第2回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:高橋貴宏 学籍番号:c1081390 語学クラス:中国語 コース(系):経営系 平成21年度 秋期 問65 ------------------------------------------------------------------------------- IPアドレスに関する記述のうち,適切なものはどれか。 ア 192.168.1.1のように4バイト表記のIPアドレスの数は,地球上の人口(約70 億)よりも多い。 イ IPアドレスは,各国の政府が管理している。 ウ IPアドレスは,国ごとに重複のないアドレスであればよい。 エ プライベートIPアドレスは,同一社内などのローカルなネットワーク内であ れば自由に使ってよい。 解き方 解答アについて  IPアドレスは32ビット(4バイト)の2進数のため、2の32乗=4,294,967,296となり、 地球上の人工より多くはならないため、解答アの説明は適切ではない。 解答イについて IPアドレスはICANN(アイキャン)という非営利組織が管理しているので、解答イ の説明は適切ではない。 ・ICANN:(Internet Corporation for Assigend Name and Numbers)はインター ネット上で利用されているIPアドレスやドメイン名、ポート番号などの標準化や 割り当てを行う民間の非営利法人である。 解答ウについて IPアドレスには、グローバルアドレスとプライベートアドレスの2種類があり、 プライベートアドレスは、ローカルなネットワークなどで重複しなければ自由に 割り振ることができるが、グローバルアドレスは世界で一つしか割り当てられな い、世界中で重複しないアドレスであるので、解答ウの説明は適切ではない。 解答エについて プライベートIPアドレスはローカルなネットワークなど組織内では重複しなけれ ば自由に割りふって使用することできる特徴を持つため、解答エの説明は適切で ある。 上記のことから、解答エ が正解である。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p140 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p40 ------------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 問59 ------------------------------------------------------------------------------- DNSの説明として,適切なものはどれか。 ア インターネット上で様々な情報検索を行うためのシステムである。 イ インターネットに接続された機器のホスト名とIPアドレスを対応させるシス テムである。 ウ オンラインショッピングを安全に行うための個人認証システムである。 エ メール配信のために個人のメールアドレスを管理するシステムである。 解き方 解答アについて インターネット上で文字や画像、音声など様々な情報を利用できるように構築さ れたシステムであるWWWの説明であるので適切ではない。 解答イについて DNSはIPアドレスを得る操作である名前解決を行うための設けられたシステムの ことであり、この機能を持つDNSサーバーはインターネット上のWebサーバなどの 機器のホスト名とIPアドレスとの対応付けを行うものである。このことから、イ の説明は適切である。 解答ウについて SSLを使用した個人認証のシステムのことであるため、適切ではない。 ・SSLとは、情報を暗号化して送受信をする、プロトコルのことである。 解答エについて メールアドレスを管理するシステムはメーリングリストなどのことであるため、 解答エは適切ではない。 ・メーリングリストとは、複数のユーザを1つのグループとしてメールサーバに 登録し、あらかじめ登録されているメンバーに情報を同時配信することができる システム 上記のことから解答イが正解である。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p141 p189 p159 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p40  p146 p233 web 「IT用語辞典 e-Words」  SSL  【Secure Socket Layer】 http://e-words.jp/w/SSL.html ------------------------------------------------------------------------------- 平成21年度 春期 問66 ------------------------------------------------------------------------------- アナログ音声信号をディジタル化する場合,元のアナログ信号の波形に,より近 い波形を復元できる組合せはどれか。    ----------------------------------------- | サンプリング周期 | 量子化の段階数 | -------------------------------------------- |ア|    長い    | 多い    | -------------------------------------------- |イ|    長い   | 少ない    | -------------------------------------------- |ウ| 短い    | 多い    | -------------------------------------------- |エ| 短い    |    少ない | -------------------------------------------- 解き方 解説 アナログ信号をディジタル化する場合、標本化、量子化、符号化の手順で変換が 行われるが、そのとき、標本化を行う際にはサンプリングを行う間隔であるサン プリング周期が短いほど元のアナログ波形の情報を再現できる特徴がある。また、 量子化では、アナログ値を量子化によってディジタル値に変換する際にでる値の 個数である、段階数が多いほど、元の波形を再現しやすいという特徴がある。こ れらのことから、サンプリング周期が短く、量子化の段階数が多い ウ が適切 である。 上記のことから正解は解答ウである。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p98 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p141 web 「IT用語辞典 e-Words」   標本化  【サンプリング】 http://e-words.jp/w/E6A899E69CACE58C96.html ------------------------------------------------------------------------------- 平成22年度 春期 問66 ------------------------------------------------------------------------------- PCのキャッシュメモリについて説明したものはどれか。 ア CPUコアと主記憶の間にあって、データを高速に読み書きするためのメモリ イ 同じ内容のデータを同時に2ヶ所に記憶して、信頼性を高めるためのメモリ ウ 主記憶容量を越える大きさのプログラムでも動作させることができる仕組み を持つメモリ エ 主記憶を複数のブロックに分割することによって、同時アクセスを可能にす るメモリ 解き方 解答アについて キャッシュメモリとはCPUと主記憶装置の間に置かれる、高速なメモリのことで あり、CPUに一度読み込まれたデータはキャッシュメモリに保存され、次回読み 込み時には主記憶装置からではなく、キャッシュメモリから読み込まれる。この ことから、CPUのデータ読み込み速度が向上し、データ転送を高速に行う働きが ある。このことから、 解答ア の説明が適切である。 解答イについて 同じ内容のデータのデータを同時に2ヶ所に記憶して信頼性を高めるものはRAID1 のことであり、解答イ はRAID1の説明であるため適切ではない。 ・RAID1とは 同一のデータを同時に複数のHDDに書き込み、信頼性を向上させる 技術である。 解答ウについて 主記憶容量を越える大きさのプログラムでも動作させることのできる仕組みは、 仮想記憶方式のことであり、解答ウ は仮想記憶方式の説明であるため適切では ない。 ・仮想記憶方式とはHDDなどの補助記憶装置の一部を仮想的な主記憶装置とみな して使用することにより、見せかけ上のメモリの容量拡大をするものである。 そのため、主記憶の容量よりも大きな容量を必要とするプログラムでも実行でき る。 解答エについて 主記憶を複数のブロックに分割することにより、同時アクセスを可能にするもの は、メモリーインタリーブのことであり、解答エ はメモリーインタリーブの説 明であるため適切ではない。 ・メモリーインタリーブとは主記憶の高速化の技術の一つで、主記憶を複数のバ ンクと呼ばれる単位に分け、バンクを横切るようにアドレスを決め、連続したア ドレスのデータに並行してアクセスすることで高速化を実現することができる。 バンク0  バンク1  バンク2  バンク3     --------- --------- --------- --------- アドレス | 0 | | 1 | | 2 | | 3 |   --------- --------- --------- --------- アドレス | 4 | | 5 | | 6 | | 7 | --------- --------- --------- --------- | | | | | | | | - . - - . - - . - - . - | . | | . | | . | | . | - . - - . - - . - - . - | | | | | | | | --------- --------- ---------- --------        ↑ ↑ ↑ ↑    ↓     ↓ ↓ ↓ ------------------------------------------ | CPU | ------------------------------------------ 上記のことから解答アが正解である。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p22 p29  技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p32  株式会社 翔泳社 日高哲朗 著 2009年度版「情報処理教科書 基本情報技術者」p103 web 「IT用語辞典 e-Words」   標本化  キャッシュメモリ  【cache memory】 http://e-words.jp/w/E382ADE383A3E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html ------------------------------------------------------------------------------- 平成22年度 春期 問60 ------------------------------------------------------------------------------- ある音をコンピューターのファイルにデータとして記憶するとき、符号化ビット 数を8ビットとしている。符号化ビット数を16ビットに変更し、同じ音を同じサ ンプリング周波数で記憶したときの説明として、適切なものはどれか。 ア 音の振幅をより細かく記憶できる。 イ 記憶時間が同じ場合、データ量は少なくなる。 ウ 記憶したデータの加工に必要なCPUの負担は減る。 エ 記憶できる周波数の上限が高くなる。 解答アについて 符号化のビット数を8ビットから16ビットに変更しているため、8ビットの際の 256パターンから16ビットの際の65536パターンへ表現できる領域が増えているた め、音の振幅をより細かく記録できるので解答アの説明は適切である。 解答イについて 符号化のビット数を8ビットから16ビットに変更した際に表現できるパターンが 増えたことでデータの量は多くなるので解答イの説明は適切ではない。 解答ウについて 符号化のビット数を変更したことにより、記録したデータの量は多くなっている のでデータの加工に必要なCPUの負担は増えるので解答ウの説明は適切ではない。 解答エについて 同じ音を同じサンプリング周波数で記憶しているため、記憶できる周波数の上限 が変化することないので、解答エの説明は適切ではない。 上記のことから解答アが正解である。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p98 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p141 ------------------------------------------------------------------------------- 平成22年度 春期 問73 ------------------------------------------------------------------------------- PCの画面表示の設定で、解像度を1280×960ピクセルの全画面表示から1024×768 ピクセルの全画面表示に変更したとき、ディスプレイの表示状況はどのように変 化するか。 ア MPEG動画の再生速度が速くなる。 イ 画面に表示される文字が大きくなる。 ウ 縮小しないと表示できなかったJPEG画像が縮小なしで表示できるようになる。 エ ディスプレイの表示色数が少なくなる。 解答アについて 解像度を低く変更したことで表示できるドット数が少なくなり、画面の細かさの 度合が低くなるので画面の表示速度は早くなるが再生速度は速くはならないので、 解答アは適切ではない。 解答イについて 解像度を低く変更したことで表示できるドット数が少なくなり、画面の細かさの 度合が低くなるので画面の表示できるサイズが狭くなる分、表示される文字は大 きくなるので、解答イの説明は適切である。 解答ウについて 縮小しないと表示できなかった画像を縮小無しで表示するには解像度を上げて、 画面に表示できる領域を広げる必要性があるため、解像度を下げているこの問題 では、解答ウは適切ではない。 解答エについて 解像度は画面に表示できる画像の細かさの度合のことであり、表示色数とは関係 がないため、解答エは適切ではない。 上記のことから解答イが正解である。 参考文献 技術評論社 栢木厚 著 平成22年度「栢木先生のITパスポート試験教室」 p41 技術評論社 五十嵐聡 著 平成22年度「ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集」 p37 web 「IT用語辞典 e-Words」   解像度  【resolution】 http://e-words.jp/w/E8A7A3E5838FE5BAA6.html -------------------------------------------------------------------------------