第6回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:佐久間三蔵 学籍番号:C1090756 語学クラス:英語4 コース(系):福祉 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 春期 問61 問題 あるシステムは5,000時間の運用において,故障回数は20回,合計故障時間は 2,000時間であった。おおよそのMTBF,MTTR,稼働率の組合せのうち,適切な ものはどれか。 選択肢 --------------------------------------- |MTBF(時間) |MTTR(時間) |稼動率(%) | ------------------------------------------- | ア | 100 | 150 | 40 | ------------------------------------------- | イ | 100 | 150 | 60 | ------------------------------------------- | ウ | 150 | 100 | 40 | ------------------------------------------- | エ | 150 | 100 | 60 | ------------------------------------------- 解説 用語解説 ・MTBF(Mean Time Between Failure,平均故障間隔):failure=失敗、機能停止 故障を修復してシステムを再開してから、次の故障が発生してシステムが停止す るまでの平均時間のこと。 求め方:MTBF=合計稼動時間/故障回数 問題文より、合計稼動時間は5000-2000=3000時間である。 よって、MTBF=3000/20=150時間となる。 ・MTTR(Mean Time To Repair,平均修理時間) システムが故障して停止してから、故障を修復してシステムを再開するまでの 平均時間のこと。 求め方:MTTR=合計修理時間/故障回数 (合計修理時間=合計故障時間) 問題文より、MTTR=2000/20=100時間 ・稼動率 ある期間中にシステムが正常に稼動している時間の割合のこと。 求め方:MTBF/(MTBF+MTTR) ここで、MTBF=150時間、MTTR=100時間であるので、 稼動率=150時間/(150時間+100時間)=0.6=60% ゆえに、正解はエ。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期:selfup 問61 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090824/335926/?ST=slfcer failureの意味 スペースアルク http://eow.alc.co.jp/failure/UTF-8/?ref=sa ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 春期 問70 問題 2台の処理装置からなるシステムがある。両方の処理装置が正常に稼働しないと システムは稼働しない。処理装置の稼働率がいずれも0.90であるときのシステム の稼働率は幾らか。ここで,0.90の稼働率とは,不定期に発生する故障の発生に よって運転時間の10%は停止し,残りの90%は正常に稼働することを表す。2台 の処理装置の故障には因果関係はないものとする。 選択肢 ア 0.81 イ 0.90 ウ 0.95 エ 0.99 解説 用語解説 ・稼動率:運転時間のうち正常に稼動している時間の割合のこと。 両方の処理装置が正常に稼動させることから、これらの処理装置は直列につながっ ている思われる。 例えば、稼動率aの処理装置Aと稼動率bの処理装置Bがあるとき、これらを直列につ ないだときの稼動率は、以下のようになる。 システムの稼動率=処理装置Aの稼動率*処理装置Bの稼動率=a*b 今回の問題では、どちらも稼動率が0.90なので、 システムの稼動率=0.90*0.90=0.81 以上より、正解はア。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期:selfup 問70 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090903/336462/?ST=slfcer ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 春期 問82 問題 データDを更新する二つの処理A,Bが,(1)→(3)→(2)→(4)のタイミングで実行 された場合,Dの値は幾らになるか。ここで,Dの初期値は2とする。 実行タイミング 処理A | 処理B ------------------------------ | ----------------------------- | [処理内容] | | | | | 1、Dを読みこみ3倍する。 | ←−−−−−−| | 3、Dを読みこみ5を加える。 | | | |−−−−−→ | | | | −−−−−→ | | | | 2、1の結果をDに書きこむ。 | |←−−−−− | 4、3の結果をDに書きこむ。 | ------------------------------ | ------------------------------ ↓ 時間 選択肢 ア 6 イ 7 ウ 11 エ 21 解説 問題に従って1→3→2→4の順にデータDの値を計算する。 1、処理A Dを読みこみ3倍する。 データDの初期値は2であり、2*3=6となる。 3、処理B Dを読みこみ、5を加える。 データDの初期値は2であり、2+5=7となる。 2、処理A 1の結果を、Dに書きこむ。 データDの値は2から6に上書きされる。 4、処理B 3の結果を、Dに書きこむ。 データDの値は6から7に上書きされる。 ゆえに、正解の値は7なのでイが正解。 ちなみに、以上のようにデータDの値は7となったが、本来であれば1→2→3→4の正しい順番 で処理するよう制御しなければならない。 よって、正しい処理は以下のようになる。 1と2 処理A データDの初期値を読み取り、2*3=6の結果を書きこむ。 3と4 処理B データDの値6を読み取り、6+5=11の結果を書きこむ。 このように、処理のタイミングを適切に制御することを排他制御という。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期:selfup 問82 著者:小倉 美香 http://202.214.174.88/article/COLUMN/20090903/336495/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 秋期 問72 問題 コンピュータを構成する一部の機能の説明として,適切なものはどれか。 選択肢 ア、 演算機能は制御機能からの指示で演算処理を行う。 イ、 演算機能は制御機能,入力機能及び出力機能とデータの受渡しを行う。 ウ、 記憶機能は演算機能に対して演算を依頼して結果を保持する。 エ、 記憶機能は出力機能に対して記憶機能のデータを出力するように依頼を出す。 解説 コンピュータは演算、制御、記憶、出力、入力の5大機能から成り立っている。 イについて 演算機能が入力機能や出力機能とデータの受け渡しをすることはないので、不正解。 ウについて 記憶装置から演算を依頼することはない。記憶機能内の命令を制御機能が取りだ しその命令を演算機能が実行するので、不正解。 エについて 出力を依頼するのは、制御機能の仕事なので、不正解。 以上の説明から、アが正解。 参考URL ITパスポート過去問解説(21年秋期) ITパスポート試験.com 問72 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/21_aki/q72.html ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 秋期 問78 問題 RAIDの利用目的として、適切なものはどれか。 選択肢 ア 複数のハードディスクに分散してデータを書き込み、高速性や対故障性を高める。 イ 複数のハードディスクを小容量の筐体に格納し、設置スペースを小さくする。 ウ 複数のハードディスクを使って、大量のファイルを複数世代にわたって保存する。 エ 複数のハードディスクを、複数のPCからネットワーク接続によって同時に 使用する。 解説 用語解説 ・RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks ): redundant=冗長な、重複する、不必要な array=配列、大群 複数のハードディスクを1つの高い信頼性のあるハードディスクとして利用する 技術のこと。RAID1〜RAID5は冗長ビットをどこに配置するかできまる。 RAIDの例 RAID0:複数のハードディスクに分散してデータを書きこむ。 RAID1:複数のハードディスクに同じデータを書きこむ。 また、複数の技術を組み合わせたRAID1+0などもある。 ・冗長性: 障害にそなえて器材や回線などを複数準備し、並列に使用したり一部をすぐ使える ように待機させ余裕を持たせた状態のことをいう。 参考URL 平成21年度秋期・ITパスポート過去問・問題 問78 http://www.kazutxt.com/new/IP/h21f/a61-80.html redundantの意味 スペースアルク http://eow.alc.co.jp/redundant/UTF-8/?ref=sa arrayの意味 スペースアルク http://eow.alc.co.jp/array/UTF-8/ 冗長性とは IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E58697E995B7E680A7.html ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 秋期 問83 問題 PCに利用されるDRAMの特徴に関する記述として、適切なものはどれか。 選択肢 ア、 アクセスは、SRAMと比較して高速である。 イ、 主記憶装置に利用される。 ウ、 電力供給が停止しても記憶内容は保持される。 エ、 読出し専用のメモリである。 解説 用語解説 ・DRAM(Dynamic Random Access Memory): dynamic=同時の、動的な データを記憶することができ、データを保持するために一定時間ごとにメモリー の内容を再書込みする操作が必要になる。構造が単純なため集積度が高く、1ビッ ト当たりの単価が安いというメリットがある。低速だが、大容量のメモリを比較 的安いコストで造れるため、主記憶装置に広く利用されている。 ゆえに、正解はイ ・SRAM(Static Random Access Memory): static=固定された、据え付けの、(メモリーが)スタティック型の 記憶素子に大規模な電子回路を構成する基本的な素子を用いるもので、記憶保持 のための動作はいらない。高速に動くが、回路が複雑になり集積度を上げにくいと いうデメリットを持っている。 アについて DRAMのアクセスは、SRAMと比較して低速なため、不正解。 ウについて 電源供給が停止しても記憶内容が保持されるのはROMなので、不正解。 DRAMは、電源供給が停止すると記憶内容が消される。 エについて 読み出し専用のメモリーはROMであり、DRAMは読出しと書込みの両方が行なえる メモリーなので不正解。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期:selfup 問83 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343527/?ST=slfcer SRAMとは IT用語辞典 http://e-words.jp/w/SRAM.html フリップフロップ回路とは IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E38395E383AAE38383E38397E38395E383ADE38383E38397E59B9EE8B7AF.html dynamicの意味 http://eow.alc.co.jp/dynamic/UTF-8/?ref=sa staticの意味 http://eow.alc.co.jp/static/UTF-8/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成21年度 秋期 問86 問題 デュアルシステムに関する記述として、適切なものはどれか。 選択肢 ア、 1台のコンピュータに複数のマイクロプロセッサを搭載し、並列処理ができる システムのことである。 イ、 2系統のコンピュータが、互いの処理結果を照合しながら同一処理を行う システムのことである。 ウ、 障害時に、予備のコンピュータに切り替えて処理を継続するシステムの ことである。 エ、 複数のコンピュータを直列に接続して、機能を分担するシステムのことである。 解説 用語解説 ・デュアルシステム(dual system):dual=二重の 同じ構成のCPUを2系統用意し一定時間ごとに処理結果を照合するシステムのこと。 どちらか片方に異常や故障が生じた場合には、そのCPUを切り離しもう片方のCPUで 処理を続けることができる。冗長性が高くコストもかかるが、高い信頼性を保てる。 したがって、正解はイ。 ・マイクロプロセッサ(micro processor):processor=処理装置 マイクロプロセッサの処理 1、メモリに記憶されたプログラムを読みこむ。 ↓ 2、プログラムの指示に従って入力装置や記憶装置からデータをもらう。 ↓ 3、データをプログラム通りに演算、加工する。 ↓ 4、データを記憶装置(メモリなど)や出力装置(ディスプレイなど)に送る。 アについて アの記述は、マルチプロセッサシステムについての説明なので、不正解。このシ ステムでは、複数のプロセッサで並列処理をするので、処理能力と信頼性を高め ることが可能である。 ウについて ウの記述はデュプレックスシステムの説明なので、不正解。 このシステムでは、一方を本稼働させ、もう片方を障害にそなえて待機させてお くところがデュアルシステムとは異なる。 エについて エの説明は、タンデ厶システムの説明なので、不正解。いくつかのコンピュータ に機能を分担させることで、処理の負荷をシェアして処理能力を上げるシステム である。 参考URL 全問解説◆ITパスポート試験 平成21年春期:selfup 問86 著者:小倉 美香 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343550/?ST=slfcer マイクロプロセッサとは IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E3839EE382A4E382AFE383ADE38397E383ADE382BBE38383E382B5.html dualの意味 スペースアルク http://eow.alc.co.jp/dual/UTF-8/?ref=sa processorの意味 スペースアルク http://eow.alc.co.jp/processor/UTF-8/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成22年度 春期 問67 問題 表のA列とB列に 0から9までの数字のすべての組合せが入っており、全部で100行 ある。表からA列の値がB列の値以下である行をすべて取り除く。残りは何行あるか。 A B ------------- | 0 | 0 | |-----------| | 0 | 1 | |-----------| | 0 | 2 | |-----------| | : | : | |-----------| | 9 | 8 | |-----------| | 9 | 9 | |-----------| 選択肢 ア 40 イ 45 ウ 50 エ 55 解説 A列が1の行と2の行について着目してみるとルールが分かる。 A列が1の行: A列とB列で表される数値の組み合わせが「1と0」〜「1と9」において、削除される 行は、「1と1」〜「1と9」で残る行は、「1と0」の一行だけになる。 A列が2の行: A列とB列で表される数値が「2と0」〜「2と9」において、削除される行は 「2と1」〜「2と9」で残る行は、「2と0」の1行だけになる。 これをA列が、9の行まで続けていった時、残る行数の合計は 1+2+3+4+5+6+7+8+9=45行であることが分かる。 よって、正解はイ。 参考URL ITパスポート過去問解説(22年春期) ITパスポート試験.com 問67 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q67.html ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 平成22年度 春期 問69 問題 二つの集合AとBについて、常に成立する関係を記述したものはどれか。ここで、 (X∩Y)は、XとYの共通部分(積集合), (X∪Y)は、X又はYの少なくとも一方に属する 部分(和集合)を表わす。 選択肢 ア (A∩B) は、Aでない集合の部分集合である。 イ (A∩B) は、Aの部分集合である。 ウ (A∪B) は、(A∩B) の部分集合である。 エ (A∪B) は、Aの部分集合である。 解説 用語解説 ・和集合: 集合A,集合Bのどちらかに属する要素全体のことをいう。集合Aは集合Aの内側にある 全体の範囲を、集合Bは集合Bの内側にある全体の範囲のことを指す。 ・積集合: 集合Aと集合B両方に属する範囲のこと。集合Aと集合Bが重なりあっている範囲を指す。 ・部分集合: 集合Aと集合Bがあるとする。このとき、集合Aの全ての元が集合Bに含まれる場合 にAをBの部分集合という。 アについて (A∩B)はAの部分集合なので、不正解。 ウについて (A∪B)は(A∩B)より広い集合なので、ウの文とは逆で(A∪B)は、(A∩B) の部分集合 ということになる。したがって、不正解。 エについて (A∪B)はBの部分集合を含んでいるので、Aの部分集合とはいえない。よって、不正解。 以上の説明より、正解はイとなる。 参考URL ITパスポート過去問解説(22年春期) ITパスポート試験.com 問69 http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/q69.html 和集合 和集合 http://markun.cs.shinshu-u.ac.jp/learn/set/set1/html/jp/unio-j.html 和集合 積集合 http://markun.cs.shinshu-u.ac.jp/learn/set/set1/html/jp/intr-j.html 部分集合 http://www.geocities.jp/k27c8_math/math/set_theory/subset.html