第10回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:高橋貴宏 学籍番号:c1081390 語学クラス:中国語 コース(系):経営系 第一問 H21秋問58 ------------------------------------------------------------------------------- インターネットなどのネットワークを介して、自分自身の複製を電子メールに添 付して勝手に送信したり、ネットワーク上のほかのコンピュータに自分自身をコ ピーしたりして、自己増殖するプログラムはどれか。 ア クッキー イ スパイウェア ウ トロイの木馬 エ ワーム 解法 ワーム(worm)とは、ネットワークで接続されたコンピュータ間を移動しながら、自己増殖するプログラムのことである。自分自身の複製を電子メールに添付して勝手に送信したり、ネットワーク上のほかのコンピュータに自分自身をコピーしたりする特徴をもっているので条件と一致するため解答エが正解となる。 解答アのクッキー(cookie)については、Webサーバーに対してアクセスするクライアントPCを識別するための仕組みのことである。クッキーには利用者IDやメールアドレスなどの識別情報、アクセス履歴情報などが含まれている。 解答イのスパイウエア(spy-ware)については、本人に気付かれないようにユーザーのクライアントPCにインストールされ、密かにコンピュータ利用者のIPアドレスやWebの閲覧履歴などの個人情報を収集し、外部の特定サイトに送信するプログラムのことである。 解答ウのトロイの木馬(Trojan horse)は、一見すると正常な動作を行っている ように装いながら、利用者に分からないようにパスワードや重要な情報を外部に 流出させたり、ネットワークを通じて外部からコンピュータを操ったりするなど の行動を実行するように改変されたプログラムである。 正解:解答エ 参考文献 栢木厚. "栢木先生のITパスポート試験教室."ウィルス対策. 藤澤奈緒美編. 技術評論社,2010,p.174-175. ------------------------------------------------------------------------------- H21春中C ------------------------------------------------------------------------------- 通信販売業務に関する次の記述を読んで、問97〜100に答えよ。 通信販売を行っているF社には、毎週ほぼ一定の注文が届く。届いた注文は、1週 間分をまとめておいて、その翌週から発送を始める。前週分のすべての注文の商 品発送は、翌週中に終了させなければならない。 届いた注文の受付から商品発送までの一連の業務(以下、通販業務という)は、 Aさんが担当している。休暇など、何らかの理由でAさんが通販業務の作業をでき ない日は,Bさんが代行する。  Aさん、Bさんが通販業務を1人で担当するときに要する1週間の平均作業時間は 表のとおりである。ここで,F社の就業日は月曜から金曜\までの5日間,1 日の勤務時間は8時間である。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21a-tyumonC.html  表から,Aさんが1人で通販業務を行う場合,1週間の通販業務に要する作業時 間は36時間である。このことから,1週間の通販業務の業務量に対して,A さんが1時間でできる業務量は,その1/36である。  AさんとBさんが一緒に通販業務を行うこともある。この場合,1週間の通販業務の業務量に対して,AさんとBさんが1時間でできる業務量は,その(1/36)+(1/45)である。 ------------------------------------------------------------------------------- 第二問 H21春中C問97 ------------------------------------------------------------------------------- Aさんが1人で通販業務を行う場合,1週間の通販業務の業務量に対して,1日でできる業務量はどれだけか。 ア 1/8 イ 5/36 ウ 1/6 エ 2/9 解法 表からAさんが通販業務を1人で担当するときに要する1週間の平均作業時間は、 36時間であることが分かる。また、「1週間の通販業務の業務量に対して、Aさんが1時間でできる業務量は、その1/36である」とあるので、Aさんが1人で通販業務を行う場合、1週間の通販業務の 業務量に対して、1時間でできる業務量は1/36である。このことから残業量を求めると、Aさんの1日の勤務時間は8時間なので、1日でできる業務量は(1/36)*8=2/9 の計算から2/9となり解答エが正解となる。 正解:解答エ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 一日ででき る業務量. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.166-167. ------------------------------------------------------------------------------- 第三問 H21春中C問98 ------------------------------------------------------------------------------- Aさん,Bさんがそれぞれ1人で通販業務を行う場合の作業時間と1週間の通販業務の進捗率の関係を図のようなグラフで表す。Aさんが1人で通販業務を行う場合の作業時間と進捗率の関係を線分a,Bさんが1人で通販業務を行う場合の作業時間と進捗率の関係を線分bで表す。  AさんとBさんの2人が一緒に通販業務を行うとき,作業時間と1週間の通販業務の進捗率の関係を表す線分はどれか。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21a-tyumonC.html ア (1) イ (2) ウ (3) エ (4) 解法 線分aは、Aさんが1人で通販業務を行う場合の作業時間と進捗率の関係を表して いる。進捗率が0%のときの作業時間が0時間であることを示す原点(0,0)から始まり、進捗率が100%のときの作業時間が36時間であることを示す点(36,100)で終っている。 線分bについては、Bさんが1人で通販業務を行う場合の作業時間と進捗率の関係を表しており、線分aと同様に原点(0,0)から始まり、進捗率が100%のときの作業時間が45時間であることを示す点(45,100)で終わるがBさんはAさんよりも作業時間が多くかかるので、線分bの傾きは線分aよりも小さいことが読み取れます。 このことからAさんとBさんの2人が一緒に通販業務を行うのであれば、Aさんが1人で行うときの作業時間よりも短い時間で終えることができるはずであり、このときの線分は,点(36,100)よりもx座標が小さい点で終わり,傾きは線分aよりも大きくなる。線分のうち,この条件に該当する線分は(1)だけであるため解答アが正解である。 正解:解答ア 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 進捗率の関 係を表す線分. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.166-167. ------------------------------------------------------------------------------- 第四問 H21春中C問99 ------------------------------------------------------------------------------ 週の初めからAさんとBさんの2人が一緒に通販業務を行うとき,その週の作業は 何時間で終わるか。 ア 19 イ 20 ウ 40 エ 41 解法 AさんとBさんの2人が一緒に通販業務のさいに1週間の通販業務の業務量に対して、 AさんとBさんが1時間でできる業務量は、その(1/36)+(1 /45)である。 このことから業務量は (1/36)+(1/45)=(5/180)+(4/180)=9/180=1/20 のようになる。 この計算から1時間でできる業務量が1/20となる。したがって、2人が一緒に通販 業務を行うときの週の作業時間を求めるには、1/20の逆数で求めればよいので20時間となる。このことから解答イが正解となる。 正解:解答イ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 2人で行う作 業時間. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.166-167. ------------------------------------------------------------------------------- 第五問 H21春中C問100 ------------------------------------------------------------------------------- ある週の通販業務で、Bさんが月曜日を担当した。火曜日以降は、Aさんが担当す ることになった。Aさんは、この週の残りの作業をおよそ何時間で終えることができるか。 ア 20 イ 25 ウ 30 エ 35 解法 Bさんが1時間でできる業務量は1/45であり、1日の勤務時間は8時間です。Bさん は月曜日の1日だけを担当したので、Bさんが行った業務量は、(1/45)*8=8/45 で8/45となる したがって、この週の残りの作業の業務量は、1−(8/45)=37/45 となる。 Aさんにおいては1時間でできる業務量は1/36であり、業務量が37/45である残り の作業をAさんが担当します。よってこの作業を終えるのにかかる時間は、=37/45÷ 11/36=29.6 30 となりAさんは残りの作業をおよそ30時間で終えることができることとなり、このことから解答ウが正解である。 正解:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 残りの作業 時間. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.166-167. ------------------------------------------------------------------------------- H21秋中A ------------------------------------------------------------------------------- 販売管理業務に関する次の記述を読んで、問89〜92に答えよ。 S社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理及び請求処理で構成されており、業 務効率の向上を目的として販売管理システムを利用している。 販売管理業務の概要と販売管理システムの概要は、次のとおりである。 〔販売管理業務の概要〕 (1)受注処理では、営業担当者が顧客から注文依頼を受けると、受注データを販 売管理システムに登録する。注文には、通常注文と優先注文の二つの種別がある。 (2)出荷処理では、受注データを基に在庫引当を行う。通常注文は在庫数の70% まで引当可能であり、優先注文は在庫数まで引当可能である。 在庫引当ができた分は、倉庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。 在庫引当ができなかった分は、次の入荷を待ってから出荷する。 (3)請求処理では、毎月20日を請求締め日として、その翌日に経理担当者が出荷 済データから顧客ごとに請求書を作成して送付する。 〔販売管理システムの概要〕 販売管理システムでは、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、受 注管理ファイル、出荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録される。 ------------------------------------------------------------------------------- 第六問 H21秋中A問89 ------------------------------------------------------------------------------- S社の販売管理業務をDFDで表すとき、次の図のa、bに入る適切な字句の組合せは どれか。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonA.html ア a:営業担当者、b:受注処理 イ a:出荷管理ファイル、b:倉庫担当者 ウ a:受注管理ファイル、b:出荷処理 エ a:受注処理、b:受注管理ファイル 解法 DFD(Data Flow Diagram、データフローダイアグラム)は、業務をいくつかの機 能単位に分割し、その機能間のデータの流れを表現するダイアグラム(矢線図) のことである。 S社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理、請求処理で構成されているので、 DFD中の三つの処理にはこれらのいずれかが入りる。また、販売管理システムに おいては、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、受注管理ファイル、出 荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録されるので、 DFD中の三つのファイル にはこれらのことが入ることとなる。 まず受注処理の部分では、顧客から注文依頼を受けると、注文データを販売管理 システムに登録するとなっているので、顧客からの注文依頼を受け取る最も左側 のプロセスは「受注処理」であり、受注処理プロセスで処理した受注データが書き込 まれる空欄aのファイルは「受注管理ファイル」となる。 次に出荷処理では、受注データで在庫引き当てを行い、在庫引き当てができた分 については納品書を作成して出荷作業をするので、受注管理ファイルの受注デー タを読み込む空欄bのプロセスは「出荷処理」であり、出荷処理プロセスで処理した 出荷済データが書き込まれる右下のファイルは「出荷管理ファイル」となる。 これらのことから空欄aのファイルは受注管理ファイル、空欄bのプロセスは出荷 処理であることが分かる。 また、出荷処理の結果である出荷指示のデータは、出荷管理ファイルに登録され ると読み取られるため、gは出荷管理ファイルであることとなる。以上のことか ら適切な組み合わせである解答ウが正解となる。 正解:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." DFDの処理過 程. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.92-93. ------------------------------------------------------------------------------- 第七問 H21秋中A問90 ------------------------------------------------------------------------------- 出荷処理において、引当数の求め方を流れ図で表すとき、次の図のc、dに入る適 切な字句の組合せはどれか。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonA.html ア c:通常注文か、d:注文数≦ 在庫数の70% イ c:通常注文か、d:注文数>在庫数の70% ウ c:優先注文か、d:注文数≦ 在庫数の70% エ c:優先注文か、d:注文数>在庫数の70% 解法 この場合は流れ図の空欄Cの条件でNOの方向に進み、さらに次の条件の部分でNO の方向にすすむと在庫数を引当数として終了することになる。またYESの場合は 注文数を引当数として終了することとなる。このことから出荷処理は、通常注文と優先 注文では引き当て方法が異なるので、算出手順の最初の段階で、通常注文と優先 注文のどちらの注文種別であるかを判定する必要があるので空欄cには、この注文種 別を判定するための条件が入る。 上記であるように、空欄cの条件がNoのとき、「在庫数を引き当て数とする」と いう処理は、前の(4)−1に該当するので、空欄cの条件がNoのときに優先注文 の処理を行うこととなる。したがって、空欄cの条件には「優先注文であること」の否 定を表す内容が入るので、「通常注文か」が該当することとなる。  空欄dには、通常注文のとき、必ず判定される条件が入る。引当数を求めると きには、「引き当て可能在庫数(=在庫数の70%)」と「注文数」の比較を行い、 その結果に基づいて引当数を算出する。 空欄dの条件がNoのときには、「注文数を引き当て数とする」という処理を行っ ているので、この処理は前述の(3)−2に該 し空欄dの条件がNoのとき、引き 当て可能在庫数が注文数以上ある場合の処理を行うこととなる。 従って、空欄dの条件には「在庫数の70% ≧ 注文数」の否定を表す内容が入 るので、 在庫数の70%<注文数」が該当する。 このことから適切な組み合わ せである解答イが正解となる。 正解:解答イ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 流れ図の処 理過程. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.94-95. ------------------------------------------------------------------------------- 第八問 H21秋中A問91 ------------------------------------------------------------------------------- ある日の商品Tの注文状況が次の表のとおりであったとき、11:00の注文に対して 引当可能な数量は幾つか。ここで、この日の仕入はなく、前日の業務終了時の在 庫数は100とする。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonA.html ア 7 イ 10 ウ 14 エ 20 解法 顧客からの注文を受けた順番(注文時刻の昇順)に従って、1件ずつ在庫引き当 てをしていく。前日の業務終了時の在庫数は100であり、当日の仕入はないので、 最新の在庫数は100となる。 注文時刻が10:00、通常注文で注文数80の注文の在庫引き当てでは通常注文なの で、引き当て可能在庫数は100*0.7で70こまでの引き当てが可能となり、100の在 庫のうちの70が引き当てられ残りの30が在庫数となる。 注文時刻が10:30、通常注文で注文数10の注文の在庫引き当てでは優先注文で在 庫数30よりも注文数の方が少ないため、注文数がそのまま引き当てられる。よっ て、30個の在庫のうち10個が引き当てられ、20が在庫数となる。 注文時刻が11:00、通常注文で注文数40の注文の在庫引き当てでは通常注文なの で在庫数20の7割である14個までの引き当てが可能となるので残り6個が在庫数と なる。 以上のことから11:00の注文に対して引当可能な数は14となり解答ウが正解とな ります。 正解:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 引当数量を 求める. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.94-95. ------------------------------------------------------------------------------- 第九問 H21秋中A問92 ------------------------------------------------------------------------------- 請求処理において、顧客P社との取引が次の表のとおりであったとき、eに入る請 求金額は幾らか。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonA.html ア 70,000 イ 90,000 ウ 105,000 エ 155,000 解法 空欄eの請求の日付は11/21なので、10/21〜11/20の間に発生した取引が請求の対 象となる。また、出荷済データから請求書を作成するので、処理が「出荷」のも のだけが請求の対象となり、10/21〜11/20の間に発生した取引で、かつ、処理が「出 荷」である取引の金額を合計したものが請求金額になる。 このことより、請求処理の対象となる取引は、10/30付の出荷の取引、金額は 20,000円、 11/6付の出荷の取引、金額は30,000円、 11/15付の出荷の取引、 金額は40,000円 の3件となる。 請求金額は、これらの3件の取引の金額を合計したものなので、20,000円 +30,000円+40,000円=90,000円となるので解答イが正解である。 解答:解答イ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 請求金額を 求める. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.94-7. -------------------------------------------------------------------------------