第1回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:今野雅士 学籍番号:c108073A 語学クラス:ロシア語 コース(系):経営 問65 IPアドレスに関する記述のうち、適切なものはどれか。 正答 エ ア 192.168.1.1 の4バイト表記のIPアドレスの数は、地球上の人口(約70億)  よりも多い。 4バイト表記の組み合わせは255×255×255×255が最大なので、42億 2800万通りの組み合わせしかないため70億には足りない。よって誤り。 イ IPアドレスは、各国の政府が管理している。  IPアドレスの管理は政府とは別に、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)に委託された世界5地域のアドレス 管理団体RIR(Regional Internet Registry)が管理している。よって誤り。  IANAはインターネット上で利用されるアドレス資源(IPアドレスやド メイン名)の標準化や割り当てを行う団体である。 ウ IPアドレスは、国ごとに重複のないアドレスであればよい。  アドレス=住所と考えれば国関係なく重複してはならない。各パソコンに 割り振られたIPアドレスは世界でただ一つの番号である。よって誤り。 エ プライベートIPアドレスは、同一社内などのローカルなネットワーク内であ れば自由に使ってよい。 外部から利用できない(会社内のみ)プライベートネットワークにおい て自由に使用できる。よって正解。 問66 セキュリティ事故の例のうち、原因が物理的脅威に分類されるものはどれか。 正答 ア ア 大雨によってサーバ室に水が入り、機器が停止する。 災害や機器の故障が物理的脅威に該当する為、正解 イ 外部から公開サーバに大量のデータが送られて、公開サーバが停止する。 DoS攻撃(Denial of service attack)の説明なので技術的脅威為の説 明である DoS攻撃とは、サーバなどネットワークを構成する機器へ攻撃(メール の大量送付など他多数)すること ウ 攻撃者がネットワークを介して社内サーバに侵入し、ファイルを破壊する。 不正アクセスの説明かつ技術的脅威の説明である。  不正アクセスとは、あるコンピュータの正規のアクセス権を所持して ない人が、ソフトウェアの不具合などを悪用してアクセス権を取得し、 不正にコンピュータを利用、又は試みることである。 エ 社員がコンピュータを誤操作し、データが破壊される。 操作ミスは人的脅威の説明である 人的脅威は他に情報の改ざん、ソーシャルエンジニアリングが挙げられる。 ソーシャルエンジニアリングとは、人が通常行動する中で個人や企業の 重要な情報を入手すること。 問67 フールプループの考え方として、適切なものはどれか。 正答 エ ア 故障などでシステムに障害が発生した際に、被害を最小限にとどめるように  システムを安全な状態にする。 フェ−ルセーフの考え方なので誤り。 身近な具体例として鉄道が挙げられる。連結が解けた際に各車両にブレー キがかかる仕様となっている。 イ システム障害は必ず発生するという思想の下、故障の影響を最低限に抑える  ために、機器の多重化などの仕組みを作る。 フォールトトレラントの考え方なので誤り。 電源を多重化して停電に備える、航空機のエンジンの設計など「故障許 容力」としての考え方である。 ウ システムに故障が発生する確率を限りなくゼロに近づけていく。 フォールトアボイダンスの考え方なので誤り。 失敗や障害の要素を完璧な精度にしたり十分に訓練したりするなどして、 失敗や障害の発生を防ぐ事 エ 人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する。 フールプルーフの説明なので正解 問57 フラッシュメモリを用いたSSD (Solid State Drive)は、ハードディスクの代わりと   して期待されている記憶装置である。このSSDを用いるときに留意するべき点はどれか。 正答 ア ア 書込み回数に上限がある。   SSDには書き込み回数が何十万から何百万回という上限が設定されてい るため、正解。 イ 書込みより読出しが遅い。 ディスクメディアでのシークタイムに当たる部分が存在しないので読出し の方が早い。よって誤り。  ウ 振動や衝撃に弱い。 稼働部がないため振動や衝撃に強い。よって誤り。 説明はハードディスクを指している。 エ ファイルの断片化による性能悪化が著しい。 ハードディスクにおけるフラグメンテーションの事。よって誤り。 ファイルが断片化するため、ひとつのデータがディスクのあちこちに 存在する状態になる。読み込みの際にディスクヘッドを多く動かさなけ ればならないためファイルアクセスが遅くなる&ディスク装置の寿命を 縮める恐れがある。  問61 コンピュータシステムが単位時間当たりに処理できるジョブやトランザク   ションなどの処理件数のことであり、コンピュータの処理能力を表すものは   どれか。 正答 イ ア アクセスタイム 記憶装置や周辺機器に読み出しを要求した時点から、データの転送が完 了するまでの時間を指す。よって誤り。 イ スループット 単位時間当たりの処理量を表す用語なので正解 ジョブとは処理する仕事の単位のこと トランザクションとは関連する複数の処理を一つの処理としてまとめたもの ウ タイムスタンプ ファイルにおける作成、更新、最終アクセス日時などの『日時情報』のこと よって誤り。 エ レスポンスタイム コンピュータに処理要求を出してから出力が始まるまでの時間のこと。 応答時間とも呼ばれるため誤り。 問71 スパムメールの説明として、適切なものはどれか。 正答 ア ア 受信者の承諾なしに無差別に送付されるメールのこと スパムメールの説明なので正解。 缶詰のスパム(SPAM)を用いたアメリカのコメディ番組が名称の由来 『スパムの多い料理店』が挙げられる。数が多いと迷惑なことを示す イ 特定の目的も下にあらかじめ登録した参加者全員に同じメールを配信すること メーリングリストの説明なので誤り。 主に特定の話題に感心を持つグループなどで情報交換をする場合に利用 されることが多い 例として商店からの特売メール送付が挙げられる ウ メールの受信者が複数の相手に同一内容のメールの送信や転送を行い、受信者が  増加し続けるメールのこと チェーンメールの説明なので誤り。 チェーンメールの特徴としてはメールの語尾に『このメールをx人に送ってください』 と書かれていることが挙げられる。 インターネット上ではスパムの一種とされる(ネットワークへ負担を掛けるため) エ メールやWebページを用いてメッセージを書き込み、不特定多数の相手と情報交換が  できるコンピュータを用いたメッセージ交換システムのこと 電子掲示板(BBS)やネット上のニュースのことであるので誤り。 BBS(Bulletin Board System)とは、コンピュータネットワークを使用した 環境にて、記事を書き込む、閲覧、コメントを付けられるようにした仕 組みである。 参考資料 技術評論社  著者  五十嵐聡 発行者 片岡 巌 平成21年度【秋期】 ITパスポート試験 対策問題集 株式会社インプレスジャパン 著者  間久保恭子 発行人 土田米一 徹底攻略 情報処理シリーズ かんたん合格 ITパスポート試験過去問題集 Web 平成21年度秋期・ITパスポート過去問・解説 http://www.kazutxt.com/new/IP/h21f/a61-80.html