情報処理基礎論 a
第2回
データの種類 / アルゴリズムとプログラミング
「情報理論 」
(講義ノート)
情報を物理学における統計力学とからめて議論した分野がある。
情報理論 Information Theory
Shannon の「通信の数学的理論」により始まった。 情報の通信とは、ある地点での情報を別の地点で再現することであると提唱した。 50 ページほどの論文である。概念を導入しながらなので、そこそこ読みやすい。
情報エントロピー: 情報の確率変数による計測
情報源符号化
伝送の伝達情報量
伝送路容量
伝送路符号化
情報の基本単位
bit
ブラックホールの物理でも情報エントロピーを議論する。
オートマトン automaton
「自動化人形」、同じように入力された情報について、 出力の情報が関数により異なる仕組みのこと。 このとき、関数は状態の違いで変化するため、出力の情報が異なってくる。
命題
記号論理学、数学で使う。誰が読んでも意味が明瞭であるような、端的な文章の こと。
符号理論 Coding Theory
情報を符号化して通信するときの効率性、信頼性の評価をする理論のこと。
データ圧縮形式: 効率性
誤り検出訂正の符号: 信頼性
形式言語
記号を導入し、それらを規則化する。規則化された記号の集合のこと。
計算量
プログラムの実行開始から終了までのアルゴリズムの性能比較により判断される。 小さいアルゴリズムのほうが優れている。
時間計算量: かかる時間
領域計算量: 占有する記憶領域やファイル領域のこと