第4回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:戸澤翔平 学籍番号:c1081556 語学クラス:英語 コース(系):経営系 【問題】平成21年度秋問78 RAIDの利用目的として,適切なものはどれか。 【選択肢】 * ア 複数のハードディスクに分散してデータを書き込み,高速性や耐故障 性を高める。 * イ 複数のハードディスクを小容量の筐(きょう)体に収納し,設置スペー スを小さくする。 * ウ 複数のハードディスクを使って,大量のファイルを複数世代にわたっ て保存する。 * エ 複数のハードディスクを,複数のPCからネットワーク接続によって同 時に使用する。 【解答】 ア 【用語解説】 RAIDは、複数のハードディスクをあたかも1つのハードディスク装置として制御 する技術。 複数のハードディスクに分散してデータを記録することで、アクセスの高速化を 図れる。 また、ハードディスクが故障した場合、RAIDを構成する他のハードディスクから データを復旧したり、代わりのハードディスクに交換したりなど、対故障性も高 められる。 【解法】 用語解説に当てはまるのはアである。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; RAID p63 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問79 ファイアウォールを設置することで,インターネットからもイントラネットから もアクセス可能だが,イントラネットへのアクセスを禁止しているネットワーク 上の領域はどれか。 【選択肢】 * ア DHCP * イ DMZ * ウ DNS * エ DoS 【解答】 イ 【用語解説】 ・DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、インターネットに接続する コンピュータに、一時的にIPアドレスを割り当てるプロトコル(通信規約)。 ・DMZ(DeMilitarized Zone)は、インターネットからも内部ネットワーク(イントラネット)から も隔離されたネットワーク上の領域。 外部に公開するWebサーバやメールサーバをDMZに設置すれば、これらのサーバが 不正なアクセスを受けても、内部ネットワークとは隔離されているため、内部ネッ トワークの被害を防止できる。 ・DNS(Domain Name System)は、インターネットに接続しているコンピュータ のIPアドレスとドメイン名を対応させるシステム。 ・DoS(Denial of Services)は、ネットワークを通した攻撃の1つで、大量の データを送りつけて標的のサーバに過剰な負荷をかけ、サーバがサービスを 提供できないようにしたり、システムダウンさせること。 【解法】 問題文に合うのはDMZなので、イが正解。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; アクセス禁止のネットワーク上の領域 p64-65 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問80 マルチメディアを扱うオーサリングソフトの説明として,適切なものはどれか。 【選択肢】 * ア 文字や図形,静止画像,動画像,音声など複数の素材を組み合わせて 編集し,コンテンツを作成する。 * イ 文字や図形,静止画像,動画像,音声などの情報検索をネットワーク で簡単に行う。 * ウ 文字や図形,静止画像,動画像,音声などのファイルの種類や機能を 示すために小さな図柄で画面に表示する。 * エ 文字や図形,静止画像,動画像,音声などを公開するときに著作権の 登録をする。 【解答】 ア 【用語解説】 オーサリングソフトは、文字や静止画、動画、音声など、様々なマルチメディア のデータを組み合わせて、コンテンツを作成するためのソフト。 映像作品などを制作するときに使用する。 【解法】 用語解説に当てはまるのはアである。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; オーサリングソフト p65 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問81 システムのアクセスに使用している通信ケーブルを誤って切断した。このとき, 情報セキュリティのマネジメント要素のうち,どれが低下したことになるか。 【選択肢】 * ア 可用性 * イ 完全性 * ウ 機密性 * エ 保全性 【解答】 ア 【用語解説】 可用性は、許可された者が、必要なときに、いつでも情報システムを利用できる こと。 完全性は、情報やその処理方法が正確かつ安全であること。 機密性は、許可された者だけが、情報にアクセスできるようにすること。 保全性は、情報セキリティマネジメントに含まれない。 【解法】 通信ケーブルが誤って切断された場合、アクセスできなくなくなるため、可用性 が低下する。 よって、答えはア。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; ファイル転送にかかる時間の算出 p65 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問82  100Mビット/秒の伝送速度のLANを使用して,1Gバイトのファイルを転送するの に必要な時間はおおよそ何秒か。ここで,1Gバイト=10^9バイトとする。また, LANの伝送効率は20%とする。 【選択肢】 * ア 4 * イ 50 * ウ 400 * エ 5,000 【解答】 ウ 【解法】 ファイル転送にかかる時間は、「転送するファイルのサイズ」/「伝送速度」で 求められる。 ・転送されるファイルのサイズ 1バイト=8ビット 1Gバイト=10^9バイト 10^9×8ビット ・伝送速度 100Mビット/秒×0.2(伝送効率は20%)=20 1Mビット=10^6バイト 20×10^6ビット 求められた値を最初の式に当てはめる。 10^9×8 10^3×8 8000 --------=-------=------=400 20×10^6 20 20 答えは400秒のウとなる。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; DRAM p67 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問83 PCに利用されるDRAMの特徴に関する記述として,適切なものはどれか。 【選択肢】 * ア アクセスは,SRAMと比較して高速である。 * イ 主記憶装置に利用される。 * ウ 電力供給が停止しても記憶内容は保持される。 * エ 読出し専用のメモリである。 【解答】 イ 【用語解説】 ・SRAM(Static RAM)は、フリップフロップで構成されているため、リフレッシュ 動作が不要で、情報の読み書きが高速化である。 しかし、DRAMと比較して構造が複雑で、単位容量当たりのコストが高い。 このため、キャッシュメモリなど、コストよりも速度を重視する分野で主に使わ れる。 ・DRAM(Dynamic RAM)は、コンデンサとトランジスタで構成され、コンデンサ に蓄えられた電荷の有無で0と1を表現する。 時間が経過すると、コンデンサに蓄えられた電荷が放出され記憶が消滅してしま うため、一定期間(数ミリ秒程度)で再書込み(リフレッシュ)が必要。 構造が単純なために製造コストが低く、パソコンの主記憶装置に利用されている。 ・フリップフロップ 2つの安定状態をもち、一方の状態を変化させる入力が与えられるまで前の状態 を保つ回路。双方定回路ともいう。 【解法】 アは用語解説で説明している通り、SRAMと比較して低速なため、間違い。 イは用語解説で説明している通り、DRAMは主記憶装置に使われる。 ウは不揮発性のROMの説明のため、揮発性のDRAMは間違い。 エは読み込み専用のメモリであるため、読み書きできるメモリのRAMのDRAMは 間違い。 【参考文献】 タイトル;基本情報技術者 2009年版 参考ページ; 2.1.2 メモリ p101 著者 ;日高哲郎 発行者 ;佐々木幹夫 発行所 ;翔泳社 ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問84 関係データベースの主キーに関する記述のうち,適切なものはどれか。 【選択肢】 * ア 関係データベースの各表は,主キーだけで関係付けられる。 * イ 主キーとして指定した項目は,NULLを属性値としてもつことができる。 * ウ 一つの表において,主キーとして指定した項目の値に同一のものがあっ てもよい。 * エ 一つの表において,複数の項目を組み合わせて主キーとしてもよい。 【解答】 エ 【用語解説】 ・関係データベースとは、データを複数の表(テーブル)で管理するデータベース。 表同士に共通する項目があれば、関連付けて表を結合することができる。 ・主キー(primary key)とは、表内のデータを一意に特定できる項目。 【解法】 複合キーで関係付けることもあるため、アは間違い。 イの「NULL」はデータが存在しない空白のこと。 主キーの項目は、空白をもつことができないため、間違い。 ウの主キーの項目は、重複する値があってはいけないため、間違い。 単独でレコードを特定できない場合、複数の項目を組み合わせて、表内のレコー ドを特定する。このような項目を複合キーという。 よって、エが正解。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; 関係データベースの主キー p67 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン 主キーとは 【primary key】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E4B8BBE382ADE383BC.html ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問85 公開鍵基盤(PKI)において認証局(CA)が果たす役割はどれか。 【選択肢】 * ア SSLを利用した暗号化通信で,利用する認証プログラムを提供する。 * イ Webサーバに不正な仕組みがないことを示す証明書を発行する。 * ウ 公開鍵が被認証者のものであることを示す証明書を発行する。 * エ 被認証者のディジタル署名を安全に送付する。 【解答】 ウ 【用語解説】 公開鍵基盤(PKI)は、公開鍵暗号方式で使われる公開鍵を安全に利用するため の仕組みやルール。 【解法】 公開鍵暗号方式では、秘密鍵は本人が保管して、公開鍵は不特定多数の人に公開 する。 しかし、第3者が本人になりすまして、偽の公開鍵を配布する可能性がある。 こういう場合を防止するため、認証局(CA)が電子証明書を発行し、公開鍵の 正当性を保障する。 よって、答えはウとなる。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; 認証局(CA) p67 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン ---------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成21年度秋問86 デュアルシステムに関する記述として,適切なものはどれか。 【選択肢】 * ア 1台のコンピュータに複数のマイクロプロセッサを搭載し,並列処理 ができるシステムのことである。 * イ 2系統のコンピュータが,互いの処理結果を照合しながら同一処理を 行うシステムのことである。 * ウ 障害時に,予備のコンピュータに切り替えて処理を継続するシステム のことである。 * エ 複数のコンピュータを直列に接続して,機能を分担するシステムのこ とである。 【解答】 イ 【用語解説】 ・マルチプロセッサシステムは、複数のCPUを使って処理を分散し、処理能力の 向上を図る。 ・デュアルシステムは、2系統のシステムが同時並行して同じ処理を行い、一方 のシステムが故障しても、もう一方で処理を継続する。 ・デュプレックスシステムはシステムを2系統用意し、一方が故障したら、もう 一方に切り替える。切り替え時まで待機系が停止しているコールドスタンバイと 待機系を常に稼動させておくホットスタンバイがある。 ・シンプレックスシステムは、1系統のシステムなので、故障が発生すると、シ ステムが停止する。 【解法】 アはマルチプロセッサシステムの説明のため、間違い。 イはデュアルシステムの説明なので、正解。 ウはデュプレックスシステムの説明のため、間違い。 エはシンプレックスシステムの説明のため、間違い。 【参考文献】 タイトル;平成22年度春期かんたん合格!ITパスポート過去問題集 参考ページ ; デュアルシステム p68 著者 ; 間久保恭子 発行者 ; 土田米一 発行所 ; インプレスジャパン