第4回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:高橋貴宏 学籍番号:c1081390 語学クラス:中国語 コース(系):経営系 第一問 H21春問55 ------------------------------------------------------------------------------- オープンソースソフトウェアに関する記述として,適切なものはどれか。 ア:一定の試用期間の間は無料で利用することができるが,継続して利用するに は料金を支払う必要がある。 イ:公開されているソースコードは入手後,改良してもよい。 ウ:著作権が放棄されている。 エ:有償のサポートサービスは受けられない。 解法 オープンソースソフトウェアとは、著作権を維持しながらプログラムのソースコー ドを公開して、その改良後のプログラムの再配布などを自由に行うことができる ようにしたソフトウェアのことです。 このようにソースコードは誰でも自由に改変して使用することが可能となってい るため、解答イの記述が適切であり、解答イが正解となります。 解答アについては、シェアウェアの説明であるため、解答アは間違いである。 解答ウについては、オープンソースは著作権を放棄したわけではないので解答ウ は間違いである。 解答エについては、オープンソースのソフトについて有料サポートのサービスの 提供などは特に問題とはなっていないため解答エは間違いである。 正解:解答イ 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p63「オープンソースソフトウェア」 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p135「オープンソースソフトウェア(oss)」 ------------------------------------------------------------------------------- 第二問 H21春問60 ------------------------------------------------------------------------------- 次のような特徴をもつソフトウェアを何と呼ぶか。 (1) ブラウザなどのアプリケーションソフトウェアに組み込むことによって, アプリケーションソフトウェアの機能を拡張する。 (2) 個別にバージョンアップが可能で,不要になればアプリケーションソフト ウェアに影響を与えることなく削除できる。 ア: スクリプト イ: パッチ ウ: プラグイン エ: マクロ 解法 ブラウザなどに組込むことで機能拡張をする補助的なソフトウェアであり、その 機能が不要になればアプリケーションに影響をあたえることなく削除できるとい う特徴を持つものはプラグインのことである。よって、解答ウが正解となる。 解答アのスクリプトは、webページの動的な処理を行うものであるため、特徴 が一致しないので間違いである。 解答イのパッチとは、ソフトウェアの不具合などを修正するために配布される、 補助的なプログラムのことであるため、間違いである。 解答エのマクロについては、ワープロソフトの機能のひとつであり、一定内容の 文字を入力するなどの一連の処理を簡単な操作にまとめる機能のことであるため 適切ではない。 正解:解答ウ 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p62「プラグイン」p105「パッチ処理」p94「マクロ機能」 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p139「プラグイン」 web 「IT用語辞典 e-Words」 「スクリプト」 http://e-words.jp/w/E382B9E382AFE383AAE38397E38388.html ------------------------------------------------------------------------------- 第三問 H21春問61 ------------------------------------------------------------------------------- あるシステムは5,000時間の運用において,故障回数は20回,合計故障時間は 2,000時間であった。おおよそのMTBF,MTTR,稼働率の組合せのうち,適切なも のはどれか。 ----------------------------------- |解法MTBF(時間)|MTTR(時間)|稼働率(%)| -------------------------------------- |ア| 100| 150| 40| -------------------------------------- |イ| 100| 150| 60| -------------------------------------- |ウ| 150| 100| 40| -------------------------------------- |エ| 150| 100| 60| -------------------------------------- 解法 MTBFはシステムが故障せずに動いていた時間を故障した回数で悪と求めることが できるため、 MTBF=(5000-2000)/20=3000/20=150時間 となる。 MTTRはシステムの故障時間の合計を、故障回数で割った値として MTTR= 2000/20=100時間 として求められます。 稼働率はMTBFをMTBFとMTTRの和で割ったもので求められるので  150/(150+100)=0.6=60%となる。このことから解答エが正解である。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p115「稼働率」 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p139「MTBF,MTTR, 稼働率」 ------------------------------------------------------------------------------- 第四問 H21春問64 ------------------------------------------------------------------------------ 2進数10110を3倍したものはどれか。 ア: 111010 イ: 111110 ウ: 1000010 エ: 10110000 解法 まず、10進数に変換します。 16*1=8*0=4*1+2*1+!*0 =16+4+2 =22 となり、22を三倍した数であるウの解答が正解である。 正解:解答ウ 参考文献 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p141「2進数」 ------------------------------------------------------------------------------- 第五問 H21春問69 ------------------------------------------------------------------------------- PCのプロセッサ内にあるキャッシュメモリの利用目的はどれか。 ア: PCへの電力供給が切れた状態でも記憶内容を保持する。 イ: 書き換える必要のない情報や,書き換えられては困る情報を記録する。 ウ: 主記憶とのアクセス時間を見かけ上短縮することによって,CPUの処理 効率を高める。 エ: 利用者IDやパスワードなどの重要情報や機密情報を記録する。 解法 キャッシュメモリとは高速化技術のひとつでCPUからメモリにアクセスする時間 を測って処理効率を高めたものである。したがって、条件が一致するため解答ウ が正解である。 解答アについては、ROMの説明であるため適切ではないので間違いである。 解答イは書き換える必要のない情報などは内容を変更できないROMに保存するの が一般的であるため解答イは間違いである。 解答エは、利用者の重要情報は、機密性を確保したディレクトリなどに、ファイ ルとして保管されるため、解答エは適切ではなく間違いである。 正解:解答ウ 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p22「キャッシュメモリ」 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p143「キャッシュメモリ」 web 「IT用語辞典 e-Words」 キャッシュメモリ  【cache memory】 http://e-words.jp/w/E382ADE383A3E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html ------------------------------------------------------------------------------- 第六問 H21春問70 ------------------------------------------------------------------------------- 2台の処理装置からなるシステムがある。両方の処理装置が正常に稼働しないと システムは稼働しない。処理装置の稼働率がいずれも0.90であるときのシステム の稼働率は幾らか。ここで,0.90の稼働率とは,不定期に発生する故障の発生に よって運転時間の10%は停止し,残りの90%は正常に稼働することを表す。2台の 処理装置の故障には因果関係はないものとする。 ア: 0.81 イ: 0.90 ウ: 0.95 エ: 0.99 解法 この2台の処理システムは2台の処理装置の直列構成となっているためシステムの 全体の稼働率としては、2台の処理装置の稼働率を乗じたものになります。よっ てシステム全体の稼働率は 0.90*0.90=0.81となるので解答アが正解である。 正解:解答ア 参考文献 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p145「複合システムの稼働率」 ------------------------------------------------------------------------------- 第七問 H21春問72 ------------------------------------------------------------------------------- 図1のように二つの正の数値A1,A2を読み取り,二つの数値B1,B2を出力するボッ クスがある。B1にはA2と同じ数値を出力し,B2にはA1をA2 で割った余りを出力 する。図2のようにこのボックスを2個つないだ場合,A1=15,A2=6のとき後方の ボックスのB1に出力される数値は幾らか。        -------------------- A1 --→ | A2→B1 | --→ B1   |   | A2 --→ | A1/A2の余り→B2 | --→ B2       --------------------   図1        -------------------- ------------------- 15 --→ | | --→ | | --→B1   | |   | | 6 --→ | | --→ | | --→B2      -------------------- ------------------- 図2 ア:0 イ:3 ウ:6 エ:15 解法 問題の図2のボックスにA1=15、A2=6を入力した結果を出す。        -------------------- A1= 15 --→ | | --→ B1=A2= 6   | |   A2= 6 --→ | | --→ B2=A1/A2の余り=3      -------------------- このボックスからの出力のB1とB2を図2の右側のボックスに入力A1とA2として与 える。        -------------------- A1= 6 --→ | | --→ B1=A2= 3   | |   A2= 3 --→ | | --→ B2=A1/A2の余り=0      -------------------- 図のように後方のボックスのB1に出力される値は3となるので解答イが正解とな ります。 正解:解答イ 参考文献 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p145「出力データ」 ------------------------------------------------------------------------------- 第八問 H21春問75 ------------------------------------------------------------------------------- PC間で電子メールを送受信する場合に,それぞれのPCとメールサーバとのやり取 りで利用される通信プロトコルに関する記述のうち,適切なものはどれか。 ア:PCから送信するときはPOPが利用され,受信するときはSMTPが利用される。 イ:PCから送信するときはSMTPが利用され,受信するときはPOPが利用される。 ウ:PCから送信するときも,受信するときも,ともにPOPが利用される。 エ:PCから送信するときも,受信するときも,ともにSMTPが利用される。 解法 インターネット上で、pcからメールサーバーにメールを送信するとき、及びメー ルサーバー間で電子メールを送受信する際にはSMTPのプロトコルが使用されます。 また、メールサーバーから自分宛の手紙を取り出す際にはPOP3のプロトコルが使 用されます。この使用条件に一致するものとしては解答イが適切であり、正解は 解答イである。 正解:解答イ 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p130「プロトコル」 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p147「通信プロトコル」 web 「IT用語辞典 e-Words」 プロトコル  【protocol】 http://e-words.jp/w/E38397E383ADE38388E382B3E383AB.html ------------------------------------------------------------------------------- 第九問 H21春問78 ------------------------------------------------------------------------------- マルチメディアのファイル形式であるMP3はどれか。 ア:G4ファクシミリ通信データのためのファイル圧縮形式 イ:音声データのためのファイル圧縮形式 ウ:カラー画像データのためのファイル圧縮形式 エ:ディジタル動画データのためのファイル圧縮形式 解法 mp3とはMPEG1のオーディオ規格として開発されたディジタル音声の圧縮形式です。 したがって、解答イの記述が適切であり、正解は解答イである。 解答アについてはG4ファクシミリ通信データのためのファイル圧縮形式は、MMR 方式のことであるため、間違いである。 解答ウについてはカラー画像の圧縮形式は、GIFやJPEGなどであるので解答ウは 適切ではない。 解答エはディジタル動画データの圧縮形式はMPEGのことであるため解答エは適切 ではない。 解答:解答イ 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p97「mp3」 p97「MPEG」 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p149「MMR方式」 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