第9回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:及川 雄寛 学籍番号:c1090302 語学クラス:英語3 コース:政策マネジメント H21年春中問C:通販業務に関する次の記述を読んで、問97〜100に答えよ。 通販業務を行っているF社には、毎週ほぼ一定の注文が届く。届いた注文は、1週 間分をまとめておいて、その翌週から発送を始める。前週分の全ての注文の商品 発送は、翌週中に終了させなければならない。 届いた注文の受付から商品発送までの一連の業務(以下、通販業務という)は、A さんが担当している。休暇など、何らかの理由でAさんが通販業務の作業を出来 ない日は、Bさんが代行する。 Aさん、Bさんが通販業務を一人で担当するときに要する1週間の平均作業時間は 表のとおりである。ここで、F社の就業日は月曜から金曜までの五日間、一日の 勤務時間は8時間である。 表 通販業務を一人で担当するときに要する一週間の平均作業時間 -------------------------------- | 社員 | 平均作業時間 | | | (時間/週) | -------------------------------- | A | 36 | -------------------------------- | B | 45 | -------------------------------- 表から、Aさんが一人で通販業務を行う場合、一週間の通販業務に要する作業時 間は36時間である。このことから、一週間の通販業務の業務量に対して、Aさん が1時間で出来る業務量は、その1/36である。 AさんとBさんが一緒に通販業務を行うこともある。この場合、一週間の通販業務 の業務量に対して、AさんとBさんが1時間で出来る業務量は、その1/36+1/45であ る。 ------------------------------------------------------------------------------- H21年春問97:Aさんが一人で通販業務を行う場合、一週間の通販業務の業務量に 対して、一日で出来る業務量はどれか。 ア:1/8 イ:5/36 ウ:1/6 エ:2/9 解答:エ 解法:1日の勤務時間は8時間なので、1/36*8=2/9となる。よって、エが正解。 参考文献:トライデントコンピュータ専門学校より http://computer.trident.ac.jp/license/examin/index.html 平成21年度春期ITパスポート試験 解説 http://computer.trident.ac.jp/license/examin/it21-am_spring.html ------------------------------------------------------------------------------- H21春問99:週の初めからAさんとBさんの二人が一緒に通販業務を行うとき、その 週の作業は何時間で終わるか。 ア:19 イ:20 ウ:40 エ:41 解答:イ 解法:1/36+1/45=5/{(3^3^4)^5}+4{(3^3^5)^4}=9/(9^20)=1/20 よって、20時間となるので、イが正解。 参考文献:トライデントコンピュータ専門学校より http://computer.trident.ac.jp/license/examin/index.html 平成21年度春期ITパスポート試験 解説 http://computer.trident.ac.jp/license/examin/it21-am_spring.html -------------------------------------------------------------------------------- H21春問100:ある週の通販業務で、Bさんが月曜日を担当した。火曜日以降は、A さんが担当することになった。Aさんは、この週の残りの作業をおよ そ何時間で終えることが出来るか。 ア:20 イ:25 ウ:30 エ:35 解答:ウ 解法:Bさんが月曜日を担当することで、1/45*8時間=8/45の業務が済んだ。残り の業務量は、37/45。これをAさんの業務量1/36で割ればいいので、37/45ー 1/36=1332/45=29.6。よって、およそ30時間なので、ウが正解。 参考文献:トライデントコンピュータ専門学校より http://computer.trident.ac.jp/license/examin/index.html 平成21年度春期ITパスポート試験 解説 http://computer.trident.ac.jp/license/examin/it21-am_spring.html -------------------------------------------------------------------------------- 平成22年度 春期 中間C 事業戦略立案に関する次の記述を読んで、問に答えよ。 健康食品メーカのS社の企画部では、健康菓子事業の戦略立案を進めており、 自社の状況を、SWOT分析での強み、弱み、機会、脅威に分類して認識し、採る べき戦略を検討して二つの方針案を作成した。 S守阿野状況と方新案の概要は、次のとおりである。 [S社の状況] (1) 営業拠点数が他社よりも少ない (2) 競合するT社の健康菓子事業の撤退が決まった。 (3) 競合他社よりも高井商品企画力をもっている。 (4) 健康志向の高まりで、健康食品への関心が高まっている。 (5) 工場の老朽化が進んでいる。 (6) 少子化によって子供の人口が減少している。 (7) 食品の安全性に対する消費者の目が厳しくなっている。 (8) 顧客の会員化によって顧客情報が集まり、富裕層の会員獲得にも成功し ている。 [方針案の概要] 方針案1:強みを更に伸ばすために、情報システムを強化する。 方針案2:自社の事業の拡大を図るために、T社が撤退する事業を買収する。 ここ数年の健康菓子の市場シェアは、Q社25%、R社16%、S社12%、T社 10%、その他37%である。 [ストラテジ] 問98 [S社の状況]の中で、強みに分類されるものとして、適切な組み合わせ はどれか。 ア (1)と(5) イ (2)と(4) ウ (3)と(8) エ (6)と(7) 解答 ウ 解法 SWOT分析とは目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人 の 強み(Strengths) 弱み(Weaknesses) 機会(Opportunities) 脅威(Threats) を評価し、戦略計画に用いるツールの一つを指す。 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)の中から強みを探す (1) 営業拠点数が他社よりも少ない →他社より少ない事は弱みに相当する。 (2) 競合するT社の健康菓子事業の撤退が決まった。 →競合相手の減少は機会に相当する。 (3) 競合他社よりも高井商品企画力をもっている。 →他社よりも優れていることは強みに相当するので正解。 (4) 健康志向の高まりで、健康食品への関心が高まっている。 →自社ではない外部の関心が高まることは機会に相当する。 (5) 工場の老朽化が進んでいる。 →生産力の減少が予測されるので弱みに相当する。 (6) 少子化によって子供の人口が減少している。 →消費者の人数が減少することを表しているので脅威となる。 (7) 食品の安全性に対する消費者の目が厳しくなっている。 →購買力が減少する可能性があるので脅威を表している。 (8) 顧客の会員化によって顧客情報が集まり、富裕層の会員獲得にも成功し ている。 →他社に対してのアドバンテージに相当するので強みと考えられる。 よって強みの組合せとして正しいのは(3)(8)のウ 参考文献 wikipediaにて SWOT分析 http://ja.wikipedia.org/wiki/SWOT%E5%88%86%E6%9E%90 ------------------------------------------------------------------------------- [ストラテジ] 問99 方針案1に沿って、強みを更に伸ばすための方策に関する記述として、適切な ものはどれか。 ア 営業拠点数の影響を受けにくいインターネットによる通信販売システムを導 入する イ 顧客の購買データを分析して、会員にきめの細かいサービスを提供するため に、CRMシステムを導入する。 ウ 商品の生産行程における安全管理を徹底するために、生産管理システムの刷 新を図る。 エ 成人向け健康菓子の企画に際して、各地域の人口分析に関する統計データを 分析することを目的として、POSシステムを導入する。 解答 イ 解法 CRMシステムとは『Customer Relationship Management』 Customer 顧客 取引先 Relationship 関係 結び付き 関連 Management 経営 管理 マネジメント 情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築 く手法を指す。主に商品の売買から保守サービス、各顧客との全てのやりと りを一貫で管理することで実現が可能となる。 顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高め、 顧客を常連客とし、収益率の極大化を目的としている。 POSシステムとは『Point Of Sales system』の略で、販売時点管理と訳 される。店舗にて商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結 果を在庫管理やマーケティングの判断材料として用いるシステムを指す。 ア (1)の営業拠点が少ないことへの対策なので 弱みへの対策となる。よって誤り。 イ (8)の強みである顧客情報が集まっている状況において、CRMシステムの採 用は更に強みを伸ばす効果が望めるので正解。 ウ 安全管理の徹底による生産管理システムの刷新は、(7)の食品の安全性 に対しての対策である。強みを伸ばすものでは無いため誤り。 エ 少子化による子供の人口減少にて、成人向けの健康菓子へのシフトが健 全と考えれる為、(6)への対策である。よって誤り。 参考文献 IT用語辞典e-worsより CRM http://e-words.jp/w/CRM.html SPACE ALCにて Customer http://eow.alc.co.jp/customer/UTF-8/ Relationship http://eow.alc.co.jp/Relationship/UTF-8/ Management http://eow.alc.co.jp/Management/UTF-8/ ------------------------------------------------------------------------------- [ストラテジ] 問100 方針案2を進めた場合、[S社の状況]の(1)と(5)に対処することができ、 T社が占めていた市場シェアをほぼ確保できる見込みである。市場シェアに 基づいて次の表のような戦略を採った場合、買収後のS社の戦略に関する記 述として、適切なものはどれか。 ------------------------------------------------------------------- | 市場シェア | 採る戦略 | ------------------------------------------------------------------- | 市場シェアが1位の企業 | 市場全体の規模拡大 | ------------------------------------------------------------------- | 市場シェアが2位の企業 | 自社の強みで他社を攻撃 | ------------------------------------------------------------------- | 市場シェアが3位以下だが、特定商品の市| 特定のニーズの適応 | | 場シェアは1位の企業 | | ------------------------------------------------------------------- | 上記以外 | 摸倣によるコストの節約 | ------------------------------------------------------------------- ア Q社の人気商品に類似した健康菓子を商品化し、Q社よりも低価格で販売する。 イ アレルギーに配慮した健康菓子の生産に特化して、高価格、高収益を目指す。 ウ 広告などによって人々の健康志向を高め、健康菓子の需要そのものを増やす。 エ 商品企画に関連する部門に資金を投入して、競争力の優れた商品を企画し、 販売する。 解答 エ 解法 方針案2を実行した際はT社の事業を買収するので S社12% + T社10% = S社22%となる。 よって市場シェア2位となる。 市場シェア2位となったので「自社の強みで他社を攻撃」の戦略を採る必要 がある。 S社の強みは (3)競合他社よりも高い商品企画力を持っている (8)顧客の会員化によって顧客情報が集まり、富裕層の会員獲得に成功して いる となっているので、高い商品企画力を活かすため(3)へ資金を投入して競争 力の高い商品を開発するのが最も望ましい。 ア Q社の人気商品の摸倣、とあるので市場シェアがそれ以外の企業が採るべ き戦略である。S社は該当しないので誤り。 イ アレルギーに配慮した健康菓子の生産に特化…特定ニーズへの適応は市場 シェア3位以下であるが、特定商品の市場シェアは1位の企業が採るべき戦略 である。S社は該当しないので誤り。 ウ 広告によって、健康菓子の需要そのものを増やす…市場シェア1位の企業 が採るべき戦略であるため誤り。 エ 自社の強みによって他社を攻撃する…市場シェア2位の企業が採るべき戦 略であるため正解。 -------------------------------------------------------------------------------- H21年秋 中問A S社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理及び請求処理で構成されており、 業務効率の向上を目的として販売管理システムを利用している。 販売管理業務の概要と販売管理システムの概要は、次のとおりである。 [販売管理業務の概要] (1) 受注処理では、営業担当者が顧客から注文依頼を受けると、受注データ を販売管理システムに登録する。注文には、通常注文と優先注文の二つの種 別がある。 (2) 出荷処理では、受注データを基に在庫引当を行う。通常注文は在庫数の 70%まで引当可能であり、優先注文は在庫数まで引当可能である。在庫 引当ができた分は、倉庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。在 庫引当ができなかった分は、次の入荷を待ってから出荷する。 (3) 請求処理では、毎月20日を請求締め日として、その翌日に経理担当者が 出荷済データから顧客ごとに請求書を作成して送付する。 [販売管理システム] 販売管理システムでは、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、 受注管理ファイル、出荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録される。 問90 出荷処理において、引当数の求め方を流れ図で表すとき、次の図のc、dに入 る適切な字句の組合せはどれか。 開始 ) --------- | | | / \ / \ Yes / c \---------------------------- \ / | \ / | \ / | | No | | | | | / \ / \ / \ Yes / \ Yes / \----- / \------------- \ / | \ d / | \ / | \ / | \ / | \ / | | | | No | | | | | | -----------------------| | | | | ---------------- --------------- -------------- | 在庫数を | | 注文数を | | | | 引当数とする | | 引当数とする | | | ---------------- ---------------- --------------- | | | | | | |←---------------------------------------------- | | ---------------- ( 終了 ) ---------------- 注 網掛けの部分は、表示していない。 ------------------------------------ | c | d | ------------------------------------------ | ア | 通常注文か | 注文数<=在庫数の70% | ------------------------------------------ | イ | 通常注文か | 注文数>在庫数の70% | ------------------------------------------ | ウ | 優先注文か | 注文数<=在庫数の70% | ------------------------------------------ | エ | 優先注文か | 注文数>在庫数の70% | ------------------------------------------ 解答 イ 解説 まず「c」を求めるとする。 出荷処理は、通常注文と優先注文とで、引当方法が違うので、最初で判断 する必要がある。なので「c」には注文種別を判断するための条件が入る。 ここで、「c」の条件がNoのとき「在庫数を引当数とする」という処理を行 う場合があるというところに着目する。上の記述より(受注データを基に在 庫引当を行う。通常注文 は在庫数の70%まで引当可能であり、優先注文は在 庫数まで 引当可能である。)優先注文のときは、在庫数まで引当可能なので、 「c」の条件がNoのときに優先注文の処理を行うことがわかる。なので、「c」 には 「優先注文であること」を否定する内容が入るので「通常注文か」が 入る。 次に、「d」を求める。 まず通常注文の場合は、必ず引当数を求めるとき、「引当可能在庫数(=在 庫数の70%)」と「注文数」の比較をし、その結果に基づいて引当をする。 「d」の条件がNoのときは、「在庫数を引当数とする」となっているので、 この処理は、上記の( 通常注文は在庫数の70%まで引当可能であり)とある ので、在庫数が注文数以上ある場合は、注文数を引当にできる。よって、 「d」の条件がNoの場合、(在庫数の70%>=注文数)の処理を行うので、「d」 には、これの否定を示す内容が入るので、「在庫数の70%<注文数」が入る。 よって正解はイとなる。 参考文献 selfup http://itpro.nikkeibp.co.jp/selfup/index.html H21年秋中問A 問90 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343529/?ST=slfcer ------------------------------------------------------------------------------- H21年秋 問91 ある日の商品Tの注文状況が次の表のとおりであったとき、11:00の注文に 対して引当可能な数量は幾つか。ここで、この日の仕入れはなく、前日の 業務終了時の在庫数は100とする。 -------------------------------- | 注文時刻 | 注文種別 | 注文数 | -------------------------------- | 10:00 | 通常注文 | 80 | -------------------------------- | 10:30 | 優先注文 | 10 | -------------------------------- | 11:00 | 通常注文 | 40 | -------------------------------- ア 7 イ 10 ウ 14 エ 20 解答 ウ 解説 前日の業務終了時で在庫数が100で、当日の仕入れ数が無いので、現在の在 庫数は100なる。 まず、10:00にあった通常注文では、注文数が80で引当可能在庫数を算出す るための計算として、現在の在庫数「100」に通常の場合は在庫数の「70%」 まで引当が可能なので、「100×70%=70」となる。「注文数(80)>引当可能在 庫数(70)」が成立するので引当可能在庫数と等しくなるので、70となる。 最新の在庫数が「100ー70=30」となる。 次に10:30にあった優先注文で、優先注文は在庫数だけ引当が可能なので、 「30」引当が可能。注文数が「10」なので、「30ー10=20」となる。 最新の在庫数が「20」になる。 最後に11:00の通常注文は、10:00のときと同じで、通常注文なので、在庫数 の70%まで引当可能なので、残りの在庫数「20」に70%を掛けるので 「20×70%=14」となる。なので11:00の注文に対する引当可能数量は「14」 となる。よって正解はウ 参考文献 selfup http://itpro.nikkeibp.co.jp/selfup/index.html H21年秋中問A 問91 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343553/?ST=slfcer -------------------------------------------------------------------------------- H21年秋 問92 請求処理において、顧客P社との取引が次の表のとおりであったとき、eに 入る請求金額は幾らか。 ------------------------------ | 日付 | 処理 | 金額(円)| ------------------------------ | 10/18 | 受注 | 20,000| ------------------------------ | 10/21 | 請求 | 250,000| ------------------------------ | 10/30 | 出荷 | 20,000| ------------------------------ | 11/3 | 受注 | 30,000| ------------------------------ | 11/5 | 受注 | 40,000| ------------------------------ | 11/6 | 出荷 | 30,000| ------------------------------ | 11/10 | 受注 | 35,000| ------------------------------ | 11/15 | 出荷 | 40,000| ------------------------------ | 11/20 | 受注 | 50,000| ------------------------------ ア 70,000 イ 90,000 ウ 105,000 エ 155,000 解答 イ 解説 問題文より、毎月20日を請求締め日とし翌日に経理担当者が出荷済データか ら顧客ごとに請求書を作成する請求処理をしているので、「e」の請求は10月21 日〜11月20日の間に発生したものが対象となる。また、出荷済データか請求 書を作成するので、処理が「出荷」のものだけが請求の対象となる。よって、 出荷の処理がある。取引の金額を合計すればよい。 10月30日……………20,000円 11月06日……………30,000円 11月15日……………40,000円 以上の3つになる。これらの金額を合計する。 20,000円 + 30,000円 + 40,000円 = 90,000円 となる。よって正解は90,000円のイとなる。 参考文献 selfup http://itpro.nikkeibp.co.jp/selfup/index.html H21年秋中問A 問92 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343554/?ST=slfcer