目標を設定し、最終段階を作ってから、細かいところを詰める必要がある。 ユーザーは設計者と全く考えが異なる。 変数のとりうる可能性を作成途中で調べながら作るとよい。 販売する段階では変数表示を取り去るが、 作成段階では必ず変数を printf 文で表示させながらプログラミングする。 変数のとりうる可能性を調べながら作ることを debug という。
計算機は、人間が作成したプログラムをひたすら実行するだけの存在である。 計算機は計算があっているかどうか判断しない。 実際の計算と計算機が出した数値があっているかどうか調べるとき、電卓のほかに、 コマンドライン bc -l が使える。3,4,5,6 という 4 つの数値の平均値を調べたいとき、
% bc -l(リターン) (3 + 4 + 5 + 6) / 4(リターン) 4.50000000000000000000 quit(リターン)
とする。終了は quit と入力する。bc -l を使うと、 結果を予想したり、どのように考えていくか、計画を立てながらプログラムを作成できる。 また、計算の結果を調べながら実行結果について考察することができる。