第4回 情報処理基礎論 a レポート課題 横山広樹 C109149A 英語 1 環境 H21秋問76 データベースの内容を、利用者の業務の機密性に応じて限定的に表示するように したい。その手法として、もっとも適切なものはどれか。 ア アクセス権を、データと利用者の組み合わせに対して設定する。 イ 利用者ごとに限定されたデータベースの複製を配布する。 ウ 利用者ごとに専用のデータ項目(列)を設ける。 エ レコードごとにパスワードを設定して保護する。 解答 ア 解説 社内で共有するディレクトリやファイルには、他の人や他の部署に、勝手に見ら れたり書きかえられると困るものがある。そこでユーザに応じて利用できるデー タや操作を限定するにはアクセス権を設定する。そうすることで、ユーザが利用 できる操作を制限する。この説明にあてはまるものはアなのでアが正解。 アクセス権とはファイルシステムなどを利用するための制限のこと。 参考文献 ITパスポート過去問題集 63ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン 栢木先生のITパスポート試験 172ページ 著者 栢木 厚 発行者 片岡 巌 出版社 技術評論社 H21秋問78 RAIDの説明として、適切なものはどれか。 ア 複数のハードディスクに分散してデータを書込み、高速性や対故障性を高め る。 イ 複数のハードディスクを小容量の筺体に収納し、設置スペースを小さくする。 ウ 複数のハードディスクを使って、大量のファイルを複数世代にわたって保存 する。 エ 複数のハードディスクを、複数のPCからネットワーク接続によって同時に使 用する。 解答 ア 解説 RAIDとは複数のハードディスクをあたかも1つのハードディスク装置として制御 する。技術のこと。ハードディスクが故障した場合、他のハードディスクからデ ータを復旧することができ、対故障性も高めることができる。この説明にあては まるものはアなのでアが正解。 参考文献 ITパスポート過去問題集 63ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン H21秋問80 マルチメディアを扱うオーサリングソフトの説明として、適切なものはどれか。 ア 文字や図形、静止画像、動画像、音声など複数の素材を組み合わせて編集し、 コンテンツを作成する。 イ 文字や図形、静止画像、動画像、音声などの情報検索をネットワークで簡単 に行う。 ウ 文字や図形、静止画像、動画像、音声などのファイルの種類や機能を示すた めに小さな図柄で画面に表示する。 エ 文字や図形、静止画像、動画像、音声などを公開するときに著作権の登録を する。 解答 ア 解説 オーサリングソフトとは、文字や図形、静止画像、動画像、音声など様々なマル チメディアのデータを組み合わせて、コンテンツを作成するためのソフトのこと。 この説明にあてはまるものはアなのでアが正解。 参考文献 ITパスポート過去問題集 65ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン H21秋問81 システムのアクセスに使用している通信ケーブルを誤って切断した。このとき 情報セキュリティのマネジメント要素のうち、どれが低下したことになるか。 ア 可用性 イ 完全性 ウ 機密性 エ 保全性 解答 ア 解説 ア 可用性とは許可された者が、必要なときにいつでも情報システムを利用でき ること。通信ケーブルが誤って切断されると、アクセスできない状態にある ため可用性が低下するため正解。 イ 完全性とは情報やその処理方法正確かつ完全であること。通信ケーブルが誤っ て切断されても完全性は低下しないので間違い。 ウ 機密性とは、許可された者だけが、情報にアクセスできるようになること。 通信ケーブルが切断されても機密性は低下しないので間違い。 エ 保全性は、情報セキュリティマネジメントの要素には含まれていないので間 違い。 参考文献 ITパスポート過去問題集 65ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン H21秋問82 100Mビット/秒の伝達速度のLANを利用して、1Gバイトのファイルを転送するのに 必要な時間はおおよそ何秒か。ここで、1Gバイト=10^9バイトとする。また、LAN の伝送効率は20%とする。 ア 4 イ 50 ウ 400 エ 5000 解答 ウ 解説 ファイル転送にかかる時間を求めるには ファイル転送にかかる時間 = 転送するファイルのサイズ/伝送速度 を計算する。数字を入れる前に単位を秒に直しておく。 ・転送するファイルのサイズの求め方 1バイト = 8ビットなので1Gバイト = 10^9バイト = 8 * 10^9ビット ・伝送速度の求め方 100Mビット/秒は、「伝送速度20%」により実際の伝送速度は 100 * 0.2 = 20Mビット/秒になる。 20Mビット/秒 = 20 * 10^6ビット/秒 8 * 10^9ビットと20 * 10^6ビット/秒を時間を求める式に入れて計算すると 8 * 10^9/20 * 10^6 = 8 * 10^3/20 = 8000/20 = 400 ファイル転送にかかる時間は400秒なのでウが正解。 参考文献 ITパスポート過去問題集 65ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン H21秋問84 関係データベースの主キーに関する記述のうち、適切なものはどれか。 ア 関係データベースの各表は、主キーだけで関係付けられる。 イ 主キーとして指定した項目は、NULLを属性値として持つことができる。 ウ 一つの表において、主キーとして指定した項目の値に同一のものがあっても よい。 エ 一つの表において、複数の項目を組み合わせて主キーとしてもよい。 解答 エ 解説 関係データベースとは、データを複数の表で管理するデータベースのこと。また 表内のデータを一意に特定できる項目を主キーという。 ア 複合キー(エの解説参照)で関係付けることもあるため間違い。 イ NULLとは、データが存在しない空間のこと。主キーの項目は、空白を持つこ とができないため間違い。 ウ 主キーの項目には、重複する値があってはいけないため間違い。 エ 正解。単独でレコードを特定できる項目を組み合わせて、表内のレコードを 特定する。このような項目を複合キーという。 複合キー 主キー ---------- ↓ ↓ ↓ ------------------------------ ---------------------------- | 学生番号 | 氏名 | 学部 | | 学生番号 | 科目 | 成績 | |------------------------------| |----------------------------| | s12001 | 赤木高志 | 経済 | | s12001 | T-01 | 80 | |------------------------------| |----------------------------| | s12002 | 池永はるか | 経済 | | s12002 | T-02 | 65 | |------------------------------| |----------------------------| | s12003 | 岡田りえ | 経済 | | s12003 | T-03 | 70 | ------------------------------ ---------------------------- 主キー ↓ --------------------- | 科目 | 科目名 | |---------------------| | T-01 | 財政学 | |---------------------| | T-02 | 会計学入門 | |---------------------| | T-03 | 日本経済史 | --------------------- 参考文献 ITパスポート過去問題集 65ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン H21秋問85 公開鍵基盤 (PKI) のおいて認証局 (CA) が果たす役割はどれか。 ア SSLを利用した暗号化通信で、利用する認証プログラムを提供する。 イ Webサーバに不正な仕組みがないことを示す証明書を発行する。 ウ 公開鍵が被認証者のものであることを示す証明書を発行する。 エ 被認証者のディジタル著名を安全に送付する。 解答 ウ 解説 公開鍵が本人のものであるということを証明するため、認証局が電子証明書を発 行し、公開鍵の正当性を保障する。この説明にあてはまるものはウなのでウが正 解。 認証局とは信頼できる第三者機関のことで、甲請に基づいてデジタル証明書を発 行し、公開鍵の正当性を証明している。 参考文献 ITパスポート過去問題集 67ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン 栢木先生のITパスポート試験 189ページ 著者 栢木 厚 発行者 片岡 巌 出版社 技術評論社 H21秋問86 デュアルシステムに関する記述として、適切なものはどれか。 ア 1台のコンピュータに複数のマイクロプロセッサを搭載し、並列処理ができる システムのことである。 イ 2系統のコンピュータが、互いの処理結果を照合しながら同一処理を行うシス テムのことである。 ウ 障害時に、予備のコンピュータに切り替えて処理を継続するシステムのこと。 エ 複数のコンピュータを直列に接続して、機能を分担するシステムのことであ る。 解答 イ 解説 ア マルチプロセッサシステムの説明なので間違い。複数のCPUを使って処理を分 散し、処理性能の向上を図る。 イ デュアルシステムの説明なので正解。2系統のシステムが常時並行して同じ処 理を行い、一方のシステムが故障してももう一方で処理を継続する。 ウ デュプレックスシステムの説明なので間違い。システムを2系統用意し、一方 が故障したらもう一方に切り替える。切り替え時まで待機系が停止している コールドスタンバイと、待機系を常に稼働させておくホットスタンバイがあ る。 エ シンプレックスの説明なので間違い。1系統のシステムなので、故障するとシ ステムが停止してしまう。 参考文献 ITパスポート過去問題集 68ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン H21秋問87 木構造を利用したファイルシステムに関する記述のうち、適切なものはどれか。 ア 階層が異なれば同じ名称のディレクトリが作成できる。 イ カレントディレクトリは常に階層構造の最上位を示す。 ウ 相対パス指定ではファイルの作成はできない。 エ ファイルが一つも存在しないディレクトリは作成できない。 解答 ア 解説 木構造とは、木が枝分かれするように、下階層に分岐していくデータ構造のこと。 ア階層が同じ場合、同じ名称のディレクトリを作成しようとするとエラーメッセー ジが表示されるが、異なる階層であれば作成できるので正解。 イ カレントディレクトリは、現在作業対象となっているディレクトリのこと。 最上位の階層とは限らないので間違い。 ウ 相対パスが指定でファイルやディレクトリを作成できるので間違い。 エ ファイルがないディレクトリも作成できるので間違い。 参考文献 ITパスポート過去問題集 69ページ 著者 間久保 恭子 発行者 土田 米一 出版社 インプレスジャパン