LaTeX ファイルは、PDF 文書を作るときに必要なプログラムである。
文書作成の基本は、以下のようになる。
\documentclass{jarticle}
% ヘッダ部分。プリアンブルという。
\begin{document}
% 書きたい内容。
\end{document}
プリアンブルには、文書の効果について記す。 命令の書き始めと書き終わりは \begin{}-- \end{} である。
一行目には
\documentclass{文書の種類}
とする。\documentclassで TeX 文書であることを示す。文書の種類は jarticle "日本語の記事" とするが、 その他の文書クラスもある。
\begin{} % 命令の書き始め
\end{} % 命令の書き終わり
文書の書き始めと書き終わりは、document (文書) を指定する。
\begin{document} % 文書の書き始め
\end{document} % 文書の書き終わり
プリアンブルの書き始めは Japanese ARTICLE (日本語の記事)を書くので、準備せよ、 という意味である。
% は、LaTeX におけるコメント文である。
dtd02.tex を作ってみよう。
\documentclass{jarticle}
\begin{document} % 文書の書き始め
名前
クラス
学年
系とゼミ
語学クラス
\end{document} % 文書の書き終わり
を書いてみよう。
Emacs 向けのソフトウェアがいくつも知られている。 日本人が作っていて、日本語の取扱いを主眼において設計されているものもある。 例えば、電子メールソフトの Mew は 山本和彦氏 (IIJ 研究所) が中心になって開発している。
LaTeX を Emacs で編集するのに便利な機能を搭載させたソフト "野鳥" は、 Windows 版にも拡張され "雷鳥" として知られる。このプログラムを制作したのは、 本学の広瀬雄二先生である。
LaTeX では、{} で閉じる命令が非常に多い。{ を打つと同時に
{} と打ったように表示してくれる機能があり、頻出の
\begin{}--\end{}
は Ctrl-c b {決まり文句} で
\begin{決まり文句}
\end{決まり文句}
と打ち出してくれる。