第8回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:榎本知佳 学籍番号:C1090242 語学クラス:英語5 コース(系):地域共創コース -------------------------- H22春問72 PCやハードディスクを譲渡したり返却したりする前に実施しておくこととして、 ハードディスクからの情報漏えいを防ぐ最も確実な方法はどれか。 ア ハードディスク全体を 16 進数の 00 や FF、 又は乱数で複数回上書きしておく。 イ ハードディスク全体を論理フォーマットしておく。 ウ ハードディスク内のすべてのファイルやフォルダをごみ箱に捨て、 最後にごみ箱を空にしておく。 エ ハードディスクにパスワードロックをかけておく。 正解 ア 解説 全体をフォーマット(初期化)すればよいと思いがちだが、 フォーマットというのは大まかにいえばハードディスクなどに データを消去するわけではなく、データがあった部分を 書き込み可とする処理なので、 初期化してもハードディスクにはデータがまだ存在している。 これを不正な方法で読みだされると予期しない情報漏えいが起こってしまう。 に最も確実な方法は、「ハードディスク内をランダムデータを埋め尽くす」方法 で、選択肢の「ア」がそれに相当する。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q72.html ------------------------------- H22春問74 電子透かし技術によってできることとして、最も適切なものはどれか。 ア 解読鍵がなければデータが利用できなくなる。 イ 作成日や著作権情報などを、透けて見える画像として元の画像に重ねて表示できる。 ウ データのコピー回数を制限できる。 エ 元のデータからの変化が一見して分からないように作成日や著作権情報などを埋め込むことができる。 正解 エ 解説 電子透かし技術とは、デジタルコンテンツに作者名・課金情報・ コピー可能回数など著作権情報を目で確認するのが 困難な状態で埋め込む技術である。 通常、電子透かしと言えば目に見えない知覚困難型のことを指し、 データの取り出しは専用の検出ソフトで行う。 また、 電子透かしと鍵は関係ない。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q74.html ------------------------ H22春問78 電車の定期券などとして利用される非接触型ICカードに用いられている技術はどれか。 ア IrDA イ RFID ウ バーコード エ 無線LAN 正解 イ 解説 RFIDは、ID情報を埋め込んだRFタグ(ICタグ)から 電磁界や電波を用い通信可能距離は数cm〜数mで無線通信をし情報をやりとりする技術。 非接触型ICカードもRFIDを同様の技術がつかわれていて、 現在使われているものには、乗車カード(Suica, PASMOなど)や 電子マネー(Edyなど)などがある。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q78.html ---------------------- H22春問80 TCP/IPのポート番号によって識別されるものはどれか。 ア コンピュータに装着されたLANカード イ 通信相手のアプリケーションソフトウェア ウ 通信相手のコンピュータ エ 無線LANのアクセスポイント 正解 イ 解説 IPアドレスが送受信の対象コンピュータを識別する数値なのに対して、 ポート番号はデータの宛先となるアプリケーションを表す数値。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q80.html ------------------------- H22春問81 フラッシュメモリに関する記述として、適切なものはどれか。 ア 一度だけデータを書き込むことができ、以後読み出し専用である。 イ 記憶内容の保持に電源供給を必要としない。 ウ 小型化が難しいので、ディジタルカメラの記憶媒体には利用されない。 エ レーザ光を用いてデータの読み書きを行う。 正解 イ 解説 フラッシュメモリは、1.書き換え可能であり、 2.電源を切ってもデータが消えない、3.半導体メモリ である。 区分的にはEEPROMの一種で、ROM(Read Only Memory)に分類されるが、 書き換えが可能なためROMでもRAMでもない存在として 別に分類されている場合もある。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q81.html ---------------- H22春問83 関係データベースにおいて主キーを指定する目的はどれか。 ア 主キーに指定した属性(列)で、複数のレコード(行)を同時に特定できるようにする。 イ 主キーに指定した属性(列)で、レコード(行)を一意に識別できるようにする。 ウ 主キーに指定した属性(列)に対し、検索条件を指定できるようにする。 エ 主キーに指定した属性(列)を算術演算の対象として扱えるようにする。 正解 イ 解説 主キーは属性(列)内で一意(同じ値が存在しない) になるように決められた値で、主キーの値一つに対して それに対応するレコード(行)が一つという関係が成り立つようになる。 通常は順番コード、区分コード、桁別コードなどの数値の形式をとり、 複数の属性を組み合わせた復号キーの形をとることもある。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q83.html --------------------- H22春問84 TCO(Total Cost of Ownership)の説明として、最も適切なものはどれか。 ア システム導入後に発生する運用・管理費の総額 イ システム導入後に発生するソフトウェア及びハードウェアの障害に対応するために必要な費用の総額 ウ システム導入時に発生する費用と、導入後に発生する運用費・管理費の総額 エ システム導入時に発生する費用の総額 正解 ウ 解説 システムにかかる費用は発生する時期によって2つの種類に分類され、 導入時に発生する費用をイニシャルコスト、 運用時の管理や故障するに対する修理などにかかる費用をランニングコストという。 TCOは、イニシャルコストとランニングコスト を含めた費用の総額を示す額である。 導入時の費用が低くても運用に費用がかかったり、 またその逆もあるためシステム導入時にトータルでかかる総コストを算定する。 この金額がTCOでシステム導入の可否を検討する材料として使われる。 アは、ランニングコストの一部の費用。 イは、ランニングコストの一部の費用。 ウは、イニシャルコスト。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q84.html ----------------------- H22春問86 サーバの仮想化技術に関する記述として、適切なものはどれか。 ア 1台のコンピュータ上で複数のサーバを仮想的なサーバを動作させるための技術 イ 公衆回線を経由してサーバにアクセスする際に、 公衆回線を仮想的に専用回線であるかのように利用するための技術 ウ コンピュータグラフィックスや音響技術を駆使して、 仮想的に現実感をもつ空間を作り出す機能をサーバにもたせるための技術 エ サーバにおいて、ハードディスクを仮想的に主記憶装置の代わりとして利用するための技術 正解 ア 解説 サーバの仮想化技術は、従来は1台のサーバに1つの機能であった サービスの機能を仮想化技術を使うことで 1台のサーバに複数のサーバの機能を持たせる技術である。 これによって、サーバの台数が少なくなるので物理的な管理は簡単になるが、 一つのサーバに複数のサーバの機能をもたせているので 処理に対するオーバーヘッドの割合は高くなる。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q86.html -------------------- H22春問87 攻撃者が、システムの利用者になりすましてシステム管理者に電話をかけ、 パスワードを忘れたと言ってパスワードを初期化してもらい、 システムに侵入した。このような行為を何というか。 ア DoS攻撃 イ 総当たり攻撃 ウ ソーシャルエンジニアリング エ バックドア 正解 ウ 解説 この行為はソーシャルエンジニアリングにあたる。 技術的な方法ではなく人の弱みに付け込んで、 パスワードなどを不正に取得する方法である。 参考文献 ITパスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q87.html