何かさせたいときに使うもの

何かさせたいときに使うものを Method という。 Object 指向のプログラミングとは、 人間が行いたい動作を、Method を組み合わせて作り、 計算機にさせたい名詞を、変数として名前を与え、 人間が行いたい計算を実行することである。 目的が最初にありき、であるため、 Object 指向と呼ばれる。Method がいわば単語の集まりであるため、 プログラミングが短くて済む。< Method を自分で作成することもできる。これは後期で学ぶ。 前期は、 いくつかの method を覚えて、 自由にプログラミングできるようになることが、 目標である。

変数に入るもの

Method で実行することを教えるが、実行した結果を入れておくものは、 変数である。変数に入るものは、数値 または 文字列 のどちらかである。

数値:    変数 = 数値
文字列:  変数 = "文字列"

とプログラムに書くと変数に代入される。 数字の羅列も文字列である。 ユーザが入力したものは、 数値か文字列か計算機は判断することができない。 よって、 プログラム内で数字の列が数値である と教える必要がある。

入力した文字列の切替について

文字列では計算されないので、 文字列を整数、小数点、変数に切り替える。to_i, to_f などの文字列を切替える method を使う。

"to integer" : to_i     # 文字列を整数へ
"to fraction" : to_f    # 文字列を小数へ
"to string" : to_s      # 文字列(あるいは数値を)文字列へ

本日の講義目次 / 基礎プログラミング I / 2007 年度

Madoka Nishimura <madoka@e.koeki-u.ac.jp>