第10回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名: 横山広樹 学籍番号: C109149A 語学クラス: 英語 1 コース(系): 環境サイエンス h21秋問58 インターネットなどのネットワークを介して、自分自身の複製を電子メールに添 付して勝手に送信したり、ネットワーク上のほかのコンピュータに自分自身をコ ピーしたりして、自己増殖するプログラムはどれか。 ア クッキー イ スパイウェア ウ トロイの木馬 エ ワー厶 解答 エ 解説 ア クッキー(Cookie)は、Web サイトにアクセスしたとき、その Web サイトブラ ウザを通じて訪問者のコンピュータにファイルを保存させる仕組みのこと。 自己増殖はしないので間違い。 イ スパイウェアは他のアプリケーションソフトとセットでインストールされ、 コンピュータ内部に浸入して個人情報などを収集し外部に送信するプログラ ムのこと。自己増殖はしないので間違い。 ウ トロイの木馬は、有用無害なソフトウェアをを装ってインターネットからダ ウンロードしたファイルのこと。自己増殖はしないので間違い。 エ 正解。ワームはユーザに気づかれないようにコンピュータに侵入し、破壊活 動や別のコンピュータへの侵入などを行うプログラムのこと。ワームは自己 増殖して数が増えていく。 参考文献 ITパスポート過去問題集 50ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン ワー厶とは: IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E383AFE383BCE383A0.html 中問A 販売管理業務に関する次の記述を読んで、問 89 〜 92 に答えよ。 S 社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理及び請求処理で構成されており、業 務効率の向上を目的として販売管理システムを利用している。 販売管理業務の概要と販売システムの概要は次の通りである。 [販売業務管理の概要] (1) 受注処理では、営業担当が顧客から注文依頼を受けると、受注データを販売 管理システムに登録する。注文には、通常注文と優先注文の二種類がある。 (2) 出荷処理では、受注データを基に在庫管理を行う。通常注文は在庫数の 70% まで引当可能であり、優先注文は在庫数まで引当可能である。在庫引当がで きた分は、在庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。在庫引当ができ なかった分は、次の入荷を待ってから出荷する。 (3) 請求書では、毎月 20 日を請求締め日として、その翌日に経理担当者が出荷 済データから顧客ごとに請求書を作成して送付する。 [販売管理システムの概要] 販売管理システムでは、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、受 注管理ファイル、出荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録される。 問題中の図 http://roy.e.koeki-u.ac.jp/~c108139/kisoron/h21h-tyumonA.html h21秋問89 S 社の販売管理業務を DED で表すとき、次の図の a, b に入る適切な字句の組 み合わせはどれか。 解答 ウ 解説 ____ DFD では ◯ に実行する処理、____ にプロセスで使用するデータが入る。販売 管理業務のプロセスと順序は[販売管理システムの概要]の記述から次の3つを読 み取ることができる。 プロセス … 受注処理 → 出荷処理 → 請求処理 データの流れは[販売管理システムの概要]の記述から次の3つを読み取ることが できる。 データ … 受注管理ファイル → 出荷管理ファイル → 請求管理ファイル ここから、プロセスとデータを DFE に当てはめて考えると a は「受注管理ファ イル」、b は「出荷処理」が入るので答えはウになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 73ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問90 出荷処理において、引当数の求め方を流れ図で表すとき、次の図の c, d に入る 適切な字句の組み合わせはどれか。 解答 イ 解説 顧客からの注文依頼に対してどのような引当をするかは、[販売業務の概要]の (1) (2) に記述されている。注文の種類に「通常注文」と「優先注文」があり、 次のように引当のルールが整理できる。 通常注文「在庫数の 70% まで引当可能」 ケース 1 : 注文数が在庫数の 70% までの場合注文数を引当数とする ケース 2 : 注文数が在庫数の 70% を超える場合在庫数の 70% までを引当数と する 優先注文「在庫数まで引当可能」 ケース 3 : 注文数分の在庫がある場合注文数を引当数とする ケース 4 : 注文数分の在庫が無い場合在庫数を引当数とする _____ フローチャートでは |_____| に処理、◇ に判断が入る。 販売管理業務の引当のルールとフローチャートを照合して行く。フローチャート の最終処理を見ると、「注文数を引当数とする」でケース 1 と 3、「在庫数を 引当数とする」でケース 4 の処理が表されている。残りの四角にはケース 2 の 処理なので「在庫数の 70% を引当とする」が入る。 四角は d が Yes の処理なので、d にはケース 2 の条件「注文数 > 在庫数の 70%」が入る。 また、d は c が Yes の時の判断なので c には「通常注文か」が入る。 よって答えはイになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 73ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問91 ある日の商品 T の注文状況が次の表の通りであったとき、11:00 の注文に対し て引当可能な数量は幾つか。ここで、この日の仕入はなく、前日の業務終了は時 の在庫数は 100 とする。 ア 7 イ 10 ウ 14 エ 20 解答 ウ 解説 前問でも確認した引当のルールに従って、次のように注文時刻の早い注文から順 に引当可能な数量を考える。 1 在庫数: 100 「10:00 通常注文 注文数 80」 前日の業務終了時の在庫数は 100 ある。 通常注文の「通常注文は在庫数の 70% まで引当可能」なので、注文数 80 に対 して引当できるのは 70 (100 * 70%) になる。 2 在庫数: 30「10:30 優先注文 注文数 10」 1 の引当後の在庫数は 30 ある。 優先注文は「在庫数まで引当可能」なので、注文数どおりの 10 を引当できる。 3 在庫数: 20 「11:00 通常注文 注文数 40」 2 の引当後の在庫数は 20 ある。 通常注文の「在庫数 70% まで引当可能」なので、現在の在庫数 20 に対して引 当できる数は 14 (20 * 70%) になる。 よって答えはウになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 73ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問92 請求処理において、顧客 P 社との取引が次のとおりであったとき、e に入る請 求金額は幾らか。 ア 70,000 イ 90,000 ウ 105,000 エ 155,000 解答 イ 解説 請求処理の手順は、[販売管理業務の概要]の (3) に記述されている。次の 2 つに気を付ける。 ・毎月 20 日を請求締め日とする。 ・出荷済みデータから顧客ごとに請求書を作成して送付する。 よって、e の 11/21 の請求処理の対象になるのは 10/21 以降に出荷した 10/30, 11/6, 11/15 の取引になる。 -------------------------------- | 日付 | 処理 | 金額(円) | |--------------------------------| | 10/18 | 受注 | 20,000 | |--------------------------------| | 10/21 | 請求 | 250,000 | |--------------------------------| | 10/30 | 出荷 | 20,000 | |--------------------------------| | 11/3 | 受注 | 30,000 | |--------------------------------| | 11/5 | 受注 | 40,000 | |--------------------------------| | 11/6 | 出荷 | 30,000 | |--------------------------------| | 11/10 | 受注 | 35,000 | |--------------------------------| | 11/15 | 出荷 | 40,000 | |--------------------------------| | 11/20 | 受注 | 50,000 | |------------------------------------------- 請求締め日(20日) | 11/21 | 請求 | e | |--------------------------------| | 11/25 | 出荷 | 35,000 | -------------------------------- 金額の合計を求めると 22,000 + 30,000 + 40,000 = 90,000 よって答えはイになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 73ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン 中問C 通信販売業務に関する次の記述を読んで、問 97 〜 100 に答えよ。 通信販売を行っているF社には、毎週ほぼ一定の注文が届く。届いた注文 は、1 週間分をまとめておいて、その翌週から発送を始める。前週分のす べての注文の商品発送は、翌週中に終了させなければならない。 届いた注文の受付から商品発送までの一連の業務(以下,通販業務という) は、A さんが担当している。休暇など、何らかの理由で A さんが通販業 務の作業をできない日は、B さんが代行する。 A さん,B さんが通販業務を 1 人で担当するときに要する 1 週間の平均 作業時問は表のとおりである。ここで、F 社の就業日は月曜から金曜まで の 5 日間,1 日の勤務時間は 8 時間である。 表から、A さんが 1 人で通販業務を行う場合、1 週間の通販業務に要する 作業時間は 36 時間である。このことから、1 週間の通販業務の業務量に 対して,A さんが 1 時間でできる業務量は、その 1/36(36分の1)である。 A さんと B さんが一緒に通販業務を行うこともある。この場合、1 週間の 通販業務の業務量に対して、A さんと B さんが 1 時間でできる業務量は、 その 1/36 + 1/45 である。 問題中の図 http://roy.e.koeki-u.ac.jp/~c108139/kisoron/h21a-tyumonC.html h21春問97 A さんが 1 人で通販業務を行う場合、1 週間の通販業務の業務量に対して、 1 日でできる業務量はどれだけか。 ア 1/8 イ 5/36 ウ 1/6 エ 2/9 解答 エ 解説 A さんが 1 時間あたりできる仕事量は 1 週間の仕事量の 1/36 になる。1 日の 勤務時間は 8 時間なので、1 日でできる仕事量は次のようになる。 1/36 * 8 = 8/36 = 2/9 よって答えはエになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 146ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21春問98 A さん、B さんがそれぞれ 1 人で通販業務を行う場合の作業時間と 1 週間の通 販業務の進捗率の関係を図のようなグラフで表す。A さんが 1 人で通販業務を 行う場合の作業時間と進捗率の関係を線分 a、B さんが 1 人で通販業務を行う 場合の作業時間と進捗率の関係を線分 b で表す。 A さんと B さんの 2 人が一緒に通販業務を行うとき、作業時間と 1 週間の通 販業務の進捗率の関係を表す線分はどれか。 ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 解答 ア 解説 2 人が一緒に作業を行うと、1 人で作業するより短時間で業務を終えることがで き、1 人での作業より作業時間あたりの進歩率が高くなる。2 人一緒の作業を表 しているのは、A さんの作業を表す線分 a より左にある線分 1 になる。 よって答えはアになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 146ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21春問99 週の初めから A さんと B さんの 2 人が一緒に通販業務を行うとき、その週の 作業は何時間で終わるか。 ア 19 イ 20 ウ 40 エ 41 解答 イ 解説 2 人一緒で 1 時間でできる仕事量は 1/36 + 1/45 になる。 計算すると 1/36 + 1/45 = 5/180 = 4/180 = 9/180 = 1/20 ---- ---- ↑ ↑ | -------- B さんが 1 時間でできる仕事量 | --------------- A さんが 1 時間でできる仕事量 1 週間の仕事量の 1/20 なので、その週の作業は 20 時間で終わることになる。 よって正解はイになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 146ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21春問100 ある週の通販業務で、B さんが月曜日を担当した。火曜日以降は、A さんが担当 することになった。A さんは、この週の残りの作業をおおよそ何時間で終えるこ とができるか。 ア 20 イ 25 ウ 30 エ 35 解答 ウ 解説 B さんが月曜日に終えた仕事量は、1/45 * 8 になる。残った仕事量を A さんが 1 時間でできる仕事量は 1/36 で 割ると 29.6 時間なので、約 30 時間で終え ることができる。よって正解はウになる。 (1 - 8/45) / 1/36 = 37/45 / 1/36 = 37/45 * 36 = 29.6 ---------- ---- ↑ ↑ | ------ A さんが 1 時間でできる業務量 | --------------- 残りの業務量 参考文献 ITパスポート過去問題集 146ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン