第7回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:戸澤翔平 学籍番号:c1081556 語学クラス:英語 コース(系):経営系 表と図を作らないといけないので、calcとtgifで作成しました。 【問題】平成21年度秋問88 複数の利用者が同時にデータベースを利用する場合に、1人の利用者がデータ更 新中に、同一のデータを別の利用者が参照しようとした。このとき、データの整 合性を保障するためのデータベース管理システムでの制御として、適切なものは どれか。 【選択肢】 ア 更新処理を中断して参照させる。 イ 更新中の最新のデータを参照させる。 ウ 更新中の利用者の処理が終了してから参照させる。 エ 更新を破棄して更新前のデータを参照させる。 【解答】 ウ 【用語解説】 データベースでは、複数のユーザがデータベースを同時に使う場合、各自が勝手 に読み出しや更新をするとデータに矛盾が発生する可能性がある。 そのため、データベース管理システムには、ユーザがデータの更新などの操作を しているとき、他のユーザが同じ処理ができない排他制御機能がある。 排他制御機能とは、データベースの矛盾を防ぐために、データの閲覧や操作に制 限を設ける機能。データの閲覧や操作に制限を設けることでデータの整合性が保 たれる。 【解法】 用語解説で説明したデータの整合性に当てはまるのは、ウだけなのでウが正解。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p69 データの整合性 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 中問A 販売管理業務に関する次の記述を読んで、問89〜92に答えよ。  S社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理及び請求処理で構成されており、 業務効率の向上を目的として販売管理システムを利用している。  販売管理業務の概要と販売管理システムの概要は、次のとおりである。 〔販売管理業務の概要〕 (1)受注処理では、営業担当者が顧客から注文依頼を受けると、受注データを販 売管理システムに登録する。注文には、通常注文と優先注文の二つの種別がある。 (2) 出荷処理では、受注データを基に在庫引当を行う。通常注文は在庫数の70% まで引当可能であり、優先注文は在庫数まで引当可能である。在庫引当ができた 分は、倉庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。在庫引当ができなかった 分は、次の入荷を待ってから出荷する。 (3)請求処理では、毎月20日を請求締め日として、その翌日に経理担当者が出荷 済データから顧客ごとに請求書を作成して送付する。 〔販売管理システムの概要〕 販売管理システムでは、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、受 注管理ファイル、出荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録される。 ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問89 S社の販売管理業務をDFDで表すとき、次の図のa、bに入る適切な字句の組合せは どれか。 図:H21_autumn89.png 【選択肢】 ア a:営業担当者、b:受注処理 イ a:出荷管理ファイル、b:倉庫担当者 ウ a:受注管理ファイル、b:出荷処理 エ a:受注処理、b:受注管理ファイル 【解答】 ウ 【用語解説】 DFDでは○に実行する処理(プロセス)、 ------ にプロセスで使用するデータ(ファイル)が入る。 ------ 【解法】 販売管理業務のプロセスと順序は〔販売管理業務の概要〕の記述から次の3つが考 えられる。 プロセス…受注処理→出荷処理→請求処理 データの流れは〔販売管理システムの概要〕の記述から次の3つが考えられる。 データ…受注管理ファイル→出荷管理ファイル→請求管理ファイル これらをプロセスとデータをDFDに当てはめると、プロセスは左から受注処理、 出荷処理、請求処理。データは左から受注管理ファイル、出荷管理ファイル、請 求管理ファイルとなる。 aは「受注管理ファイル」、bは「出荷処理」なので、正解はウ。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p73 DFD 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問90 出荷処理において、引当数の求め方を流れ図で表すとき、次の図のc、dに入る適 切な字句の組合せはどれか。 図:H21_autumn90.png 【選択肢】 ア c:通常注文か、d:注文数≦在庫数の70% イ c:通常注文か、d:注文数>在庫数の70% ウ c:優先注文か、d:注文数≦在庫数の70% エ c:優先注文か、d:注文数>在庫数の70% 【解答】 イ 【解法】 顧客からの注文依頼に対してどのような引当をするかは、〔販売管理業務の概要〕 の(1)(2)に記述されている。注文の種類に「通常注文」と「優先注文」があり、 次のように引当のルールが整理できる。 通常注文「在庫数の70%まで引当可能」 ケース1・注文数が在庫数の70%までの場合→注文数を引当数とする ケース2・注文数が在庫数の70%を超える場合→在庫数の70%までを引当数とする 優先注文「在庫数まで引当可能」 ケース3・注文数分の在庫数がある場合→注文数を引当数とする ケース4・注文数分の在庫がない場合→在庫数を引当数とする。 ------- /\ フロートチャートでは| |に処理、\/に判断が入る。 ------- 販売管理業務の引当のルールとフロートチャートを照合する。 フロートチャートの最終処理を見ると、「注文数を引当数とする」でケース1と3、 「在庫数を引当数とする」でケース4の処理が表されている。 -------- 残りの黒い| |はケース2の処理なので「在庫数の70%を引当数とする」が入る。 -------- ------- 黒い| |はdがYesのときの処理なので、dにはケース2の条件「注文数が在 -------個数の70%を超える」つまり「注文数 > 在庫数の70%」が入る。 また、dはcがYesのときの判断なので、cには「通常注文」が入る。 正解はイとなる。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p73 フロートチャート 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問91 ある日の商品Tの注文状況が次の表のとおりであったとき、11:00の注文に対して 引当可能な数量は幾つか。ここで、この日の仕入はなく、前日の業務終了時の在 庫数は100とする。 表:H21_autumn91.png 【選択肢】 ア 7 イ 10 ウ 14 エ 20 【解答】 ウ 【解法】 問90で確認した引当のルールに従って、注文時刻の早い注文から順に引当可能な 数量を考えていく。 1.在庫数:100 「10:00 通常注文 注文数80」 前日の業務終了時の在庫数は100。 通常注文の「通常注文は在庫数の70%まで引当可能」というルールにより、注文 数80に対して引当できるのは70 (100×70%)。 2.在庫数:30 「10:30 優先注文 注文数10」 1の引当後の在庫数は30。 優先注文は「在庫数まで引当可能」なので、注文数どおり10を引当できる。 3.在庫数:20 「11:00 通常注文 注文数40」 2の引当後の在庫数は20。 通常注文の「通常注文は在庫数の70%まで引当可能」というルールにより、注文 数20に対して引当できるのは14 (20×70%)。 よって、正解はウ。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p73 フロートチャート 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問92 請求処理において、顧客P社との取引が次の表のとおりであったとき、eに入る請 求金額は幾らか。 表:H21_autumn92.ods 【選択肢】 ア 70,000 イ 90,000 ウ 105,000 エ 155,000 【解答】 イ 【解法】 請求処理の手順は〔販売管理業務の概要〕の(3)に記述されている。 ポイントは次の2点。 ・毎月20日を請求締め日とする。 ・出荷済みデータから顧客ごとに請求書を作成して送付する。 よって、eの11/21の請求処理の対象になるのは10/21以降に出荷した10/30、11/6、 11/15の取引。 金額を合計すると20,000+30,000+40,000=90,000 90,000はイなのでイが正解。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p74 金額の算出 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 中問B 表:autumn_tyuukanB.ods 商品の販売データのの分析に関する次の記述を読んで、問93〜96に答えよ。  N社の営業部では、今年度の販売戦略立案に向けて、前年度の商品売上実績を 売上総利益率、商品回転率及び売上構成比率の視点で分析することにした。ここ で、商品回転率は、一定期間の売上高を平均在庫高で割った値である。  分析には表計算ソフトを用いることとし、前年度の売上に関する資料を基に図 のようなワークシートを作成した。ここで、列I、列Jの計算式は、セルA2〜H11 の範囲を、列Bをキーとして降順に整列した後に入力する。 【問題】平成21年度秋問93 図のセルE2に入力されている計算式として適切なものはどれか。ここで、計算式 では百分率の処理や端数処理を行わず、セルの表示形式でパーセント表示をして いる。 【選択肢】 ア C2/B2 イ D2/B2 ウ D12/B12*B2 エ D2/D12 【解答】 イ 【解法】 売上総利益率=売上総利益/売上高なので、正解はイ。 【参考文献】 売上総利益 http://financial.mook.to/accounting/02/kg/kg-k43.htm ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問94 売上の分析に当たっては、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品が、販売 効率が良く利益の上がる良い商品と判断される。そこで、販売効率を示す指標と 売上高を視覚的に確認するために、各商品の売上高、売上総利益率及び商品回転 率の関係を次の図のようなバブルチャートにして表した。この図を分析した内容 として、適切なものはどれか。 図:H21_autumn94.png 【選択肢】 ア“商品え”は、薄利多売で利益を上げている商品であり、利益を維持するた めには品切れが起こらないよう商品管理に注意する必要がある。 イ“商品か”は、売上高は少ないが最も販売効率が良いので、現状維持でよい。 ウ“商品く”は、売上高は多くないが、余分な在庫が少なく、利益が大きいの で、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。 エ“商品こ”は、販売数量は少ないが価格の高い高級商品であり、幅広い顧客 層を維持するためには大切な商品である。 【解答】 ウ 【用語解説】 薄利多売は、1個当たりの利益は少なくても、大量に売ることで全体の利益を多 くすること。 販売効率が高い商品とは、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品。 【解法】 "商品え"は売上総利益率が高くて商品回転率が低いので、薄利多売とは逆の商品 であり、アは間違い。 "商品か"は売上総利益率と商品回転率が低いため、販売効率が良い商品ではなく、 イは間違い。 "商品く"は売上総利益率と商品回転率がともに高いので、販売効率が良く利益の 上る商品である。問題文と一致するため、ウが正解。 "商品こ"は売上総利益率が低くて商品回転率が高いので、薄利多売の商品であり、 間違い。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p77 バブルチャート 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問95 N社では、売上構成比率を基準に商品をランク分けし、ランクに応じた仕入、販 売管理の重点化を図っている。次の条件に従い、図の商品別販売分析ワークシー トを用いて商品のランクを求めるとき、セルJ2に入力する計算式はどれか。 図:H21_autumn95.png 〔条件〕 (1)セルA2〜H11の範囲を、列Bをキーとして降順に整列する。 (2)セルI2に、セルH2の値を複写する計算式を入力する。 (3)セルI3に、計算式I2+H3を入力し、セルI4〜I11に複写する。 (4)ランク分けの基準は、表のとおりである。 【選択肢】 ア IF(I2≦0.7,’A’,IF(I2≦0.9,’B’,’C’)) イ IF(I2≦0.9,’C’,IF(I2≦0.7,’A’,’B’)) ウ IF(I2≧0.7,’A’,IF(I2≧0.9,’B’,’C’)) エ IF(I2≧0.9,’C’,IF(I2≧0.7,’A’,’B’)) 【解答】 ア 【解法】 条件の(1)、(2)、(3)は大した条件ではないので、飛ばして(4)だけを考える。 上位70%以内に入る商品がAなので、IF(I2≦0.7,’A’) ランクAではないが上位90%以内に入る商品がBなので、IF(I2≦0.9,’B’) それ以外がCとなる。 これらの条件を合わせるとIF(I2≦0.7,’A’,IF(I2≦0.9,’B’,’C’))となり、 アが正解となる。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p78 商品のランク分け 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問96 今年度の販売戦略立案に当たり、売上構成比率を売上高上位の商品から順に累計 した売上構成比率累計が70%以内で、商品回転率が10回以下の商品を抽出し、商 品回転率の改善を図る重点商品としたい。対象となる商品は何品目あるか。 【選択肢】 ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 【解答】 ア 【解法】 売上構成比率累計が70%以内の商品を調べるため、H列の「売上構成比率」の値が 大きい順に足していく。 上位3つはセルH5の28.8、セルH4の22.5、セルH2の14.8である。 これらを足すと66.1%になる。 次に値の大きなセルH11の10.8%を足すと70%を超えてしまうため、上位3つの商品 が売上構成比率70%以内となる。 3つのうち、商品回転率が10回以下なのは、商品えだけなので正解は1つだけのア となる。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ;p78 データの抽出 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン -------------------------------------------------------------------------