり、進捗率が100%のときの作業 時間が36時間であることを示す点(36、100)で終わる。 ○線分bについて Bさんが1人で行う作業時間と進捗率の関係を示している。原点(0、0)から始まり、 進捗率が100%のときの作業時間が45時間であることを示す点(45、100)で終わる。 さらに、BさんはAさんよりも作業時間が多くかかるため、傾きが線分aよりも小さ いことが分かる。 AさんとBさんの2人が一緒に業務をするのならば、Aさんが1人で行う場合の作業 時間よりも早く終わらすことができる。 したがって、このときの線分はx座標がaよりも小さく、傾きがaよりも大きい線 分が答えとなる。 ゆえに、正解はアである。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期 問98 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090908/336821/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 中問99 問題 週の初めからAさんとBさんの2人が一緒に通販業務を行うとき,その週の作業は何 時間で終わるか。 選択肢 ア 19 イ 20 ウ 40 エ 41 解答 イ 解説 AさんとBさんが一緒に通販業務を行うとき、1週間の通販業務の業務量に対して、 AさんとBさんが1時間でできる業務量は、その(1/36)+(1/45)である。ここで、通 分して式を整理すると以下のようになる。 業務量=(1/36)+(1/45)=(5/180)+(4/180)=9/180=1/20 これにより、1週間の業務量のうち1時間で1/20の業務量を終わらすことができる と分かる。したがって、2人が一緒に通販業務を行うときの週の作業時間を求める には、1/20の逆数をとると良い。つまり20時間が正解となる。 ゆえに、正解はイとなる。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期 問99 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090908/336823/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 中問100 問題 ある週の通販業務で,Bさんが月曜日を担当した。火曜日以降は,Aさんが担当す ることになった。Aさんは,この週の残りの作業をおよそ何時間で終えることがで きるか。 選択肢 ア 20 イ 25 ウ 30 エ 35 解答 ウ 解説 Bさんが1時間でできる業務量は1/45であり、1日の勤務時間は8時間である。Bさん は月曜日だけを担当したので、Bさんが行った業務量は以下のようにして求めるこ とができる。 Bさんが行った業務量=(1/45)*8=8/45 よって、この週の残りの作業の業務量は、次のようになる。 残りの作業の業務量=1-(8/45)=37/45 Aさんが1時間でできる業務量は1/36であり、業務量が37/45である残りの作業をA さんが担当する。つまり、残りの作業を終わらすのにかかる時間は、以下のよう にして求めることができる。 残りの作業にかかる時間=37/45÷1/36=29.6(時間) 29.6時間はおよそ30時間なので、正解はウとなる。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期 問100 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090908/336859/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 秋期 中問B 問93〜問96 中問共通の問題 商品の販売データの分析に関する次の記述を読んで、問93〜96に答えよ。  N社の営業部では、今年度の販売戦略立案に向けて、前年度の商品売上実績を売上 総利益率、商品回転率及び売上構成比率の視点で分析することにした。ここで、商品 回転率は、一定期間の売上高を平均在庫高で割った値である。  分析には表計算ソフトを用いることとし、前年度の売上に関する資料を基に図のよ うなワークシートを作成した。ここで、列I、列Jの計算式は、セルA2〜 H11の範囲を、 列Bをキーとして降順に整列した後に入力する。 (ワークシートの図を入れたファイルを、1番下に添付しておきます。) ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 秋期 中問B 問93 問題 図のセルE2に入力されている計算式として適切なものはどれか。ここで、計算式では 百分率の処理や端数処理を行わず、セルの表示形式でパーセント表示をしている。 選択肢 ア C2/B2 イ D2/B2 ウ D12/B12*B2 エ D2/D12 解答 イ 解説 図のセルE2には、売上総利益率を求める計算式が入力されている。 ◯売上総利益率:一定期間の売上総利益を売上高で割った値のこと。 売上総利益率=売上総利益/売上高 "商品あ"の売上総利益="商品あ"の売上総利益/"商品あ"の売上高 "商品あ"の売上総利益はセルD2、"商品あ"の売上高はセルB2に入力されている ので、セルE2に入力されている計算式は「D2/B2」となる。 ゆえに、正解はイである。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年秋期 問93 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343530/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 秋期 中問B 問94 問題 売上の分析に当たっては、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品が、販売 効率が良く利益の上がる良い商品と判断される。そこで、販売効率を示す指標と 売上高を視覚的に確認するために、各商品の売上高、売上総利益率及び商品回転 率の関係を次の図のようなバブルチャートにして表した。この図を分析した内容 として、適切なものはどれか。 (バブルチャートの図を、一番下に添付しておきます。) 選択肢 ア “商品え”は、薄利多売で利益を上げている商品であり、利益を維持するた めには品切れが起こらないよう商品管理に注意する必要がある。 イ “商品か”は、売上高は少ないが最も販売効率が良いので、現状維持でよい。 ウ “商品く”は、売上高は多くないが、余分な在庫が少なく、利益が大きいの で、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。 エ “商品こ”は、販売数量は少ないが価格の高い高級商品であり、幅広い顧客 層を維持するためには大切な商品である。 解説 ◯用語解説 バブルチャート: 一定範囲の領域を用いて分布状況を示すと同時に、2つの項目間の相関関係も表す。 これの作成により、分布状態を分野別に分けるのが容易となる。円(バブル)が大き いほど売上高が多く、小さいほど売上高が少ないといえる。 売上総利益率: 売上高に対する売上総利益の比率であり、その値が高いほど収益性が高いといえる。 商品回転率: 売上高を平均在庫高で割ったものであり、その値が高いほど商品を効率よく販売 している(平均在庫高が少ない)といえる。 <選択肢アについて> "商品え"は売上総利益率が高く、商品回転率が低い。すなわち、利益は大きいが 余分な在庫を抱えがちになる。よって、アは不正解。 <選択肢イについて> "商品が"は、売上総利益率が低く商品回転率も低い商品である。すなわち、最も 販売効率が悪く利益も上がらない商品である。したがって、イも不正解。 <選択肢エについて> "商品こ"は、売上総利益率が低いが、商品回転率は高い。すなわち、利益はそれ ほど大きくなく、余分な利益も少ない。特徴としては、「販売数量は多いものの、 価格の低い商品」であることが多い。よって、エも不正解。 <選択肢ウについて> "商品く"は売上総利益率が高く、商品回転率も高い。すなわち、販売効率も良く 利益も上がる商品である。だが、売上高がそんなに高くないため工夫をすれば 効率良く利益の増加が図れる。 以上の説明より、正解はウとなる。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年秋期 問94 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343531/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 秋期 中問B 問95 問題 N社では、売上構成比率を基準に商品をランク分けし、ランクに応じた仕入、販売 管理の重点化を図っている。次の条件に従い、図の商品別販売分析ワークシートを 用いて商品のランクを求めるとき、セルJ2に入力する計算式はどれか。 〔条件〕 (1)セルA2〜H11の範囲を、列Bをキーとして降順に整列する。 (2)セルI2に、セルH2の値を複写する計算式を入力する。 (3)セルI3に、計算式I2+H3を入力し、セルI4〜I11に複写する。 (4)ランク分けの基準は、表のとおりである。 --------------------------------------------------------------- | ランク | 売上構成比率累計による区分 | |-------------------------------------------------------------- | A | 上位70%以内に入る商品 | |-------------------------------------------------------------- | B | ランクAではないが上位90%以内に入る商品 | |-------------------------------------------------------------- | C | ランクA、ランクB以外の商品 | --------------------------------------------------------------- 選択肢 ア IF(I2≦0.7,’A’,IF(I2≦0.9,’B’,’C’)) イ IF(I2≦0.9,’C’,IF(I2≦0.7,’A’,’B’)) ウ IF(I2≧0.7,’A’,IF(I2≧0.9,’B’,’C’)) エ IF(I2≧0.9,’C’,IF(I2≧0.7,’A’,’B’)) 解答 ア 解説 図の商品別販売分析ワークシートは、[条件](2)と(3)の操作によって列Iには売 上構成比率累計が求められている。また、[条件](4)のランク分けの基準には売 上構成比率累計が求められているので、計算式には列Iを利用することが分かる。 したがって、セルJ2に入力する計算式は、次のようになる。 IF(I2<=0.7,[Yesのとき],[Noのとき]) IF(I2<=0.7,[Yesのとき],IF(I2<=0.9,[Yesのとき],[Noのとき])) IF(I2<=0.7,'A',IF(I2<=0.9,'B','C')) ◯ ABC分析: 売上構成比率などを用いて重要度の高いものからA、B、Cの3つのグループに分 けることで、重点管理を行うべきものを明らかにする分析方法のこと。 よって、正解はアとなる。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年秋期 問95 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343555/?ST=selfup ------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 秋期 中問B 問96 問題 今年度の販売戦略立案に当たり、売上構成比率を売上高上位の商品から順に累計 した売上構成比率累計が70%以内で、商品回転率が10回以下の商品を抽出し、商 品回転率の改善を図る重点商品としたい。対象となる商品は何品目あるか。 選択肢 ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 解答 ア 解説 <重点商品の必要条件> (1) 売上構成比率を売上高上位の商品から順に累計した売上構成比率が70%以内 である。 (2) 商品回転率が10回以下である。 <(1)の条件を満たす商品を選び出す> 売上高の多い順に抜き出しながら売上構成比率を計算し、その値が70%以内のも のだけを選び出す。 ・売上高1位:商品え、売上構成比率=28.8%、 売上構成比率累計=28.8% ・売上高2位:商品う、売上構成比率=22.5%、 売上構成比率累計=28.8%+22.5%=51.3% ・売上高3位:商品あ、売上構成比率=14.8%、         売上構成比率累計=51.3%+14.8%=66.1% ・売上高4位:商品こ、売上構成比率=10.8%、         売上構成比率累計=66.1%+10.8%=76.9% 売上構成比率が70%以内の商品を選び出すので、売上高3位までの「商品え」、 「商品う」、「商品あ」が該当する。 <(2)の条件を満たす商品を抜き出す> 商品え:商品回転率=9.2回 (2)の条件クリア 商品う:商品回転率=12.0回 (2)の条件をクリアしない 商品あ:商品回転率=14.4回 (2)の条件をクリアしない 以上より、(1)と(2)の条件を満たす商品は"商品え"の1品目のみとなる。 ゆえに、正解はアとなる。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年秋期 問96 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343532/?ST=selfup -------------------------------------------------------------------------