第9回 情報処理基礎論 a レポート課題 横山広樹 C109149A 環境 h21春問56 情報セキュリィポリシに関する記述のうち、適切なものはどれか。 ア 企業のセキュリティポリシは、会社法の規定に基づき、株主総会で承認を得 なければならない。 イ 企業のセキュリティポリシは、導入するシステムごとに定義する必要がある。 ウ セキュリティポリシ策定の要因となっている情報システム脆弱性を対外的に 公表しなければならない。 エ 目標とするセキュリティレベルを達成するために、遵守すべき行為及び判断 についての考え方を明確にする必要がある。 解答 エ 解説 情報セキュリティポリシは、企業や組織において実施するセキュリティ対策の方 針や行動指針のこと。代表者や幹部が中心となって策定し、明文化して社内に公 開する。 ア 情報セキュリティポリシを策定するのに、株主総会の承認は必要ないので間 違い。 イ 情報セキュリティポリシは、全社共通の指針であり、導入するシステムごと に策定するものではないので間違い。 ウ 情報システムの脆弱性を対外的に公表する必要はないので間違い。 エ 正解。基本方針や対策基準など、情報セキュリティ対策として具体的に実施 する内容を記載する。 参考文献 ITパスポート過去問題集 49ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン 中問A AN で構成されるシステムの障害を特定するための手順に関する次の記述を読ん で、問 89 〜 92 に答えよ。 M さんの部署では、図に示すような、PC 2 台(PC1 と PC2)、サーバ 1 台とプリ ンタ 1 台を、ハブ 1 台と 4 本のケーブル a 〜 d でつないだ LAN で構成され るシステムを使っている。 図 LANの構成 http://roy/~c108139/kisoron/h21ap34.html この LAN に接続されているプリンタは、プリントサーバ機能を有しており、PC から直接プリンタに出力できる設定になっている。ある日、Mさんは PC1からプ リンタに出力を行ったが、出力できなかった。前日に同じ処理を行ったときは、 出力できていた。 なお、各機器と各ケーブルの接続箇所については、ソケットの不具合は機器側の 障害、コネクタの不具合はケーブル側の障害として切り分けられるものとする。 また、障害が複数箇所で同時に発生する可能性はなく、PC1では障害が発生してい ないものとする。 h21秋問89 障害の原因と考えられる構成要素は、LAN を構成する PC2、サーバ、プリンタ、 ハブとケーブル a 〜 d の八つの中に幾つあると考えられるか。 ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 解答 エ 解説 PC1 からプリンタもでの経路を確認すると、 PC1 → ケーブル c → ハブ → ケー ブル b → プリンタ になる。これら 5 つの構成要素のうち、「PC1 では障害が 発生していない」ので、障害の原因として考えらるのは 4 つある。よって正解 はエになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 140ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問90 M さんは、障害の原因を追及するため、PC2 からプリンタに出力できるかを確認し た。また、PC1 と PC2 をハブにつないでいるケーブル c と d をハブ側で差し 替えた場合、PC2 からプリンタに出力できるかをも確認した。どちらの場合も、 PC2 から出力できるようであれば、障害の原因と考えられる構成要素は、LAN を構成する PC2、サーバ、プリンタ、ハブとケーブル a 〜 d の八つの中に幾つ あると考えられるか。 ア 0 イ 1 ウ 2 エ 3 解答 イ 解説 問題文より、次の 2 点を確認することができる。 ・PC2 から印刷できる → PC2、 ケーブル d、 ハブ、 ケーブル b、 プリンタに問題はない。 ・ハブでケーブル c と d のソケットを入れ替えても、PC2 から印刷できた → ハブのソケットにも不具合はない。 サーバとケーブル a は関係ないので、障害の原因として考えられるのは「ケー ブル c 」だけになる。よって答えはイになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 140ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問91 M さんは、障害の原因を特定するための手順を、流れ図に書いて考えてみること にした。このとき、次の図の X に入る適切な字句はどれか。 なお、次の流れ図は、作成途中のものである。 流れ図 http://roy/~c108139/kisoron/h21ap36.html ア PC1 とハブをつなぐソケット、すなわちハブの障害ではないか イ PC1 とハブをつなぐケーブル c の障害ではないか ウ プリンタとハブをつなぐケーブル b の障害ではないか エ プリンタの障害ではないか 解答 ア 解説 該当の手順では、「ケーブルを差しこむソケットを入れ替えて、プリンタに出力 できるか」を確認している。出力できない場合はソケット、つまりハブが障害の 原因と考えられるため正解はアになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 140ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問92 M さんは、今回の障害の原因を特定するための手順を、流れ図として完成させよ うと考えた。このとき、次の図の Y に入る適切な字句はどれか。 なお、次の流れ図は、作成途中のものである。 流れ図 http://roy/~c108139/kisoron/h21ap37.html ア ハブの障害ではないか イ プリンタとハブをつなぐケーブル d の障害ではないか ウ プリンタとハブをつなぐケーブル b、または、ハブの障害ではないか エ プリンタの障害ではないか 解答 ア 解説 「PC2 からプリンタに出力できない」「PC1 からサーバにアクセスできない」の 2 つの経路に共通する構成要素はハブになる。複数のケーブルに問題があるケー スも考えられるが、前提として「障害複数個所で同時に発生する可能性はなく」 と問題文に記載されているので、考慮する必要はないので正解はアになる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 140ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン 中問B 会員データの分析に関する次の記述を読んで,問 93 〜 96 に答えよ。 フィットネスジムに勤める A さんは、会員管理システムのデータを基に、PC の データベースソフトを利用して、利用状況の分析を行うことにした。図1 に示す 構造をもつ会員管理システムの会員表及び入館表から、20 代 〜 50 代の会員に ついてのデータを 1 か月分取得した。 会員データ --------------------------------- | 会員番号 | 会員名 | 性別 | 年齢 | --------------------------------- 入館表 ---------------------------- | 会員番号 | 日付 | 入館時刻 | ---------------------------- 図 1 会員表及び入館表のデータ構造 利用状況の分析を始めるために、取得した会員表及び入館表から 図2 に示す構造 をもつ会員利用分析表を作成した。 会員利用分析表 --------------------------------------------------- | 会員番号 | 会員名 | 性別 | 年齢 | 日付 | 入館時刻 | --------------------------------------------------- 図 2 会員利用分析表のデータ構造 作成した会員利用分析表のデータを基に、表に示す性別年代別利用者数一覧を作 成した。人数は延べ人数であり、1 か月間の利用回数を表している。 表 性別年代別利用者一覧 ------------------------ | 性別 | 年代 | 人数(人) | |------------------------| | | 20代 | 56 | | |-----------------| | | 30代 | 114| | |-----------------| | 男性 | 40代 | 227| | |-----------------| | | 50代 | 295| | |-----------------| | | 小計 | 692| |------------------------| | | 20代 | 100| | |-----------------| | | 30代 | 215| | |-----------------| | 女性 | 40代 | 348| | |-----------------| | | 50代 | 227| | |-----------------| | | 小計 | 890| ------------------------ h21秋問93 図2 に示す会員利用分析表の作成方法について、適切なものはどれか。 ア 会員表と入館表を、会員番号をキーにして結合する。 イ 会員表を会員番号で整列し、入館表から射影する。 ウ 入館表の会員番号をキーにして、会員表を選択する。 エ 入館表を会員番号で整列し、会員表を選択する。 解答 ア 解説 会員利用者分析表を作成するには、会員表と入館表のすべての項目が必要になる。 そのため、会員番号の項目をキーとして、2 つの表を結合する。よって正解はア になる。 参考文献 ITパスポート過去問題集 143ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問94 表の性別年代別利用者数一覧の分析として、適切なものはどれか。 ア 女性 30 代は、男性 40 代よりも利用者が多い。 イ 同年代で比較すると、すべての年代で女性の利用者の方が多い。 ウ 男性は 50 代、女性は 40 代の利用者が最も多い。 エ 年代別利用者数を比較すると、男性女性ともに 50 代の利用者が最も多い。 解答 ウ 解説 ア 女性 30 代は 215 人、男性 40 代は 227 人なので、女性 30 代は男性 40 代よりも利用者が少ないので間違い。 イ 50 代は女性利用者の方が少ないので間違い。 ウ 選択肢の通りなので正解。 エ 女性で利用者が最も多いのは 40 代なので間違い。 参考文献 ITパスポート過去問題集 143ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問95 表の性別年代別利用者の構成比が分かるようにグラフ化した。次の図の性別年 代別構成比グラフの Z に入る項目名として、適切なものはどれか。 性別年代別構成比のグラフ http://roy/~c108139/kisoron/h21ap40.html ア 女性 30 代 イ 女性 40 代 ウ 男性 40 代 エ 男性 50 代 解答 エ 解説 構成比は全体に対する割合を示したもの。よって、利用者数が多いほど、構成比 が多くなる。2 番目に多いのは、男性 50 代なので正解はエになる。 ------------------------ | 性別 | 年代 | 人数(人) | |------------------------| | | 20代 | 56 | | |-----------------| | | 30代 | 114| | |-----------------| | 男性 | 40代 | 227| | |-----------------| | | 50代 | 295| ← 2 番目に多い | |-----------------| | | 小計 | 692| |------------------------| | | 20代 | 100| | |-----------------| | | 30代 | 215| | |-----------------| | 女性 | 40代 | 348| ← 1 番目に多い | |-----------------| | | 50代 | 227| | |-----------------| | | 小計 | 890| ------------------------ 参考文献 ITパスポート過去問題集 143ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン h21秋問96 女性会員について、年代別に各時間帯に入館した人数の推移が分かるようにグラ フ化した。次の図の女性会員の年代別時間帯推移グラフの分析として、適切なも のはどれか。 女性会員の年代別時間帯推移のグラフ http://roy/~c108139/kisoron/h21ap42.html ア 10 〜 14 時と 14 〜 18 時の時間帯で比較した 30 代の増加率よりも、14 〜 18 時と 18 〜 22 時の時間帯で比較した 40 代の増加率の方が大きい。 イ 10 〜 14 時と比べ 14 〜 18 時の時間帯では、50 代の増加率が最も大きい。 ウ 14 〜 18 時と比べ 18 〜 22 時の時間帯では、30 代の増加率が最も大きい。 エ 時間帯が遅くなるとともに、すべての年代で入場者数が増加している。 解答 ア 解説 ア 正解。10 〜 14 時と 14 〜 18 時の時間帯の 30 代の増加率は 3 倍( 75 / 25 = 3)、14 〜 18 時と 18 〜 22 時の 40 代の増加率は 4 倍以上( 220 / 53 = 4.1…)なので、40 代の方が大きい。 イ 10 〜 14 時と 14 〜 18 時の時間帯を比較すると、50 代の入館者はほぼ横 ばいになっている。20 代は 2 倍以上( 35 / 15 = 2.3…)、30 代は 3 倍( 75 / 25 = 3)、入館者数が増加しているのでまちがい。 ウ 14 〜 18 時と 18 〜 22 時の時間帯を比較すると、30 代の入館者数の増加 率は約 1.5 倍( 115 / 75 = 1.5…)になる。40 代は 4 倍以上( 220 / 53 = 4.1…)なので、30 代より増加率が大きいので間違い。 エ 40 代は、10 〜 14 時の 75 人から、14 〜 18 時の 53 人に減少している。 参考文献 ITパスポート過去問題集 143ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン