第7回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:及川 雄寛 学籍番号:c1090302 語学クラス:英語3 コース:政策マネジメント H21年春問88 データベースの障害回復に用いられ、データベースの行進に関する情報が格納さ れているファイルはどれか。 ア:インデックスファイル イ:バックアップファイル ウ:ログファイル エ:ロードモジュールファイル 解答:ウ 解法:アのインデックス[index]とは、索引、見出し、添字などの意味をもつ英単 語のことを言う。プログラミングでは、配列の要素を区別・指定するため の通し番号をインデックス(添字)という。データベースや検索エンジンで は、テーブルなどに格納されたデータを素早く検索・抽出するための識別 データ・検索データなどのことをインデックスと言う。よって、誤り。 イのバックアップ[backup]とは、データの写しを取って保存することを言 う。コンピュータに保存されたデータやプログラムを、破損やコンピュー ターウィルス感染などの事態に備え、別の記憶媒体に保存することを言う。 保存されたデータのこともバックアップと呼ぶ場合もある。よって、誤り。 ちなみに[backup]の意味は「援護」。 ウのログ[log]とは、コンピュータの利用状況やデータ通信の記録を取る ことであり、またその記録のことを言う。操作やデータの送受信が行われ た日時と、行われた操作の内容や送受信されたデータの中味などが記録さ れる。問題の内容と合致するので、正解。ちなみに、[log]の意味は「運用 記録」である。 エのロードモジュール[load module]とは、メインメモリーにロードできる 実行ファイル形式のモジュールのことを言う。プログラムがモジュールの 集まりで構成されている場合、リンカによって結合されることで、ひとつ のモジュールとして扱われる。よって、誤り。ちなみにリンカ[linker]と は、コンパイラによって変更されたオブジェクトコードに、必要なライブ ラリを付け加えて実行可能ファイルを生成するプログラムのこと。コンパ イラ[compiler]とは、人間がプログラム言語で、記述したソフトウェアの 設計図(ソースコード)を、コンピューターが実行できる型式(オブジェクト コード)に変換するソフトウェアのことを言う。[linker],[compiler]のそ れぞれの意味は、「結合させる人」、「編集者」である。 参考文献:IT用語辞典:http://e-words.jp/ より インデックス http://e-words.jp/w/E382A4E383B3E38387E38383E382AFE382B9.html バックアップ http://e-words.jp/w/E38390E38383E382AFE382A2E38383E38397.html ログ:http://e-words.jp/w/E383ADE382B0.html ロードモジュール http://e-words.jp/w/E383ADE383BCE38389.html space alc:http://www.alc.co.jp/ より backup:http://eow.alc.co.jp/backup/UTF-8/?ref=sa linker:http://eow.alc.co.jp/linker/UTF-8/ compiler:http://eow.alc.co.jp/compiler/UTF-8/ ------------------------------------------------------------------------------- H21年秋問69 図のメールの送受信で利用されるプロトコルの組み合わせとして、適切のものは どれか。 --------------- 3:メール転送 -------------------- |メールサーバ |←------------------→ | メールサーバ | --------------- -------------------- ↑ | | | | | | | 1:メール | | 2.メール受信 送信 | | | | | ↓ -------------------- |メールクライアント| -------------------- --------------------------------------- | 1 | 2 | 3 | -------------------------------------------- | ア | POP3 | POP3 | POP3 | -------------------------------------------- | イ | POP3 | SMTP | POP3 | -------------------------------------------- | ウ | SMTP | POP3 | SMTP | -------------------------------------------- | エ | SMTP | SMTP | SMTP | -------------------------------------------- 解答:ウ 解法:POP3[Postoffice Protocol3]とは、インターネットやイントラネット上で、 電子メールを保存しているサーバからメールを受信するためのプロトコルのこと を言う。現在最も広く普及している。電子メールの受信に使われるSMTPと セットで使用される。 SMTP[Simple Mail Transfer Protocol]とは、インターネットやイントラネッ トで電子メールを受信するためのプロトコルのことを言う。サーバ間でメー ルのやりとりをしたり、クライアントがサーバにメールを送信する際に用 いられる 。[simple],[transfer]のそれぞれの意味は、「単体」、「移動」 である。 よって、問題の図と一致する解答はウである。 参考文献:IT用語辞典: http://e-words.jp/ より POP3: http://e-words.jp/w/POP3.html SMTP:http://e-words.jp/w/SMTP.html space alc:http://www.alc.co.jp/ より simple:http://eow.alc.co.jp/simple/UTF-8/?ref=sa transfer:http://eow.alc.co.jp/transfer/UTF-8/ ------------------------------------------------------------------------------- H21年秋問79 ファイアウォールを設置することで、インターネットからもイントラネットから もアクセス可能だが、イントラネットへのアクセスを禁止しているネットワーク 上の領域はどれか。 ア:DHCP イ:DMZ ウ:DNS エ:DoS 解答:イ 解法:ア: DHCP[Dynamic Host Configuration]とは、インターネットなどのネットワー クに一時的に接続するコンピューターに、IPアドレスなど必要な情報など 必要な情報を自動的に割り当てるプロトコルのことを言う。よって、誤り。 イ:DMZ[De Meiltiarized Zone]とは、「非武装地帯」の略。インターネッ トに接続されたネットワークにおいて、ファイアウォールによって外部 からの不正なアクセスを排除でき、また万が一公開サーバが乗っ取られ た場合でも、内部ネットワークまでに被害が及ぶことは無い。問題の問 と合致しているので、正解。 ウ:DNS[Domain Name System]とは、インターネット上のホスト名とIPアド レスを対応させるシステムのことを言う。全世界のDNSサーバが協調し て動作する分散型データベースである。IPアドレスを求めたり、その逆 を求めたりすることが出来る。よって、誤り。 エ:DoS[Denaial of Servises]とは、ネットワークを通じた攻撃の一つであ る。相手のコンピューターやルータなどに不正なデータを送信して使用 不能に陥らせたり、トラフィックを増大させて相手のネットワークを麻 痺させる攻撃である。よって、誤り。 各単語の意味:dynamic:「力強い」 configuration:「配置」 domain:「領土」 denial:「否認」 参考文献:IT用語辞典:http://e-words.jp/ より DHCP:http://e-words.jp/w/DHCP.html DMZ:http://e-words.jp/w/DMZ.html DNS:http://e-words.jp/w/DNS.html DoS:http://e-words.jp/w/DoS.html Space Alc:http://www.alc.co.jp/ より dynamic:http://eow.alc.co.jp/dynamic/UTF-8/?ref=sa configuration:http://eow.alc.co.jp/configuration/UTF-8/ domain:http://eow.alc.co.jp/domain/UTF-8/ denial:http://eow.alc.co.jp/denial/UTF-8/?ref=sp -------------------------------------------------------------------------------- H21年秋 問81 システムのアクセスに使用している通信ケーブルを誤って切断した。この とき、情報セキュリティのマネジメント要素のうち、どれが低下したこと になるか。 ア 可用性 イ 完全性 ウ 機密性 エ 保全性 解答 ア 解説 情報セキュリティとは、企業や組織が保有する情報資産の機密性、完全性、 可用性を確保し、それをバランスよく維持すること。機密性、完全性、可用 性の3つの要素を情報セキュリティのマネジメント要素と言い、これらのア ルファベットの頭文字を取って「情報セキュリティのCIA」と呼ぶこともあ る。 可用性(Availability)は情報が必要なときにアクセスできるようにすること なので通信ケーブルの切断でシステムが使用できなくなることは、可用性が 低下したことになるので アが正解。 完全性(Integrity)は情報資産の内容が正しく、矛盾がないように保持され ていること。なので間違い。 機密性(Confidentiality)はアクセスが認められた者だけが決められた範囲 内で情報資産にアクセスできる状態を確保すること。なので間違い。 参考文献 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ 可用性 http://e-words.jp/w/E58FAFE794A8E680A7.html self up http://itpro.nikkeibp.co.jp/selfup/index.html H21年秋問81 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343546/ -------------------------------------------------------------------------------- H21年秋 問88 複数の利用者が同時にデータベースを利用する場合に、1人の利用者がデー タ更新中に、同一のデータを別の利用者が参照しようとした。このとき、 データの整合性を保障するためのデータベース管理システムでの制御とし て、適切なものはどれか。 ア 更新処理を中断して参照させる。 イ 更新中の最新データを参照させる。 ウ 更新中の利用者の処理が終了してから参照させる。 エ 更新を破棄して更新前のデータを参照させる。 解答 ウ 解説 これはデータベースの排他制御に関する問題で、排他制御とは、ファイルや データベースに書込み処理を行う際に、データの整合性を保つために、デー タの読み書きを一時的に制限すること。 更新処理中にデータの読み出しを行うと、更新途中のデータがユーザに渡さ れてしまい、前後の整合性もとれないし、間違ったデータを参考にしていま う。このようなことが起きないようにデータベースを管理するソフトウェア が更新作業のときにはデータベースに占有ロックをかける。これによって更 新作業中は他の更新・読み出しを行えない状態にする。よって、データベー スの状態を正常に保ちつつ参照読み出しが可能になるのは、更新が確定した 後になります。 アは、更新作業を中断すると、更新途中のデータを参照させてしまうことに なるので間違い。 イは、更新中のデータは更新前のデータでも更新後のデータでもない不定な 状態で、このデータを参照させることは間違い。 ウは、更新中の処理が終了してから参照させているので、安定しているので 正解。 エは、更新を破棄すると、読み出しがある度に更新作業が無効になってしま うので間違い。 参考文献 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ 排他制御 http://e-words.jp/w/E68E92E4BB96E588B6E5BEA1.html self up http://itpro.nikkeibp.co.jp/selfup/index.html H21年秋問88 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343551/?ST=slfcer -------------------------------------------------------------------------------- H22年春 問75 電子掲示板やブログに投稿するとき、図のようなゆがんだ文字の画像が表 示され、それを読み取って入力するよう求められることがある。その目的 はどれか。 ア システムが想定する表示機能をブラウザがもっているかどうかを判 断する。 イ 事前に投稿を許可された利用者であることを認証する。 ウ ディスプレイの表示機能に問題がないかを判別する。 エ プログラムによる自動投稿を防止する。 解答 エ 解説 投稿時に画像上の文字を読み取って入力する認証方式をCaptchaと言う。 その目的として、プログラムによる自動投稿を防止すること。ページ表示の 度に異っている画像上の文字はプログラムでは読み取り処理できない。 これを利用し自動プログラムで無差別に投稿することを防ぐことができる。 これにより正解はエとなる。 アは、システムが想定する表示機能をブラウザが持っているかは、プログラ ム上からシステムに問い合わせすることで判断します。よって間違い。 イは、固定式パスワードとは違い入力を求められる文字列は毎回異るので、 事前に登録した利用であることを認証するものではない。よって間違 い。 ウは、ディスプレイの表示機能に問題がないかはプログラムからシステムに 問い合わせる。よって間違い。 参考文献 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ CAPTCHA(completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart) http://e-words.jp/w/CAPTCHA.html -------------------------------------------------------------------------------- 2009年 春期 問67 営業伝票を入力する画面の設計に際し、リストボックスを使った選択画面に おいて、作業高率を高めるために、画面が表示された時点で、ある値がすで に選択された状態になるように設定することにした。 取引先の所在地(関東地方の七つの都道府県の名称)を選択するリストボッ クスの場合、選択された状態で設定される都道府県として、適切なものは どれか。ここで、入力作業に関する事項は、次のとおりである。 【入力作業に関する事項】 (1) 営業担当者ごとの取引の所在地は、一つ又は隣接する二つの都道府県にある (2) 営業担当者は、伝票を取引先ごとに分類して、入力作業担当者に渡す。 (3) 入力作業は、営業担当者ごとの伝票をまとめて行う。 (4) まとめて入力する伝票の数は、都道府県ごとに複数枚ある。 (5) 1画面の入力操作で、1枚の伝票が入力できる。 ア 営業成績がの良い担当者の取引先がある都道府県 イ 会社数が最も多い東京都 ウ 五十音順で先頭となる茨城県 エ 前画面で入力した都道府県 解答 エ 解法 リストボックスとは、あらかじめ用意された選択肢の中から1つの項目を 選択するための短冊状の入力領域を指す。作業効率を上昇させるための条 件として、入力する伝票の都道府県とリストボックスで選択した都道府県 が一致する必要がある。 (3)にて入力する伝票は各営業担当ごとにまとめられている。 (4)にて同じ営業担当の伝票は取引先ごとに分類されていて、伝票の数 は各都道府県ごとに複数枚ある。 の条件から、伝票は各営業担当者ごとと取引先ごとにまとめられ、 同じ都道府県の伝票が連続している可能性が高いことが分かる。 ア 営業成績は問題文から推察できないため誤り。 イ 東京都の会社数が最も多いかは問題文から推察できないため誤り。 ウ 五十音順が重要かどうかは問題文から推察できないため誤り。 エ 入力作業は営業担当者の伝票をまとめて行なうので、前画面で入力し た都道府県がそのまま表示されるのがもっとも効果的なので、正解。 参考文献 --IT用語辞典 e-wordsより-- リストボックス http://e-words.jp/w/E383AAE382B9E38388E3839CE38383E382AFE382B9.html 書籍 技術評論社 著者  五十嵐聡 発行者 片岡 巌 平成21年度【秋期】 ITパスポート試験 対策問題集 p78,79 -------------------------------------------------------------------------- 2009年度 春期 問81 マクロウイルスに関する記述として、適切なものはどれか。 ア PCの画面上に広告を表示させる。 イ ネットワークで接続されたコンピュータ間を、自己複製しながら移動す る。 ウ ネットワークを介して、他人のPCを自由に操ったり、パスワードなど重要な 情報を盗んだりする。 エ ワープロソフトや表計算ソフトのデータファイルに感染する。 解答 エ 解説 マクロウイルスとは、文書ファイルや表計算ソフトのデータファイ ルなどの、マクロ機能が記録される型式のウイルスを指す。 ア PCの画面上に広告を表示させる機能とは、スパイウェアの特徴のひと つを指す。よって誤り。 スパイウェアとはユーザの個人情報を収集し外部に送信する機能や、 ユーザの承諾無しに新たなプログラムを勝手にダウンロードする機能な どを搭載するものを指す。問題分のように広告を送り付けて画面に 表示する機能も勿論存在する。 イ ワー厶の説明を示しているため誤り。 ワー厶とはユーザに気づかれないようにコンピュータへ浸入して破壊 活動を行なったり、電子メールやWebサイトを介して増殖する悪意あ るプログラムのことを指す。 ウ トロイの木馬の説明を示しているため誤り。 トロイの木馬とは自身を有益なソフトウェアと思わせておき、実行し た際にコンピュータへ浸入して不正行為を働くソフトウェアのことを 指す。 問題文のように他人のPCから操るための窓口として働く機能 も存在する。 エ マクロウイルスの説明なので正解。 参考文献 --wikipediaより-- http://ja.wikipedia.org/wiki/ スパイウェア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2 --IT用語辞典 e-wordsより-- マクロ http://e-words.jp/w/E3839EE382AFE383AD.html マクロウイルス http://e-words.jp/w/E3839EE382AFE383ADE382A6E382A4E383ABE382B9.html スパイウェア http://e-words.jp/w/E382B9E38391E382A4E382A6E382A7E382A2.html ワー厶 http://e-words.jp/w/E383AFE383BCE383A0.html トロイの木馬 http://e-words.jp/w/E38388E383ADE382A4E381AEE69CA8E9A6AC.html 書籍 技術評論社 著者  五十嵐聡 発行者 片岡 巌 平成21年度【秋期】 ITパスポート試験 対策問題集 p86,87 -------------------------------------------------------------------------- 2009年度 春期 問84 業務中に受信した電子メールの添付文書をワープロソフトで開いたら、ワー プロソフトが異常終了した。受け取った電子メールがウイルスを含んでいた 可能性が考えられる場合、適切な処置はどれか。 ア PCをネットワークから切り離した後、OSの再インストールをする。 イ PCをネットワークから切り離した後、速やかにシステム管理部門の担当者に 連絡する ウ 現象が再発するかどうか、必要ならワープロソフトを再インストールして現 象を確かめる エ 社員全員にウイルス発生の警告の電子メールを発信する。 解答 イ 解法 受信した電子メールによるウイルス感染が疑われる場合には、まず 被害の拡大を防ぐためにそのPCをネットワークから切り離すことが求 められる。なぜならウイルスには自分で増殖して他のPCへ同じ文章を 送付するものが存在するからである。その後システム管理武門の担当者な どに指示を仰ぐのが適切な処置となる。 ア ネットワークからの切り離しは行っているが、自らの判断でOSの再イ ンストールを行うのは不適切。又ウイルスの種類によっては、ウイルス 対策ソフトウェアによって駆除できる場合があるが、どちらにせよシス テム管理部門担当者が判断するため、誤り。 イ 適切な処置となる、ネットワークからの切り離し、速やかなシステム 管理担当者への連絡を行っているため正解となる。 ウ 現象を確認している間にもウイルス感染が拡大する可能性があるため、 ネットワークからPCを切り離すことが最優先される。よって誤り。 エ ネットワークから切り離していない上に、安易にメールの送信をして いるため適切な処置とはいえない。よって誤り。 参考文献 日経BP社の綜合ポータル nikkei BPnet (日経BPネット) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090903/336498/ 書籍 技術評論社 著者  五十嵐聡 発行者 片岡 巌 平成21年度【秋期】 ITパスポート試験 対策問題集 p86,87