第6回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:小川 健太 学籍番号:c1090360 語学クラス:英語6 コース(系):地域共創 H21 秋 問66 セキュリティ事故の例のうち、原因が物理的驚異に分類されるものはどれか。 ア 大雨によってサーバ室に水が入り、機器が停止する。 イ 外部から公開サーバに大量のデータを送られて、公開サーバが停止する。 ウ 攻撃者がネットワークを介して社内のサーバに侵入し、ファイルを破壊する。 エ 社員がPCを誤操作し、データが破壊される。 解答 ア 解説 情報セキュリティの「脅威」とは、情報資産にマイナスの影響を与え、損失を発 生させる潜在的な原因となるもの。脅威は、人的脅威、技術的脅威、物理的脅威 などに分類され、問の物理的脅威としては、 災害、破壊、妨害行為 が挙げられる。アの場合は大雨という自然災害によるケースなので、答えとして はアが相応しい。 イはDoS攻撃が原因で引き起こされた例なので、技術的脅威にあたる。 ウは不正アクセスが原因で引き起こされた例なので、技術的脅威にあたる。 エは誤操作によって引き起こされた例なので、ここでは人的脅威に分類される。 参考 全問解説 ITパスポート試験 「セキュリティ事故で原因が物理的脅威に分類され るものは?」 H21 秋 問67 問67 フールプルーフの考え方として、適切なものはどれか。 ア 故障などでシステムに障害が発生した際に、被害を最小限にとどめるようにシステムを安全な状態にする。 イ システム障害は必ず発生するという思想の下、故障の影響を最低限に抑えるために、機器の多重化などの仕組みを作る。 ウ システムに故障が発生する確率を限りなくゼロに近づけていく。 エ 人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する。 解答 エ 解説 フールプルーフとは、ソフトウェアなどで利用者が誤った操作をしても危険に晒 されることがないよう、設計の段階で安全対策を施しておくことである。これは すなわち、「初見の方にも優しい」ということであり、万全の信頼と安全性を確 保する必要があるということである。そのことが書かれているのがエのみなので、 解答はエが相応しい。 IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E38395E383BCE383ABE38397E383ABE383BCE38395.html アは「システムに障害が発生した際に、被害を最小限にとどめるようにシステム を安全な状態にする」というシステムの信頼性設計の考え方はフェールセーフ (fail safe)である。 Fail:失敗する、しくじる イは「故障の影響を最低限に抑えるために、機器の多重化などの仕組みを作る」 というシステムの信頼性設計の考え方はフォールトトレランス(fault tolerance)である。 Fault:責任、原因 Tolerance:寛容、寛大 ウは「システムに故障が発生する確率を限りなくゼロに近づけていく」というシ ステムの信頼性設計の考え方はフォールトアボイダンス(fault avoidance)で ある。 Avoidance:回避、取消 参考 全問解説 ITパスポート試験 「フールプルーフの考え方として、適切なものはどれか」 H21 秋 問68 問68 アプレットに関する記述として、適切なものはどれか。 ア WebブラウザがWebサイトにアクセスしたときにWebサイトから送信され、利用者のPCに保存される文書ファイルである。 イ Webページを作成するための言語である。 ウ サーバからダウンロードされ、クライアントであるWebブラウザに組み込まれて実行されるプログラムのことである。 エ データベースを操作して、データの追加や変更、削除、検索などの処理を行うための言語である。 解答 ウ 解説 アプレット(applet)とは、Webブラウザ上で動作する小規模なプログラムであ る。これを悪用してユーザのコンピュータに被害を与えることのないように、ユー ザのハードディスクの内容を読み書きしたり、自分が呼び出されたWebサーバ以 外のコンピュータに接続したり、他のアプリケーションソフトを起動したりする ことはできないようになっている。このことが書かれているのはウのみなので、 解答としてウが相応しい。 IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E382A2E38397E383ACE38383E38388.html Applet:Java用語で作られた小アプリケーション アはクッキーのことである。 イはHTMLのことである。 エはDMLのことである。 参考 全問解説 ITパスポート試験 「アプレットに関する記述として、適切なものはど れか」 H21 秋 問72 コンピュータを構成する一部の機能の説明として適切なものはどれか。 ア 演算機能は制御機能からの指示で演算処理を行う。 イ 演算機能は制御機能、入力機能及び出力機能とデータの受け渡しを行う。 ウ 記憶機能は演算機能に対して演算を依頼して結果を保持する。 エ 記憶機能は出力機能に対して記憶機能のデータを出力するように依頼をだす。 解答 ア 解説 コンピュータは五つの機能から構成されており(五大機能)、 入力機能:コンピュータにデータやコマンドを入力 出力機能:コンピュータで処理した結果を出力 記憶機能:コンピュータで処理するデータやプログラムを記憶 制御機能:プログラムの命令に従ってコンピュータを制御 演算機能:コンピュータ内部で算術演算や論理演算を行う からなる。 論理演算:「真」(true)、「偽」(false)の2通りの値(真偽値)しか持たないデー タの演算。論理演算は、ハードウェアでは電子回路における基本ロジックとして、 コンピュータ世界及びデジタル世界での処理の基本となるもの。 IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E8AB96E79086E6BC94E7AE97.html アは正しい。 イは記憶機能について説明している。コンピュータにおいて、データの受け渡し は「全て」記憶機能を介して行われている。 ウは途中まで制御機能について説明されている。演算を依頼するのは制御機能の 役目ではあるが、結果を保持するのは記憶機能の役目であり、ウは誤りである。 エは制御機能についての説明である。制御機能については上記で説明しているの で省略。よってエは誤り。 参考 全問解説 ITパスポート試験 「コンピュータを構成する機能の説明として適切な ものは?」 http:/itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100120/343522/ H21 秋 問77 収容局から家庭までの加入者線が光ファイバケーブルであるものはどれか。 ア ADSL イ FTTH ウ HDSL エ ISDN 解答 イ 解説 アのADSLは光ファイバケーブルではなく電話線を利用し高速なデータ通信を行う ものである。 IT用語辞典 http://e-words.jp/w/ADSL.html イのFTTHは、Fiber To The Home の頭文字をとって略したものである。光ファイ バーによる家庭向けのデータ通信サービスのことで、元は一般家庭に光ファイバー を引き、電話、インターネットなどのサービスを統合して提供する構想の名称だっ たが、通信サービスの総称として用いられるようになった。 イの設問は解答として相応しい。 Fiber:一本一本の繊維 IT用語辞典 http://e-words.jp/w/FTTH.html ウのHDSLはHigh-bit-rate Digital Subscriber Lineの頭文字を略したもので、 二本の電話線を利用して通信を行なうものである。よって誤り。 Bit:情報の単位 Rate:速度 Subscriber:購読者、加入者 IT用語辞典 http://e-words.jp/w/HDSL.html エのISDNはIntegrated Services Digital Networkの頭文字を略したもので、電 話やFAX、データ通信を統合して扱うデジタル通信網のことである。よって誤り。 Integrant:要素として不可欠な IT用語辞典 http://e-words.jp/w/ISDN.html