第3回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:榎本知佳 学籍番号:C1090242 語学クラス:英語5 コース(系):地域共創コース H21秋問題57 フラッシュメモリを用いたSSD(Solid State Drive)は、ハードディスクの代わり として期待されている記憶装置である。このSSDを用いるときに留意すべき点は どれか? ア.書込み回数に上限がある。 イ.書込みより読出しが遅い。 ウ.振動や衝撃に弱い。 エ.ファイルの断片化による性能悪化が著しい。 解答…ア -解法- この問題を解くためにはSSDの特徴について知っておく必要がある。 SSD…ハードディスクのようにディスクを持たないため、読み取り装置をディス ク上で移動させる時間や、目的のデータがヘッド位置まで回転してくるま での待ち時間がないので高速に読み書きができる。また、モーターがない ため消費電力も少なく、機械的に駆動する部品が少ないため衝撃に強い。 しかし、単価が高く記憶容量の少ない製品が多く、書込み回数に上限があ るという欠点がある。特に書込み回数の制約ついては、SSDを長期間使用 した場合にはディスクの信頼性が低下するため、システムの運用において 留意しなければならない。 アは、SSDの説明と合致するので○。 イは、SSDは高速で読み書きできるので×。 ウは、SSDは振動や衝撃に強いので×。 エは、フラッシュメモリを使っているので断片化による性能悪化はないので×。 -参考文献- IT用語辞典 e-Words 「SSDとは」 http://e-words.jp/w/SSD.html ----------------------------------------------------------------------- H21春問題69 PCプロセッサ内にあるキャッシュメモリの利用目的はどれか。 ア.PCへの電力供給が切れた状態でも記憶内容を保持する。 イ.書き変える必要のない情報や、書きかえられては困る情報を記憶する。 ウ.主記憶とのアクセス時間を見かけ上短縮することによって、CPUの処理効率を   高める。 エ.利用者IDやパスワードなどの重要情報や機密情報を記憶する。 解答…ウ -解法- 解くにあたりキャッシュメモリについて説明する。 「キャッシュメモリ」 CPU内部に設けられた高速な記憶装置のこと。キャッシュメモリに使用頻度の高 いデータを蓄積しておくことにより低速なメインメモリへのアクセスを減らすこ とができ、処理を高速化することができる。 アは、フラッシュメモリの説明なので×。 イは、ROMの説明なので×。 ウは、キャッシュメモリの説明なので◯。 エは、耐タンパー性の特別なメモリの説明なので×。 -参考文献- IT用語辞典 e-Words 「フラッシュメモリとは」 http://e-words.jp/w/E38395E383A9E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html 「ROMとは」 http://e-words.jp/w/ROM-2.html 「キャッシュメモリとは」 http://e-words.jp/w/E382ADE383A3E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html 「耐タンパー性とは」 http://e-words.jp/w/E88090E382BFE383B3E38391E383BCE680A7.html ------------------------------------------------------------------------ H21春問題73 複数のコンピュータを連携させ、全体を1台の高性能のコンピュータであるかの ように利用する。連携しているコンピュータのどれかに障害が発生した場合には、 ほかのコンピュータに処理を肩代わりさせることで、システム全体として処理を 停止させないようにするものはどれか。 ア.クラスタシステム イ.デュアルシステム ウ.デュプレックスシステム エ.マルチプロセッサシステム 解答…ア -解法- 解くにあたり選択肢一つひとつについて説明する。 クラスタシステム…複数のコンピュータを連携させ、全体を1台の高性能のコン ピュータであるかのように利用する。連携しているコンピュ ータのどれかに障害が発生した場合には、ほかのコンピュー タに処理を肩代わりさせることで、システム全体として処理 を停止させないようにする デュアルシステム…情報システムの信頼性を高める手法の一つ。システムを2系 統を用意し、常に同じ処理を行わせる方式結果を相互に照合 ・比較することにより高い信頼性を得ることができ、片方に 障害が生じても、もう片方で処理を続行しながら復旧にあた ることができる。 デュプレックスシステム…情報システムの信頼性を高める手法の一つ。システム を2系統を用意し、普段は片方で処理を行い、もう片 方は障害発生に備えて待機させておく方式。 マルチプロセッサシステム…複数のCPUを同時に使用して、システム全体の処理 能力を向上させたり、耐障害性を高めたコンピュー タシステムのこと。複数のCPUだけでは得られない ような高い処理性能を実現し、あるCPUに障害が生 じても他のCPUでその処理を受け継いで実行するこ とにより、見かけ上の信頼性を向上させたシステム を実現することができる。 よって、答えは「ア」となる。 -参考文献- gooビジネスEX http://bizex.goo.ne.jp/tool/it/19_193/6585/ IT用語辞典 e-Words 「デュアルシステムとは」 http://e-words.jp/w/E38387E383A5E382A2E383ABE382B7E382B9E38386E383A0.html 「デュプレックスシステムとは」 http://e-words.jp/w/E38387E383A5E38397E383ACE38383E382AFE382B9E382B7E382B9E38386E383A0.html 「マルチプロセッサシステムとは」 http://e-words.jp/w/E3839EE383ABE38381E38397E383ADE382BBE38383E382B5.html ------------------------------------------------------------------------ ------------------------------------------------------------------- H21秋 問題72 コンピュータを構成する一部の機能の説明として、適切なものはどれか。 ア.演算機能は制御機能からの指示で演算処理を行う。 イ.演算機能は制御機能、入力機能及び出力機能とデータの受け渡しを行う。 ウ.記憶機能は演算機能に対して演算を依頼して結果を保持する。 エ.記憶機能は出力機能に対して記憶機能のデータを出力するように依頼を出す。 解答 ア 解説 イは、データの受渡しを行うのは制御機能なので間違い。 ウは、演算を依頼するのは制御機能なので間違い。 エは、データ出力の依頼をするのは制御機能なので間違い。 ゆえに、答えはアであることが分かる。 参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%AE5%E5%A4%A7%E8%A3%85%E7%BD%AE 情報処理基礎論 a 第3回 コンピュータの構成要素 「5 大装置 」 西村まどか http://roy/~madoka/2010/ipa/03/03_02_theme_02_fivecomponents.html ------------------------------------------------------------------------ H21秋問題78 RAIDの利用目的として、適切なものはどれか。 ア.複数のハードディスクに分散してデータを書き込み、高速性や耐故障性を高   める。 イ.複数のハードディスクを小容量の筺体に収納し、設置スペースを小さくする。 ウ.複数のハードディスクを使って、大量のファイルを複数世代にわたって保存   する。 エ.複数のハードディスクを複数のPCからネットワーク接続によって同時に使用 する。 解答 ア 解説 複数のハードディスクをまとめて1台のハードディスクとして管理する 技術のことを、RAID (Redundant Arrays of Independent Disks) といい、データを分散して記録するため高速化や安全性の向上がはかられる。 イ、ウ、ともに、主な目的ではないため間違い。 エの複数のハードディスクを複数のPCからネットワーク接続によって、 同時に使用するという説明は、 NAS(Network Attached Storage) の利用目的なので間違い。 よって、正解はアであることがわかる。 参考文献 IT用語辞典e-words (RAID) http://e-words.jp/w/RAID.html IT用語辞典e-words (NAS:ナス) http://e-words.jp/w/NAS.html ------------------------------------------------------------------------ H21秋 問題83 PCに利用されるDRAMの特徴に関する記述として、適切なものはどれか。 ア.アクセスはSRAMと比較して高速である。 イ.主記憶装置として利用される。 ウ.電力供給が停止しても記憶内容は保存される。 エ.読み出し専用のメモリである。 解答 イ 解説 DRAM(Dynamic Random Access Memory)とは半導体記憶素子の一つで、 読み書きが自由に行なえるRAMの一種のことである。 DRAMの特徴としては、コンピュータの電源を落とすと記憶内容は消去される、 SRAMに比較して回路が単純で、集積度も簡単に上げることができる、 などがあり、価格も安いため、 コンピュータのメインメモリはほとんどがDRAMである。 アは、DRAMよりSRAMの方が高速なので間違い。 ウ、エ、ともに、一度書き込まれた情報を読み出すための 記憶装置(読み出し専用記憶装置 = ROM )のことを 言っているので間違い。ゆえに、答えはイであることがわかる。 IT用語辞典e-words (DRAM:ディーラム)  http://e-words.jp/w/DRAM.html IT用語辞典e-words (ROM:ロム) http://e-words.jp/w/ROM-2.html H22春 問66 PCのキャッシュメモリを説明したものはどれか。 (ア)CPUコアと主記憶の間にあって、データを高速に読み書きするためのメモリ (イ)同じ内容のデータを同時に2ヶ所に記録して、信頼性を高めるメモリ (ウ)主記憶容量を超える大きさのプログラムでも動作させることができる仕組 みをもつメモリ (エ)主記憶を複数のブロックに分割することによって、同時アクセスを可能に するメモリ 解答 (ア) 解法 キャッシュメモリとはCPU内部に設けられた高速な記憶装置のことであり、 使用頻度の高いデータを蓄積しておくものである。これにより低速なメイン メモリへのアクセスを減らすことができるので、処理を高速化することがで きる。従ってこの説明に適当な答えは(ア)である。 参考文献 IT用語辞典 e-words 「キャッシュメモリ」 http://e-words.jp/w/E382ADE383A3E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html 情報処理基礎論a 第3回コンピュータの構成要素 西村まどか 「7.キャッシュメモリ」 http://roy/~madoka/2010/ipa/03/03_07_theme_07_cachememory.html ----------------------------------------------------------------------------- H22春 問72 PCやハードディスクを譲渡したり返却したりする前に実施しておくこととして、 ハードディスクからの情報の漏えいを防ぐ最も確実な方法はどれか。 (ア)ハードディスク全体を16進数の00やFF、又は乱数で複数回上書きしておく (イ)ハードディスク全体を論理フォーマットしておく (ウ)ハードディスク内のすべてのファイルやフォルダをごみ箱に捨て、最後に ごみ箱を空にしておく。 (エ)ハードディスクにパスワードロックをかけておく 解答 (ア) 解法 ハードディスク内のデータは、ファイルをごみ箱に捨てて空にしただけで は復元ソフトを使えば簡単に復元される危険性がある。なので全く関係のな いファイルでHDD全体を上書きして復元されないようにする必要がある。従っ て(ア)が正解である。 参考文献 Enchanting Sky 「情報漏洩対策」 http://enchanting.cside.com/security/leakage.html ----------------------------------------------------------------------------- H22春 問81 フラッシュメモリに関する記述として、適切なものはどれか。 (ア)一度だけデータを書き込むことができ、以後読出し専用である (イ)記憶内容の保持に電力供給を必要としない (ウ)小型化が難しいので、デジタルカメラの記憶媒体には利用されない (エ)レーザ光を用いてデータの書きこみを行う 解答 (イ) 解法 フラッシュめもりはデータの消去・書込みを自由に行うことができ、電源 を切っても内容が消えない半導体メモリのことである。なのでこの説明に近 い(イ)が正解である。 参考文献 IT用語辞典 e-words 「フラッシュメモリ」 http://e-words.jp/w/E38395E383A9E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html -----------------------------------------------------------------------------